ちょびの走りっこ記録

サブ3目指して走ってます!

第9回いわきサンシャインマラソンふりかえり【その4】ゴール

 

レポ続きです。

前回まで→

第9回いわきサンシャインマラソンふりかえり【その1】スタートまで - ちょびの走りっこ記録

第9回いわきサンシャインマラソンふりかえり【その2】前半 - ちょびの走りっこ記録

第9回いわきサンシャインマラソンふりかえり【その3】後半 - ちょびの走りっこ記録

 

ーー

 

30キロ通過

 

30キロ通過時点で、タイムは2:08:34

サブ3ペースから約1分の遅れ。

 

どんどんペースが落ちてきていました。

ただ、このままキロ5ペースまで落ちても3時間10分切りでゴールはできるかもしれない、PB更新としては十分かなーなんていう思いがよぎります。

ただ、去年は最終的にキロ6ペースまで落ちたので、身体の状態からして、ちょっとでも気を抜けばキロ6ペースまで落ちてしまうと思いました。つまり、キロ5ペースを維持するのも難しいんじゃないかと。

そいうことで、とにかく気持ちを切らさずに、今走れるペースをできるかぎり維持する、キロ5ペースまで落ちないように粘る、そんなことを考えて走っていました。

 

10キロおきにとっていたジェル、最後のひとつ。

最後はもちろん、カフェインたっぷり、ショッツです。

30キロ過ぎの給水で流し込みます。

 

この前かな、ちっちゃい女の子たちのチアリーディングの応援もありました。

元気をもらって、よし、こっから、こっからー

 

そして、このコースで1番苦しい、通称「ふたこぶラクダ」に入ります。

 

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まず、のぼります。

 

もうかなり疲れているのもあって、壁みたいなかんじです。

 

事前に確認していた高低図からすれば、すぐ終わるんだろうなーと思っていましたが、なかなか終わってくれません。

 

カーブを曲がると今度は下りです。

 

上りで落ちたペースを下りで取り返します。

 

ここで、ブルーとオレンジのTシャツのランナーが僕の前に出ます。

 

そう簡単に抜かれたくないという負けん気でついていきます。

そうすると意外とついていけます。

このランナーをこの後の展開を踏まえて、オーティスと名づけることにします。

 

オーティスは、けっこう頻繁に時計をみています。

30キロを過ぎてもペースを落とすことなく走ってる、ちゃんとペース管理できる人だ。

こやつただ者ではない!

目標タイムはどのくらいか分からないけどオーティスについていけば間違いない。

しんどくなってきて、どこまでついていけるか分からないけど、この下りの区間はついていけるだろう。

 

約2キロ半の下りゾーン、ずっとオーティスについていきました。

 

そして、まもなく第2折り返し。来た道を戻ります。

 

f:id:chobi_chobi:20180216112904p:plain(公式サイトより)

 

太鼓の応援を受けて、のぼります。

 

35キロ通過
30~35キロのラップ 22:19(キロ4’27)

 

上り坂。

ここが一番しんどいところ、でもここさえ超えればゴールまで上り坂はなし。

正念場!

 

脳内BGMでUVER WORLDのPRAYING RUNをヘビーローテーション

 

まだ終わらせやしない

まだ止まらせやしない

 

さらに頭に浮かぶのは前日toshiさん(id:toshi1135)からいただいたコメント。

 

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ランナーとしてもブロガーとしてもオッペケペ―な僕をこんなに応援してくれるなんて。胸が熱くなりました。

 

もうサブ3に届かないのは分かっていました。

でも、負けじゃない。挑むことに意味がある!

本当の負けは、足を止めること、妥協した走りをすること、そんな走りはしたくない。

toshiさんはじめ、日頃からブログを読んでいただいているはてブロガーさんたちの応援に応えるためにも、1秒でも早くゴールしたい!

 

この10週間、風が強い日だって、雪の日だって走った。むしろ天気がいい日なんてほとんどなかった気がする。雪道でこけてケツを強打したこともあった。って言いながらトレミに逃げた日もあったさ。そんなこんな全部ひっくるめて、全てはこの日のためにやってきたこと!

