福島県須賀川市出身の著名人といえば?
ディーン・フジオカ!
以前その事実を知ったとき、衝撃を受けました。
ディーンのディの字も出てこないような、素朴な町、須賀川市からディーンが誕生しただなんて(´⊙ω⊙`)
ーー
改めまして、ディーン・フジオカ以外で須賀川市出身の著名人といえば?
ウルトラマンの生みの親、円谷英二監督!
ということで、本日は円谷英二メモリアルマラソン大会、ハーフの部を走ってまいりました!
あ、間違えました、円谷違いで、円谷幸吉メモリアルマラソンでした(・ω・)
tsuburaya-marathon.com
いやですねー、須賀川が円谷英二監督の故郷でガンガン、ウルトラマンを推しているのはよく分かってるんですが、それにしてもこの大会、幸吉感よりも英二感の方が勝っていました。
ーー
さてさて、10月の福島はハーフマラソンの大会が目白押し!
一昨年、10月第1週開催の会津若松市鶴ヶ城ハーフマラソンを走り、昨年、10月第3週開催の猪苗代湖ハーフマラソンを走りました(どちらもマラソン百選に入る大会です)。
ということで、今年は東京オリンピックの気運が高まっていることも相まって、福島県人なら円谷幸吉のことを知っておかなければと思い、本大会にエントリー。
しかし、先々週の復興マラソンのあと、走るぞーという気持ちは高まったものの、仕事がしんどくてほとんど走っていませんでした(>_<)
いや、走る時間を全くつくれないかといえばそうではないんですよね~。はぁ~。
ソツケンのあとからスピード練習らしいものを全然してなくて、6月のさくらんぼ東根ハーフ以降、ハーフをがっつり走っていません。
ハーフってどんなかんじで走るんだっけ?っていうかんじです。
さらに、大会前日仙台で知人の結婚式(二次会から)に参加予定。
さらにさらに、昨年の本大会のランネットの評価を読んでみると、「アップダウンがきつい」「記録を狙うレースではない」とのこと。
以上、いいわけを散々垂れ流したところで、本日のレースプランはもてる力をしっかり出し切って、次の茂庭っ湖マラソンにつなげようということにしました。
キロ4:30~20で1:35:00を切れれば上出来だろう、コースや天候次第だとそれも微妙かも、でもがんばろう、という心づもりで臨みました。
あんまり気合いを入れないかんじです。
そんなスタンスが結果的に悪くないタイムにつながりました。
ーー
10月15日(日)
4:30 起床@仙台の実家
前日の結婚式二次会・三次会は、飲むには飲むものの奇跡的に最後まで自制心を保つことができました(前回の結婚式では飲み過ぎて終電で2駅乗り過ごした)。エラいぞ、自分!
朝食は、バナナ1本、うどん3分の1玉。
前回の復興マラソンで胃痛が辛かったので、ビビって早めにかつ少なめに食べました。
5:30 仙台の実家を出発
車で須賀川に一気に向かいます。
途中、コンビニで、さすがに朝食食べなさ過ぎと思って、ウィダーインゼリーとアルフォートミニを買って、ちょこちょこエネルギー補給。
須賀川インターを降りるとすぐに会場の須賀川アリーナ。
でも、駐車場はここではないので、もどかしさを感じつつ、ここから車で5分ほどのところにある牡丹園へ。
7:30 牡丹園駐車場到着。
牡丹園にいた牡丹姫像。
荷物をまとめて、シャトルバスへ。
シャトルバス、さっそくウルトラマン!
シャトルバスに乗ると、練習会でご一緒しているIさんが(Iさんはブロガーではありません)!
