ちょびの走りっこ記録

サブ3目指して走ってます!

サロマ湖100kmウルトラマラソンふりかえり【その7】ゴール後&総括

レポ最終回になります。

 

ーー

前回まで

サロマ湖100kmウルトラマラソンふりかえり【その1】レース前日

サロマ湖100kmウルトラマラソンふりかえり【その2】スタート!

サロマ湖100kmウルトラマラソンふりかえり【その3】スタート~20キロ

サロマ湖100kmウルトラマラソンふりかえり【その4】20~54.5キロ

サロマ湖100kmウルトラマラソンふりかえり【その5】54.5~79キロ

サロマ湖100kmウルトラマラソンふりかえり【その6】79キロ~ゴール

ーー

 

ゴール後、完走メダルをかけてもらい、参加賞のタオルとゴール会場で使えるドリンク引換券&1000円分の食券を受け取ります。あとアミノバイタルゴールドドリンク1本も。

f:id:chobi_chobi:20170702224836j:plain

 

f:id:chobi_chobi:20170702191500j:plain

会場で写真撮影。

 

寒いので早く着替えます。

スポーツセンター入口で、あたたかいコーヒーを受け取ります。

あったけ~、うんめ~、生き返る~

 

ドロップバッグを受け取り、どこで着替えたらいいのか分からずちょっとさまよいます。屋外にシャワーらしきものがありますが、冷えるわと思って使いません。

ブルーシートがひかれた広いスペースで着替えます。

ランネットの評価にゴール後の更衣室がひどいというものが複数ありました。このブルーシートのところは着替えるところではなかったのかな(?_?)

 

着替えた後、ドリンクを引き替え、食券でホタテうどんを食べました。

f:id:chobi_chobi:20170627225123j:plain

f:id:chobi_chobi:20170627225122j:plain

f:id:chobi_chobi:20170627225125j:plain

 

ちょび「思ったより応援きてもらえてよかった」

ブッチャー「ラッカセイのところにも行こうと思ったんだけど入れなかったんだよねー」

ちょび「ワッカ原生花園ね」

 

ブッチャー曰く、ゴールではたくさんのドラマがあり、ゴール直前で倒れ込み精根尽きて立ち上がれなくなったランナーもいたそうです。がんばれーと、その場にいた全員が声がけしたそうです。

ランナー1人1人にそれぞれのドラマがあります。

 

f:id:chobi_chobi:20170627225128j:plain

表彰式の様子。

 

着替えてしっかり厚着しているのですが、外はかなり寒いです。

今走っているランナー、ホントに寒くて辛いだろうなと思います。

 

会場を後にします(サロマンブルーの足型を見ないまま帰ってしまう)。

 

会場を出る前にトイレへ。

2人でトイレに行き、ブッチャーのトイレが済むのを待っているその時でした。

見覚えのあるTシャツのランナーさんが目の前を通ります。

思わず声をかけます。

ちょび「あの、福島からいらした方ですか。」

「はい」

そのTシャツは福島の某ランニングクラブのTシャツでした。

ちょび「あの、チャレンジ磐梯吾妻スカイライン走ってらっしゃいましたよね。懇親会で少しお話しさせていただいた者です。(絶対覚えてないと思うけど)」

「あー、どーも。」

ちょび「またお会いできてうれしいです。サロマは何度か走られてるんですか。」

「はい、22回」

ちょび「に、22回!?」

「はい、ゴールドなんですよ。ははは」

ちょび「グランブルーですか。いや、ホントすごいすね!」(20回以上の完走者はグランドブルーとしてゼッケンがゴールド。「グランブルー」ではなくて、正しくは「グランドブルー」でした。)

 

福島にもレジェンドがいました。

うれしくて興奮気味で少しお話しさせていただきました。

 