 

キツくて、タイムとかペースとか頭で考えられなくなってきて、とにかく気持ちで負けたくないという一心で走ります。

 

 

オーティスとともに、ペースが落ちるランナーを抜いていきます。

 

途中オーティスと並走したり、オーティスを抜いたり、でもやっぱり前に出るオーティス。

 

往路に目を向けると、Iさん。

 

「ファイトーっす!」

 

この頃から、だんだんゲボち悪くなってきていました。ジェルが喉元にこみあげてくるかんじです。

 

ーー

 

話が逸れますが、ジェルの補給について。

僕は一般的なセオリーに従い、10キロおきにジェルをとって、30キロ地点では特にカフェインが入ったものをとります。

ただ、いつも思うのがこの30キロ地点でとるジェルがちゃんと吸収されてるのかという問題です。

もうこの時点になると、内臓も弱っていて吸収できているものなのかなーと。現に今回気持ち悪くなっちゃってますし、以前にもこうなったことがあります。

それでも、スタミナ切れが怖いのとカフェインの効果を信じてとるようにしています。ですが、Iさんがジェルの補給なし、エイドのフードのみで走っているというのを聞いて、それもありなのかなーと思いました。

今後、補給のしかたをいろいろ試してみたいと思います。

 

ーー

 

そんなゲボち悪さとも戦いつつ(即吐くとか、そういう深刻なレベルではありません)、足を進めます。

 

カーブを曲がると上り坂終了。

 

あーおわったー

 

もう坂でしんどい思いをすることはありません。

 

下り坂に入り、坂に身をまかせて走ります。そして、オーティスを抜きました。

 

あーようやく抜いたわー

 

難所、ふたこぶラクダ終了。

 

あとはゴールにまっしぐら。

 

とは行かず、ここからゴールまでの約4キロが長い長い。

 

ゴールに近づいているのは分かるものの、単調な道が続きます。足がいよいよ上がらなくなってきます。

去年もここでガクンとペースが落ちました。

 

40キロ通過

35~40キロのラップ 21:57(キロ4’23)

 

通過タイム 2:53:36

 

お!3時間5分切りいける!

 

GPSがズレまくっていたこともあって、フィニッシュタイムをまともに考えることができていませんでいたが、40キロ通過時点で、3時間5分切りを確信しました。

いや、これで5分切りしないわけにはいかんだろうと。

絶対5分切ったる!

 

ゴールに向かって気持ちは高まりますが、なかなか足が前に進んでくれません。

 

ペース落ちるー

 

ダメだー身体ボロボロー

 

ほぼ放心状態。慣性の法則で足が動いているだけというかんじです。

 

ゴールまでのこり500mの表示がでました。

 

やった、あともう少しだ!

 

すると、僕の横を通り過ぎるオーティス。

 

なぬ!?だいぶ前に抜いてかなり差がついていたと思ったのに!

 

いや、でももう僕に力はありません。

 

一番しんどいところで引っ張ってくれて、ありがとう。

あなたのおかげでここまで走ってこれました。

一緒にがんばることができてよかったです。

あなたになら喜んで前を譲ります。

 

さあ、お行きなさい。

 

ーー

 

いよいよフィニッシュゲートが見えてきました。

 

フィニッシュゲートが見えてくれば、気持ちとともに足も動いてきます。

 

よし!ラストの直線!

 

ゴールのアナウンスとともに大きな声援に包まれています。

 

持てる力を出し切ってダッシュ(っていうほどの速さじゃないですけど)。

 

あれ?オーティスに追いついた。

 

オーティス抜けるじゃん。

 

抜く!

 

はい、

 

This  is  裏切り!

 

ーー

 

(ここからウォーキングデッドが分かる人だけに通じる話になってしまいます。すみません。)

 

ウォーキングデッドシーズン2、第3話。

 

主人公リックの息子カールが負傷。カールを救うには手術が必要。しかし、手術に必要な酸素ボンベは、ウォーカーの巣と化した学校に行かなければ手に入りません。

学校に行くことになったシェーンとオーティス。

シェーンとオーティスは力を合わせて酸素ボンベを手に入れたものの、ウォーカーの群れに追われます。

ウォーカーから逃げる途中足を負傷したシェーン。歩くのもやっとの状態。

ウォーカーから逃げるシェーンとオーティス。

シェーンがもっている銃の弾はあと残りわずか。

あと数十メートル先にある車にたどり着くことができるか。

シェーンとオーティスを次々と追ってくるウォーカーたち。

足を負傷したシェーンに手を貸しながら逃げるオーティス。

ウォーカーたちに放っていた弾はとうとう残り1発。

もうこのままではウォーカーに追いつかれてしまう。

2人とも助からないかもしれない。

 

その時、シェーンがとった行動は・・・

 

「悪いな」

 

オーティスの足を撃つ!バーン!