こんなところでお会いできるとは!(Iさんもエントリーしているということが完全に頭から抜けていた💦)
復興マラソンでは、全然会えなかったので、今回は早い段階でお会いできてよかった(´∀`)
しばらく待って、バス出発。
8:06 須賀川アリーナ到着。
ゴール地点の前でバスを降りて、アリーナへ。
さっそく準備します。
荷物預かりはありませんがアリーナ内にロッカー(100円戻るタイプ←これマジありがたい)があります。
公式サイトによれば、男性ロッカーが360個、女性ロッカーが390個(男性ロッカーの方が少ない)。これは早い者勝ちだろうと思い、すぐロッカーに向かったところ、割と空いてました。
更衣室はかなり狭いですが、体育館スペースが解放されているので、そこで広々準備できます。
ロッカーの鍵は事務室で預かってもらえます。
Iさんとお話ししたりして、分かれてトイレに行ったり、会場をふらっとしてスタートまでの時間を過ごしました。
隣接する文化センターも開放されているので、トイレも十分あり、トイレ待ちの時間が全くないわけではありませんが、トイレ待ちで相当の時間がつぶれるということはありませんでした。
須賀川市マスコットキャラクター、ボータン!
ウルトラマン!
後ろの横断幕は幸吉でホントにあってるの?
バルタン星人!
須賀川市を流れる釈迦堂川。河川敷でランナーがアップをしています。
天気がいい日にランニングしたら気持ちよさそうです。
ーー
ということで、スタート時間が近づいてきたのでぼちぼち整列。
選手集合場所のすぐそばに仮設トイレがあります。いい位置!
15~30分刻みのタイム位置にスタンバイ。
Iさんは陸連登録者ということで、最前列へ。僕は1時間30~45分のゾーンの最後尾へ。
スタートが近づいてきました。
9:30 スタート!
スターターは、特別招待選手の柏原竜二選手。かろうじて写っています。
天気は、復興マラソンの時とは打って変わって、ドス曇り。気温は14℃。はてブロTに短パンといういつものスタイルなんですが、かなりひんやりします。
復興マラソンの時の写真
復興マラソンの天気のよさのきたら、あーた。。同じ10月とは思えない。。
ということで、ここでコースのご紹介。
高低図みても全くコースのイメージがわきません!
須賀川はそんな山深い町ではないんですが、常に上ってるか下ってるかんじのコースでした。
ハーフの部の参加者数は男女合わせて633名、スタートして、渋滞は全くなし。
このぐらいの規模感が好きです。
さてさて、今回のレース、それほど気合いを入れてないということもありまして、前回のフルではジェルを入れていた腰ポケットに、今回はスマホをイン!
目指すは、kojiさん(id:k-nisi)の松本マラソンレポのような写真をふんだんに使った臨場感にあふれ、かつ沿道の温かさが伝わるレースレポ!!
k-nisi.hatenablog.com
すみません、勝手ながらお手本にさせていただいておりますm(_ _)m
ちょびのスマホカメラの腕が鳴るぜ!
さっそくピンボケ!
一応うまく撮れた
どんなアップダウンが待っているかよく分からなかったので、前半はそこそこ速いと感じるけど無理のないペースを意識して走ります。
心配していた胃の調子は、やはりモヤモヤを感じるものの、痛みを伴うことはなく、後半は走るので一生懸命で胃のことは忘れていました。
そして、沿道には応援が途切れなく続いて大変ありがたいです。
2キロ過ぎ、須賀川駅から続く市街地のメインストリート的な道路を走ります。
このストリートは、歩道にウルトラマンやウルトラマンに出てくる怪獣の像がいくつか置かれているのが特徴。これはしっかり写真に収めなければ!
何の怪獣か分からない。
ウルトラマン、かろうじて撮れた!
そして、何かを伝えたかった写真。
3キロ付近、翠ヶ丘公園という大きな公園沿いの下り坂を走っていたところ、グランシア須賀川という結婚式場のスタッフさんたちの応援。
みなさん声を出してがんばれーと応援している中に、1人、ミッキーのかぶり物で顔から下は普通にはっぴを着て太鼓をならしている者が!
久しぶりに中国の石景山遊園地を思い出しました。
これで顔から下が普通の格好。
今日一のインパクト☆
下りでペース上がっていたのもあって、写真を取り逃してしまった(>_<)
わたしとしたことがっ!
一生の不覚!
あ~この衝撃が全く伝わらない。
復路でまた会えるだろうと期待しましたが、復路は微妙にコースが違っていて会えませんでした(>_<)
激しく後悔!