この方、チャレンジ磐梯吾妻スカイラインのとき、後半の林道で僕を颯爽と抜いていったのですが、その時、ここは気持ちいいですね、と声をかけてくれました。

僕は後半の下り坂にだいぶやられていたんですが、その声がけに救われました。

そして懇親会、僕が1人で走っていることを話すと、1人で走り続けるには限界がある、仲間がいた方がいいですよと話してくれました。

でも、いきなり大きなランニングクラブに加入するのはハードルが高い。

じゃブログをいずれやってみようかなーと考えはじめ、なんだかんだでブログを始めるに至りました。この方は、ブログを始めるきっかけを与えてくれた1人です。

 

グランドブルーの称号にふさわしく、とても爽やかで柔らかなお人柄でした。

20回以上の完走経験者はそんじょそこらのランナーとは違いますね。

お話しできて本当によかったです。

 

ーー

 

会場を後にして、ブッチャーの運転で網走湖の近くにあるホテルに向かいます。

ホテル到着。広い部屋、窓に広がる網走湖

昨日の民宿とうってかわって、ブッチャーも上機嫌です。

レース前日の宿は寝るだけと割り切れば適当でも大丈夫だと思いますが、レース当日の宿は多少お金をかけてでもいい宿に泊まるのがいいと思います。

 

夜ご飯、ザンギ丼が食べたいと言い出すブッチャー。

車で網走市街に向かいます。しかしザンギ丼を扱っているお店がことごとく日曜休み。

おい、網走!今稼がないでいつ稼ぐ!

 

結局、ザンギ巻きならあるという、いいかんじの回転寿司屋に入りました。

f:id:chobi_chobi:20170627225129j:plain

金麦、最高!

肝心のザンギ巻きの写真を失念(>_<)

結局ザンギがなんなのかよく分かりませんでした。から揚げとも違うような。。

 

ホテルに戻り、広ーい温泉に入ります。

けっこう硫黄強め。

擦れたあの辺が、焼け付くように痛くなります。

それでも冷え切った身体が芯から温まりました。

 

その夜はぐっすり眠ることができました。

 

ーー

 

6月26日(月)

 

ホテルの朝食バイキングでお腹いっぱい食べたあと、ホテルから空港に向けて出発です。

 

ブッチャー「よし、おまんべつ行こー」

ちょび「めまんべつね。おまんべつって。。」

 

ホテルから30分弱で女満別空港へ。

 

9:15 女満別空港離陸。

まわりは、ほとんどランナー。みなさん、昨日100キロ走ったとは思えないほどしっかりとした足取りです。僕めちゃくちゃ右膝痛いんですけど。

 

f:id:chobi_chobi:20170702191512j:plain

 

機内サービスでリボンナポリンをいただきます。

地獄のワッカを思い出します。

 

さよなら北海道!ありがとう北海道!

 

羽田空港に着き、東京駅に出ます。

なぜか、いきなりステーキでお昼を食べて新幹線に乗車。

夕方、自宅に帰ってきました。

 

夜、お風呂に入りに行くためだけにジムへ。

ウルトラの出走を応援してくださっていたトレーナーさんに「生きて帰りました!」とご報告。

トレーナーさんにも完走を報告できて本当によかったです。

 

ーー

 

今回のサロマ100キロを簡単に総括させていただきます。

 

1 マナー問題

 

サロマだけではないと思いますが、ウルトラの大会では立ちションが非常に問題視されています。

こまめにトイレに行けば、十分立ちションは避けられるのではないかと思います。

僕8回行きましたから。

 

それ以上に気になったのはスペシャルドリンクのポイ捨てでした。

実際、けっこう目に入りました。

自分の番号がついてるのによく平気で捨てられるなと思います。

 

タイムを優先して立ちションやポイ捨てを正当化するようになったら、それがマラソンのやめ時なんだと今後自分に言い聞かせることにします。

参加者は翌日ワッカのゴミ拾いをしている人がいるということを決して忘れてはいけないと思います。

そのゴミ誰が拾うの? サロマ湖ウルトラ2017年 〜レース翌日ワッカのゴミ拾い〜 | ウルトラランナーへの道 ブログ

 

2 運営について

 