 

悶えるオーティス、一人逃げるシェーン

ウォーカーのエサと化したオーティス、その隙に学校を脱出するシェーン

真夜中の学校に響きわたるオーティスの叫び!

 

ーー

 

ちょび=シェーン=クズ野郎

 

ラソンもウォーキングデッドも極限状態という意味では同じ世界なのかもしれません。

そんなときに人間の本性があらわれます。

自分は極限状態で平気で人を裏切る人間なのだと分かった時、自分で自分がおそろしくなりました。

 

とかいってー、

 

ま、勝負の世界ですから。

 

情けは無用。

 

ーー

 

そんなこんなでゴール!

 

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(ランフォトより)

 

おわったー!

 

コースに向かって一礼。

 

誘導に従って歩き始めようとしますが、膝に手をついて、しばらく動き出すことができません。

 

すると、視界に誰かの右手が。

 

え?

 

顔を上げると、さわやかな笑顔で握手を求めるオーティス。

 

お互いを讃え合って、握手するオーティスとシェーン。

 

 

こんな経験はじめてです。そして、ここではじめて気がつきました。

 

僕は一方的に引っ張ってもらっていたものと思っていましたが、お互いに引っ張り合っていたんだなと。

 

みやすのんきさんの本で読んだことある。引っ張り合いってやつだ(僕が引っ張った覚えは全くないんですが)。

 

もしかしたら、最後譲ってくれたのかもしれない。

 

いろいろな思いが錯綜して、でもうまく言葉にまとめられなくて。

 

シェーン「どうしても5分切りたいと思っていて、5分切れたのは引っ張ってもらえたからです。ありがとうございました!」

 

走っている間に何か話したわけでもないのに、言葉がなくても通じ合えるようなものがありました。

 

オーティスはさわやかな笑顔を残して先を行きました。

 

ーー

 

そして、僕はパイプ椅子にへたりこんで、スタッフさんにタグをとってもらいます。

 

にしても、引っ張り合いをした場合のゴールの仕方の正解ってなんなんだろうなー

 

そんなことを考えつつ立ち上がると目の前に、

 

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フラおじさんだ!

 

思わず、フラおじさんを抱きしめる、汗まみれ塩ふきまくりの31のおっさん。

 

フラおじさんに向かって一言。

 

「ありがとう」(いわきに対する感謝を込めて)

 

それを見て、ちょっと、というか、かなり引いてるまわりのスタッフ&ゴールしたランナー。

 

抱きしめ返してくれたフラおじさん、全てを包み込む包容力。

 

フラおじさんの優しさに包まれながら、あ~走り切ったんだ、僕。

 

完走証を受け取ります。

 

ーー

 

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応援ナビででるやつ。

 

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ラップです。ずれてます。

 

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ーー

 

ということで、ゴール編終了。

次回、ゴール後の出来事を書いておしまいです。

 

つづく。

 

 

 

第9回いわきサンシャインマラソンふりかえり【その3】後半

 

レポ続きです。

前回まで→

第9回いわきサンシャインマラソンふりかえり【その1】スタートまで - ちょびの走りっこ記録

第9回いわきサンシャインマラソンふりかえり【その2】前半 - ちょびの走りっこ記録

 

ーー

 

中間地点を過ぎました。

マグオンのグレープフルーツ味を投入。程よい酸味でリフレッシュ。

中間地点を過ぎて現れるのが、このコース屈指の難所、マリンタワーの坂!

 

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距離にして約500メートル、高さ50メートル弱といったところでしょうか。

坂を一気に駆け上がります。

 

f:id:chobi_chobi:20180215150504j:plainいわき市公園緑地観光公社より)

 

この坂で歩く人がけっこういます。

焦らずリズムよくあがろうと思い、せっせと足を前に出します。

まもなく坂の頂上が見えてきますが、なかなか頂上にたどりつきません。

一気に息が切れてきました。

キロペースが5分近くまで一気に落ちます。

坂、きっつ!