このためだけに来年も出ようかなー
ということで、6キロ過ぎからは空港道路といわれる幹線道路に出ます。
それまでちょくちょく続いたアップダウンが、ここからはひとつひとつが大きく長いものになってきます。
沿道の応援も少なくなってきました。
前方にでかい坂が見えて心が折れることを伝えたかった写真。
4,5キロそんなコースが続いて、幹線道路の脇に出ます。
もう少しで折り返しになることを伝えたかった写真。
そして、何かを伝えたかった写真。
11キロ過ぎの折り返し地点に来たことを伝えたかった写真。
折り返しまでわりといいペースできています。
折り返してから小雨が降ってきました。
残り6キロくらいのところで、あれ、このままがんばれば90分切りできるんじゃねということに気づきました。
アップダウンがきついから脚がもつか分からないけど、このままいけるところまでいってみよう!
ということで、ここからタイムを意識!写真撮影、放棄!
そう、もともと僕にはカメラセンスなかったんだ!
どこかで脚が売り切れるだろうと思いつつも、なんとか脚がもってくれています。
市街地の道路に入ると、残り2キロの表示。この頃には小雨はいつの間にかやんでいました。
すると、沿道から「●●さん!がんばれ!」と僕の名前を呼ぶ声が。
え!だれ!知り合い!?仕事関係の方!?個人的に応援され慣れていないので普通にびっくりしました。
コース誘導のボランティアさんが、大会冊子をその場で見て確認して名前を呼んで応援してくれたものでした。
これはうれしいです!
あざーっす!
残り1キロ、もうアップダウンはないかと思いきや、微妙な上り。
うわーん、最後にやめてー
でも最後の曲がり角を曲がるとゴールゲートまでまっすぐ、なだらかな下りの一本道。
全ての魔力を解き放つ!
マダンテ!
猛ダッシュ!
ゴール!
残り2キロは時計に目もくれず必死に走りました。
さてさて、結果は~
1時間29分30秒(本大会はグロスタイムのみ)
90分切りできたー。よかったー(*´∇`*)
上りと下りを次々繰り返すので、1キロごとのペースもバラバラです。
ーー
さて、ゴールの後も一気に書いちゃいますので、もうしばしお付き合いを。
完走証を受け取った後、一口饅頭となめこ汁をいただきます。
まんじゅう、ありがとうございます!
なめこ汁ありがとうございます!
紙コップサイズです。
そして、Iさんのもとへ。
すでに着替え始めているIさん。
タイムどうでしたかー?と聞くと、
1時間23分とのこと。
は~や~す~ぎ~
練習熱心なIさん、靴を履き替えようとしたとき、足先が痛々しく、爪が死にまくっているのがとても印象的でした(靴があってないそうです)。
Iさん曰く、この大会は東京マラソン準エリート提携大会で、全体的にレベルが高いとのこと。
後から確認してみたら、陸連登録+ハーフ男子1時間21分以内で東京マラソンに出られるんですね。Iさん、もう少し!