ボランティアスタッフさん、特に過酷な環境でエイドを担当していたみなさんには心から感謝申し上げます。

不満はとくにありません。完走できた喜びが大きすぎて、不満が出てきません。

ただ、道路の水たまりというか、凸凹をなんとかしてほしいです。日本を代表するウルトラレースですから、国ないし自治体の人、予算をつけてー

 

3 自分の走りについて

 

雨をなめてはいけません。

雨と風で、気温以上に体感温度は下がります。

しっかり天気予報を見て、どんな状況にも対応できる装備を用意することが必要だと痛感しました。

 

今回のサロマでは、世界記録にあと45秒という記録が出ました。

また、完走率は71%だったという情報も出ています。

去年より完走率が落ちているのは間違いないようですが、暑いのに比べれば、条件は全然マシだったようです。

 

ワッカで低体温症になりかけた僕が完走できたのは、補給がしっかりできたからだと思います。

エイドで食べ物があれば必ず食べるようにし、胃が耐えられるように、前日、朝、大エイドで胃薬を飲みました。

まさしく「走ることは食べること」だと思います。

 

そして、今回サブ10ができた1番の要因は、岩本先生の本にしたがって練習を積んだことに尽きます(練習メニュー5割しかこなせてないけど)。

完全攻略ウルトラマラソン練習帳 潜在走力を引き出す! レベル別・書き込み式13週間練習メニュー
 

 

参考までに、3月から大会までの走行距離は次のとおりです。

3月  98キロ

4月 141キロ

5月 280キロ(チャレンジ磐梯吾妻スカイライン65キロを含む)

6月 243キロ(サロマ前まで)

 

3月4月の走行距離の不足を5月6月で慌てて取り戻そうとしたかんじがよく出ています。

走行距離が圧倒的に足りていなかったものの、5月末のちょうどいい時期にチャレンジ磐梯吾妻スカイラインを走って脚力をつけられたのがよかったと思います。

4月下旬~6月頭にかけて、ハーフの大会に3つでたんですが、その分練習メニューが崩れました。本気でタイムを狙いに行くなら、練習に集中して大会に出るのも我慢したほうがいいんだろうと思います。

 

岩本理論では、しっかり練習すれば、100キロのタイムは、フルベストタイムの2.7倍になります。

僕の今回の100キロのタイムは、フルのタイムの約3倍でした。

岩本先生の練習メニューを5割しかできていなかったので、おさまるべきタイムにおさまったと思います。

軽々しくは言えませんが、フルサブ3より、100キロサブ10の方が達成しやすいように思います。自分の走力からして、サブ3はまだまだ遥か遠いところにあります。サブ3は故障と隣り合わせという勝手なイメージがあるんですが、サブ10はスピード練習に無理がありません。ロング走をする時間を確保するのは大変だと思いますが、地道に練習を積めば、重大な故障に見舞われることなくサブ10を達成できるのではないかと思います。

そう思えるのは自分が、速く走ることより、淡々と長く走ることの方が向いているというか、好きなのかもしれません。

 

4 最後に

 

100キロを走ってみると、人間の身体ってすごいなと思います。

ひとつひとつ積み上げれば、人間成長するんだということを心から実感しました。

努力がこれほど分かりやすいかたちで結果に直結するのって本当にマラソンぐらいなんじゃないかと思います。

 

特に100キロ走ったからといって、違う自分になったということはなく、普段通りの日常を過ごしていますし、強靱な精神力がついたということもありません。

あいかわらず、走るスタミナはついても、仕事のスタミナは落ちる一方。

 

でも、サロマに挑戦する日々は振り返ってみて、とても充実していました。

サロマは自分のこれまでの走りの集大成と位置づけていたので、本気でサブ10を狙いに行きました。

それを達成できた充実感は、これまで走ってきた中で1番のものでした。

今後の自信になったことは間違いありません。

 

少し充電したらまた新しい目標に向かって進んでいこうと思います。

 

以上でサロマのふりかえりは終わりになりますが、拙い文章にもかかわらず、ふりかえり記事を最後まで読んでいただいた奇特な方、時間をドブに捨てさせてしまって、すみませんでした。そして、ありがとうございました。

 

おしまい。

 

 

【本日の走り】

 

オフ