 

「もう少し!もう少し!」との沿道の応援を受けて登り切ります。

登り切ったところには、トマト、いちご、おにぎりなどなどステキなエイドの数々。

 

f:id:chobi_chobi:20180215155955p:plain(公式サイトより)

 

そんなエイドには見向きもせず(もったいない)、遅れたペースを取り戻すべく先を急ぎます。

 

上った分を一気に下ります。

このとき見える小名浜港の景色は壮観です。

 

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いわき市公園緑地観光公社より)

 

短いトンネルをくぐって下り終了。去年はこの辺りで突風が吹いて身体が押し返されて、下り坂なのにまともに前に進めないような状態でした。

でも今日はそこまでひどい風は吹いていません。

 

これなら大丈夫だろうと思いきや、下りきったところで足、重っ!

息もかなり乱れています。

 

この先、ららみゅう(大型観光物産センター)やアクアマリンふくしまなど、沿道の応援が盛り上がるゾーンに入りますが、明らかにまわりのペースが落ちていました。

 

今までまわりのペースに合わせるかんじで走ってきましたが、ここからは、そうはいかんざき!

自分の力でペースを維持します。

 

25キロ通過

20~25キロのラップ 21’07(キロ4’13)

 

小名浜港ゾーンへ。

 

f:id:chobi_chobi:20180215182550p:plain(公式サイトより)

 

ブラバンの演奏もありました。本日3回目。

「おどるポンポコリン」。

個人的にブラバンの演奏で「おどるポンポコリン」にあたる確率が高い気がします。「おどるポンポコリン」、ノリがいい曲なので嫌いじゃないんですが、「おどるポンポコリン」の歌詞ってどうなんでしょう?

ぴーひゃらぴーひゃらたったたらら、ぴーひゃらぴーひゃらたったたらら

何かメッセージがこめられているんでしょうか。

なんでもかんでもみんなおどりをおどってないし。

おなべの中からボワッとインチキおじさん登場したら超こわいし。ホラーじゃん!

 

ま、そういうことは気にせずリズムに乗って走りましょう。

 

しかし、ブラバンの演奏をもってしても、前に進むのがかなりつらくなってきました。

 

あーさっきまで余裕をもって走っていた、キロ4’15ペースがマリンタワーの坂を境にこんなにキツくなるなんて。

30キロ過ぎからが勝負と思っていたのに、30キロ手前でこんな状態だなんて。

 

サブ3ができなくて途中でつぶれたとしてもサブ3ペースで30キロ以上いけたという実績を残すことが、次につながる走りになると思っていました。

 

だから、後先のことは抜きにして、今この瞬間、このペースを維持する!

辛いのは気のせい!

 

しかし、GPSの表示は残酷です。

 

4’15、4’16、4’17、4’18・・・

 

27キロ以降、GPSがキロ4’15ペースを示すことはなくなりました。

 

無念。。

 

これが今の自分の実力か。。

 

小名浜港エリアを抜けると、工業団地に向かう大きな道路に出ました。

 

ランナー同士の間隔がだいぶあくようになり、単独走のような状態に。

 

まずい、まずい。キロ4’15を維持できなくなった精神的ダメージもあいまって、この状態だと一気にペース落ちちゃいそう。ていうか、落ちてる。

 

自分にあったちょうどいいペースの人がいない!

 

ダメだー、あーもうダメだ―

このまま一気にペース落ちるパターンだわー

おわったー

 

そんな中、沿道に目を向けると、

サンバ打楽器隊の演奏。

 

さらにー

 

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マカプーだ!

 

よし!がんばろう!

 

マカプーは東北電力のキャラクターです。

マカプーに元気をもらって気持ちを切り替えます。

 

まもなく30キロ。

 

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なんていう名前の橋か分かりませんが、この橋でこの日一番強い風を受けました。

 

風きっつ!

やめてーもー

 

30キロ通過

25~30キロのラップ 21:47(キロ4’21)

 

これからランナーを最も苦しめる難所、通称「ふたこぶラクダ」に入ります。

 

もー体力残ってないよー

 

つづく。

 

 

第9回いわきサンシャインマラソンふりかえり【その2】前半

 

レポ続きです。

前回→

第9回いわきサンシャインマラソンふりかえり【その1】スタートまで - ちょびの走りっこ記録

 

ーー 

 

9:00 スタート!