Iさんとしばらく話した後、僕この後メモリアルホール見ていきますんでーということでお別れしました。
そして、僕は須賀川アリーナの一角にある円谷幸吉メモリアルホールへ。
もはや説明不要と思いますが、円谷幸吉は、福島県須賀川市出身、1964年東京オリンピック、マラソンで銅メダルを獲得、しかしその後、自衛隊体育学校校長の交代、婚約の破談、オーバーワークによる故障等苦悩に見舞われ、1968年1月、自らカミソリで右頸動脈を切り、27歳の若さで死去。
そんな円谷選手の偉業を称え、円谷選手に続く世界にはばたく選手を育成しようというのがこの大会の趣旨なのです。
この機会にメモリアルホールに行ってみました(入館料無料)。
入るとさっそく、きさくな館長さん的な方がいらして、今日はどうでしたかーなどと声をかけていただきます。
ちょび「アップダウンがきつかったです。それなりによく走れたと思います。ちなみに写真はとっても大丈夫ですか?」
館長的な方「個人的なかたちであれば」
ちょび「はい、個人的なかたちですね。」
ということで、おそらく自分しか読んでる人はいないであろう日記にのせるというもっぱら個人的なかたちで撮った一枚(メモリアルホールのHPにものっているものなので大丈夫だと思います。たぶん。)。
円谷選手は、色紙を依頼されると必ず忍耐という言葉を書いていたそうです。
館内は展示品が数十点あるほか、6分間の映像が上映されており、10~15分ぐらいでまわることができるこじんまりとした施設ですが、円谷選手の短い人生に思いを馳せるには十分な内容です。
特に自筆の遺書は一見の価値があります。
銅メダルという立派な結果を残してもなお、周囲へ申し訳ない、申し訳ないという言葉を繰り返し、「父上様 母上様 幸吉はもうすっかり 疲れ切ってしまって走れません」の言葉。胸に迫るものがあります。
そして、円谷選手のライバル的な立場にあったのが、特別招待選手として今回は5キロを走られたという君原健二さん。
ちょび「このホールに君原さんもこられたんですか」
館長的な方「きましたよ。君原さんは本当に真面目な方で、毎年こられてお墓参りもされていくんです。九州に住んでいらっしゃるんですけどね。ボストンも完走されてねー。ちょっと今年は腰が曲がられたかんじがしましたねー。」
ちょび「君原さんも本当にすごい方ですよね。」
円谷選手の偉業に思いをはせるとともに、君原さんが走り続ける理由も垣間見れたような気がしました。
須賀川アリーナのご案内-円谷幸吉メモリアルホール / 公益財団法人 須賀川市スポーツ振興協会
ーー
さてさて、メモリアルホールを出まして、シャトルバスで牡丹園に戻ります。
このへんのバス移動も全くストレスなし。余裕がありすぎるくらいバスが用意されていました。
牡丹園に戻り、その向かいがお土産屋さんだったので入ってみました。
やはり目につくのはウルトラマングッズ。
おくすり手帳を使いたくないという一心で病院に行かなくて済むという究極の健康法。
ダダの梅酒。
売切れだったのがとても残念でした。
見えにくくて申し訳ないんですが、梅を採るところからダダがちゃんと作ってます。
モンドセレクション最高金賞とってる。すげーな、ダダ。
お土産屋さんを後にして、須賀川で有名なラーメン屋さんへ。
かまや食堂
中華そば大盛り(730円)
90分切れたから今日は煮卵(150円)つけちゃお
tabelog.com
そしてそして、温泉へ~
大人 入浴料 300円
年季が入った建物で市民のたまり場的なところでした。
すごいヌルヌルした独特のお湯でした。
www.city.sukagawa.fukushima.jp
ということで、温泉で疲れを癒やしておうちに帰りましたー
ーー
最後にこの大会のまとめ
【よかったところ】
・バス移動や荷物、トイレ、整列、どこをとってもストレスなし。
・規模がちょうどいい。
・名前を言ってくれる応援
・アップダウンで鍛えられる
【気になったところ】
・スタートラインがどこか分からない。ライン的なものがない。スタート地点という案内板の前に人がいて見えない状態でした。(記録はグロスのみなのであんまり関係ないといえば関係ない)
・今日のような天気なら問題ありませんが、エイドはもう少しあってもいいような。。なお、フードエイドなしの基本的に硬派なレースです。
自分の走りとしては、次回のフル、11月の茂庭っ湖に向けていい弾みになったように思います。茂庭っ湖はアップダウンがきついので、正直茂庭っ湖でサブ315とは考えていないんですが、少しでもサブ315に近づけるよう準備していきたいと思います。
そして、走りながら写真を撮るのは本当に難しいです。上下動を相当おさえないとダメですね、写真を撮りながら走ることで理想的なフォームになれるかも。
ということで、勢いで一気にまとめさせていただきました。
色々な内容を盛り込んで、まとまりのない内容になってしまいましたが、須賀川市のことや円谷選手について知っていただけたならば幸甚です。
長文ご精読いただき、ありがとうございました!
おしまい。