 

スタートはAブロック。

ただ、早めに整列していなかったので、なんか微妙なところからのスタートで、しかも、まわりにAじゃないゼッケンの人がかなりいます。

スタート後の渋滞はありませんが、明らかにペースが遅い。なかなか前に出られない。

イライラする時間が続きます。

 

1キロ走ってもペースを上げられないので焦ってしまいましたが、2キロもすれば走りやすくなってきました。

 

コースはまず、最初の8キロ、鹿島街道という道路を南下します。

沿道からさっそくたくさんの応援をいただきます。

序盤から私設エイドを見かけたりもします。

この大会は私設エイドがかなり多いと思います。街全体がランナーを応援しようという空気でみなぎっています。

 

だいたい3キロ過ぎくらい、

 

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ぴちょんくんだ!

 

沿道にぴちょんくんがいました。 

 

5キロ通過 

0~5キロラップ 20:55(キロ4’11)

 

スタートロスが約30秒あるものの、今回はスタートからサブ3ペースでどこまでいけるかというテーマで走っていたので、その30秒のことはあまり気にしません。

 

f:id:chobi_chobi:20180214192748p:plain(公式サイトより)

 

5キロを過ぎるとブラバンの演奏。

 

「負けないで」の演奏でした。王道。

 

第1関門がある8キロ地点から、鹿島街道を左折して上り坂。

 

沿道の応援は落ち着いてのどかな道路を走ります。

 

ペースを確認すると、4’09なんて数字が出てきます。

 

ダメダメダメ、緩い下り坂が続くのでついペースが上がってしまいますが、4’10切りは絶対やっちゃいかんと思っていたのでペースを抑えます。

 

10キロ通過

5~10キロラップ 20:55(キロ4’11)

 

だいぶペースを落とそうとしてるんですが、やっぱりアドレナリンですね。つい速くなってしまいます。まあ、許容範囲ということで。

 

メダリストのブドウ味を補給。ブドウ味が一番好きです。なんか最近メダリスト小さくなってません?

 

だいたい12キロ過ぎくらいで海が見えて海岸線にでます。

 

程よい日差しの中、海がそれほど荒れていない。いい傾向、いい傾向。

 

海岸線に出たので、少し風を感じるようになってきました。

 

トップとスライドします。

 

あ、吉田香織選手だ!

サンシャイン出てたんだ。なんかいろいろ出てますね、吉田さん。

小柄なのに、よくあんなに走れるもんだわー。

 

15キロ通過

10~15キロラップ 20’58(キロ4’11)

 

うーん、やっぱ速くなっちゃうなー。

 

この辺から大漁旗が出てきたり、応援に一層熱が入ってきます。

 

ブラバンの演奏も。

世界に一つだけの花」の演奏。

バラバラになった世界に一つだけの花。感慨深くなりました。

 

江名港に向かって進んでいきますが、この途中、去年はトンネルを通っていましたが、コース変更でトンネルを通らなくなりました。このトンネル付近にけっこうアップダウンがあった記憶なので、このコース変更はありがたい。

 

そして、第1折り返し地点の江名港へ。

 

f:id:chobi_chobi:20180214200849p:plain(公式サイトより)

 

応援というか、もう祭りってかんじです。

 

折り返します。

 

往路に目を向けて、Iさん、デビルマン、にんじん、TOMSAIさん、Oさんの順にスライド。みなさん順調な走りをされています。

 

デビルマンとにんじんが混ざりましたが、デビルマンとにんじんは去年僕の前を走っていたのをよく覚えていて、なかなか追いつくことができませんでした。

今回はデビルマンとにんじんよりだいぶ前を走っています。ちょっと成長を感じました。

 

ただここで気がかりなことが。

 

風。

 

折り返す前から風を感じていたので、折り返せば追い風になるのかなーなんて淡い期待をもっていましたが、その期待は完全にへし折られました。

 

けっこうな向かい風です。ただ、海風は覚悟していたのでおそれるには足りません、今のところ。

着々とペースも刻めています。

 

しかしながらですね、下のコース図のとおり、ざっくりとこの先ずっと風に立ち向かっていかないといけないんだと思うと、ペースを維持するのに自信がなくなってきました。

 

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僕は風があるときでも、あと何キロ行ったら追い風になるんだーという希望をもてれば走れるんですが、向かい風がいつまで続くか分からないとなるとダメになってしまいます。

 

お天気データを見てみたら、この日の風向きは西北西の風で、もろ向かい風というわけではなかったみたいなんですが、この後ずっと風にあらがっていたような記憶です。

まあ、去年の風の強さに比べれば今回はその半分以下だったような気がします。

 

ということで、今振り返ると既にこの時点で気持ちで負けちゃってたかなーと思います。

 

20キロ通過
15~20キロラップ 21’09(キロ4’13)

 

それまで抑えて走る感覚でしたが、その感覚はなくなってきました。

 

中間点通過 1:29:28

 

これから後半難所が続くのに、このまま前半と同じペースで走るのかー

 

って、この先のことを気にしても仕方ない。まず30キロ、東京30kで走り切れた30キロ、2週間前にできたんだから今日だってできる、このペースで行こう!

 

 

つづく。

 

 

 

第9回いわきサンシャインマラソンふりかえり【その1】スタートまで

 

速報記事等に訪問、コメントいただいたみなさん、ありがとうございました!

 

オリンピックやウォーキングデッドの続きが気になるため、中身が薄いレポになりそうですが、もしよろしければお付き合いください。

 

ーー 

 

2月11日(日)

 

4:30 起床

 

朝ごはん、おにぎり(ツナマヨ)、パン(2種のしっとりチョコスティック)、バナナ、カップのコーンスープ。そして、ガスター10を投入(前日の夜も)。

 

5:55 自宅を出発

 

車で聞くのはこちら。

 

TYCOON

TYCOON

 

 

もーアルバム買っちゃいましたよー

 

UVER WORLD以外にもテンションが上がる曲を聞くとともに、聞くだけで足りず歌う。

 

例えばこんな曲。

 

 

www.youtube.com

 

It's time to try その時がきた

Defying gravity 重力に逆らうの

I think I'll try やってやる

Defying gravity 大空に飛び立つの

And you can't pull me down! 誰も止められやしない

 

ひとりミュージカル。

 

オオオ、オーーーー〜〜♪

 

うん、喉の調子はいいよー

いいかんじにビブラッてるよー

いいかんじにファルセッてるよー

いつ劇団四季にスカウトされてもいいように喉の調子は常に万全の状態にしています。

 

なんか汗かいてきた。

声枯れてきた。

ついつい無駄にカロリーを消費してしまったではないか!私としたことが!

 

駐車場の21世紀の森公園手前で渋滞。

 

TOMSAIさんたちと7:30に集合予定。やべ。

 

7:20過ぎ 駐車場着

 

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外の気温は8℃、めっちゃあったかいじゃん。

さすが東北のハワイ、いわき。

 

駐車場からシャトルバスで会場へ。

 

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シャトルバスは次々出ているので待ち時間はほとんどなし。

去年は、朝ごはんを食べて二度寝した後に出発した上に、駐車場に行くまで迷って時間がかかり、最終のシャトルバスに乗りました。そして、シャトルバスの中で着替えました(ジャージを脱ぐだけなんですけれども)。その後、スタート5分前に会場に着いたわけですが、それに比べたら全然余裕です。

 

なんて思ってたら、

シャトルバスも渋滞。ぬ!

けっこう渋滞。。

 

去年はスムーズに会場に着いたため、ついついシャトルバスから会場までの所要時間を甘く見ていました。去年スムーズだったのは最終バスだったからなのか。そんなカラクリがあったとは!私としたことが!

 

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バスから撮った会場近くの様子。風が気になりますが、のぼりの旗めき具合から風はほとんどなさそう。

 

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スタート会場のいわき陸上競技場内の体育館

 

なんだかんだで8:20頃、TOMSAIさんたちのもとに到着。

 

遅れてすみませんでした!
もっと早く整列してればなーって思いありますよね。罪悪感。

 

今回走るメンバーは、TOMSAIさん、前日信夫山で福男福女競争を走ったOさん、去年の復興マラソン須賀川のハーフでご一緒しているIさん、僕の4人。

 

スタート30分前、アミノバイタルの粉バージョン(東京30kで配ってたもの)を経口補水液で飲みます。

 

早々に支度をして、荷物を預けに行きます。

 

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荷物を預けるところで1本満足バーを配っていました。

 

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そして、TOMSAIさんとトイレに並びます。

ブログ上でご自身のトイレロスを懸念されていたTOMSAIさんですが、僕も毎回トイレの不安を抱えながら走っています。冬場は特に。

僕は過去参加した2回とも、いわきではトイレに入っています。また、去年11月の飯坂のフルでもトイレに入りました。

 

早く整列していいポジションをとるか、ギリギリまでトイレで絞り出すかは、人によってかなり分かれるところなのではないかと思います。

僕は圧倒的に後者でして、早く整列すると待ってる間に冷えてトイレロスのリスクが高まるんじゃないかと思うわけです。

トイレロスをとるか、スタートロスをとるか、究極の選択です。

一方、ギリギリまでトイレに行っても結局走ってる時にまたトイレに行っちゃうっていうこともあるわけで、今だにどうするのがベストなのか分かりません。

 

今回、対策として前日から経口補水液を飲んでみました。

これまでの経験上、1番の原因は冷えだと思い、パンツをアンダーアーマーの少し厚めのものにかえました。

 

スタート会場は寒さが全く気になりませんでしたが、海沿いのコースにでたときの風の強さは予想がつきません。海風が強いと一気に体温がもっていかれてしまいます。

あと、ここ最近どこの大会も軒並み寒いということもあり、寒さにかなりビビっていました。

 

そこで、海風にさらされても大丈夫なように考えた装備がこちら。

 

上から

・ノースフェイスのサンバイザー

・クラブTシャツ

・ファイントラックのパワーメッシュ

・アームカバー

・手袋

・ノースフェイスの腰ポッケ付き短パン

アンダーアーマーのパンツ

・どっかの5本指ソックス

・ターサージャパン

 

手袋を厚手のものにして、ネックウォーマーをして、ホッカイロも持とうか悩みましたが、スタートの時点で思った以上に暖かかったので上記の装備にしました。

 

ということで、結果としてトイレに行くことはなく、行きたくなることもなかったのでよかったです。

 

 

ということで、スタート地点に整列。

 

It's time to try running in the sub-3 !

 

 

つづく。

 

 

【速報】第9回いわきサンシャインマラソン

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グロスで、3:03:40

ネットで、3:03:11

 

天気に恵まれましたが、いわき風強すぎー

やめてーもー

 

サブ3ペースで走れたのは27キロまででした。

サブ3には届きませんでしたが、もてる力を出し切りました!

 

これまでやってきたことが決して無駄ではなかった、そして、途中でやめないで走り続けてきてよかったと思える結果です。

 

よくがんばった!自分!

 

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海よ〜俺の海よ〜♪

 

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冷たい風の中、体を張るフラガール

 

 

いわきサンシャインマラソンの予想タイム

 

明日、7回目のフル、いわきサンシャインマラソンに行ってきます!

本大会は、3年連続3回目の参加になります。

 

今回のフルに向けて、昨年12月4日から10週間の岩本式サブ3メニューをこなしてきました。

 

最終週の練習メニューはこんなかんじでした。

 

オフ
ジョグ60分 〇 11キロ

調整ラン10キロ

ジョグ2,5キロ

→5キロ(21'15)

→ジョグ2,5キロ

ジョグ30分 〇 6キロ

ジョグ10分

→1000m(3'40)

→200m(0'35)

→3'30

→0'35

オフ 5キロジョグ
レース

 

今日は本来 オフの予定でしたが、のんびり5キロ走りました。

 

では、10週間の練習の成果(☆の数)をふりかえります。

 

 

 1週目   5/5 

 2週目 6.5/6.5

 3週目 5.5/8

 4週目 6.5/10

 5週目 6.5/10.5(お正月)

 6週目   7/12

 7週目   9/14

 8週目   8/15(東京30k、広野リレマラ)

 9週目   5/14(ソツケン不合格)

10週目   5/5

 

  合計  64/100

 

 

サブ3メニューはやはりレベルが高く、半分以上の☆を獲得できただけでも自分にとっては大きな収穫です。

っていっても、今回も峠走全然していません。。

にわかです。

にわか岩本教徒です。

 

9週目のメニューの説明にこんなことが書いてあります。

 

万一ソツケンに落ちても、10週間で90個以上の星が集められていれば、当日の努力によっては3時間を切る可能性もあります。諦めないでください。

 

90個以上か~

 

サブ3遠いな~

 

ーー

 

ということで練習を振り返ったところで、次に予想タイムを出してみます。

先日、東京30kを走りましたが、このように「東京30k→いわき」という流れは去年も同じようにやっています。

サブ315を目指して練習していた去年のタイムを確認してみました。

 

【2017年】(以下、すべてネットタイム

東京30k → 2:11:27

いわき   → 3:17:08

 

このタイムから、「いわき=東京30k×1.5」という式が成り立ちます。

 

これを今回のレースにあてはめてみるとー

 

【2018年】

東京30k → 2:06:52

いわき   → 3:10:18

 

 

3時間10分切りならず。。

 

あーせめて3時間10分は切ってみたかった。。

 

いや、去年のいわきはバカみたいに風が吹いてたし、ペース管理もめちゃくちゃだったし。

去年よりレベルの高い練習してきたから、「いわき=東京30k×1.5」が妥当するわけじゃないし。

 

あ~せめて3時間10分切ってみたい。

あ~せめて3時間一桁台のタイムをこの目で見たい。

 

こうします!

 

3時間10分切り→ハーゲンダッツ1個!

3時間05分切り→ハーゲンダッツ3個!

3時間00分切り→ハーゲンダッツ1週間分!

 

単にPB更新(3時間14分切り)するだけではハーゲンダッツはなしということにして気持ちを高めます。

寝る前アイスを日常業務化している僕ですが、ハーゲンダッツは別格です。ハーゲンダッツには手がのびない。ためらってしまう。

100円アイスだっておいしいんだからな!と強がってみても、ハーゲンダッツへの思いは隠しきれません。

去年もモチベーションをあげるべく、サブ315が達成出来たらハーゲンダッツピスタチオ味を食べると心に決めてレースに臨みました。

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しかし、サブ315達成ならず、それからというもの僕はハーゲンダッツを断ちました!!

欲しがりません勝つまでは!!

(ウソです。誇張しました。3,4回食べてます。でも自分では買ってません!)

 

ハーゲンダッツを食べるというその一心だけでこの1年頑張ってきました。

 

 

僕はハーゲンダッツを食べるんだ!!

 

僕はハーゲンダッツを食べにいわきに行くんだ!!!

 

イワナ ハーゲン!!!!!!

 

(ピスタチオ味は期間限定で、この時期にまた復活するだろうと思っていましたが復活せず。もう二度と会えないの~(T_T))

 

ーー

 

ではではコースをチェック。

 

公式サイトより 

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高低図拡大。

 

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ポイントは22キロ過ぎのののマリンタワーの坂と、30キロ過ぎの工業団地のアップダウン。

 

前半の下りでついついペースが上がってしまいますが、ここでペースをおさえて後半にどれだけ力が残せるかがカギだと思っています。

 

何より気がかりなのが海風。

 

沿岸を走るので風がきついのは覚悟の上ですが、去年のような強風がふかれたらかなりきびしいです。去年の風はトラウマになっています。

一応予報では天気が大きく崩れることはなさそうなのですが、天気に恵まれないことで有名な大会、非常に不安です。

 

ただ、そんな不安がっていたらハーゲンダッツを逃してしまいます。

そうはいかんざき!

こういうときこそ攻めの気持ち!

 

風なんかこわくない!

 

エルニーニョでもラニーニャでもウォーカーでもなんでも来い!

 

ハーゲンダッツへの思いを風に飛ばされてたまるかー!

 

ドゥユワナ ハーゲン!!!!!

 

ーー

 

昨年11月にようやっとサブ315を達成して、そう簡単にサブ3なんて無理だよな~と思いながらサブ3メニューを進めてきました。

そもそも自分にはサブ3ができるような素質なんてこれっぽっちもないし。。

 

それでも東京30kをサブ3ペースで走り切ることができて、こんな自分だって練習を続けていればいつかサブ3を達成できるかもしれないという気持ちに変わりました。

 

☆64個でサブ3なんて鼻で笑われるかもしれない。

けど、

 

それができるのか できねぇのかは

 

全部やって確かめりゃいいだろう

 

www.youtube.com

 

MacRunさんの記事で紹介いただいてから毎日聞いています。そして泣いています(完全に情緒不安定)。

 

明日はサブ3ペースでいけるところまでいってきます。 

 

つぶれるときは潔くぶっつぶれます!

 

今シーズンの締めくくり、力まず楽しむことを忘れないようにして、全てを出し切ります !

 

 

逝ってきます!