先日の土日に同年代の男4人、いわゆるアローン会で盛岡へ一泊二日の旅行に行ってきました。
前回の旅→
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1日目のお昼は冷麺。
盛岡駅の目の前にある盛楼閣(せいろうかく)に行きました。
冷麺別辛
思ったよりゴム感(盛岡冷麺は麺がゴムみたいであればあるほどおいしい。もはやゴムでいい。)がなかったんですが、スープがおしかったです。
そして、盛岡市内を散策し、市内から車で30分弱のところにある、つなぎ温泉で宿泊。
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2日目の早朝、宿のまわりを走りました。
つなぎ温泉は御所湖(ごしょこ)という湖の湖畔にあるので、御所湖のまわりを走ってみました。
この近くはたぶん、いわて銀河ウルトラのコースにもなってるのかなーと考えながら走っていました(大会の中止大変残念です)。いわて銀河ウルトラは来年走ってみたいウルトラの候補なので、来年はぜひ開催してほしいです。
前回ランパンを忘れて、チノパンで走るという醜態を晒してしまいましたが、今回は忘れ物なく快適に走ることができました。
メンソーレ〜
橋ー♪
みどみどしい!
こんな道もありました。
岩手山!湖面が鏡のようになってきれいでした。
湖畔には美術館、スポーツ施設、カヌー乗り場などの様々なステキスポットがあります。
上の写真右下の「空間」の文字にスペースとふりがなをふってるかんじがたまらないです。
途中、7キロ過ぎ辺りで突然人間の尊厳との戦いが勃発しました。
湖のまわりに公園が点在していたので、尊厳を守り切ることができました。
知らない土地を走るときは、こういう点を気を付けないといけないですね。
みんな高橋さん。
ということで、10キロ走りました。
ということで、旅ランについては以上です。
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では、ここから本題のわんこそば攻略法です。
僕が今回、わんこそばに挑戦したお店は、わんこそば老舗の東屋の大手先店さん。
観光客で混み合うので、事前予約した方がいいです。
東屋さんでは、わんこそばを100杯食べると、証明手形をもらえます。
なお、この証明手形は540円?で買うことができて、自分が何杯食べたかを記念に書くことができます。
東屋さんの場合、わんこそばは、杯数をマッチ棒みたいな棒を使って自分で数える2920円のパターンと、杯数を重ねたお椀で数える3460円のパターンがあります。3460円の場合、薬味が多くついて、お刺身やデザートもつきます。
画になるので、われわれは3460円の方でチャレンジしました。
ちなみに、わんこそば15杯がかけそば1杯分。成人男性の平均は約60杯。女性の場合は約40杯、最高記録は559杯だそうです。
では、ちょび流の「わんこそば攻略法10」です。
①わんこそばを食べる前に10キロ走る。
②朝ごはんはそれなりに食べる。
僕のその日の朝食は、宿の朝食バイキングで、ごはん1杯、味噌汁1杯、卵焼き、焼き魚、おひたし少々とヨーグルトでした。朝ごはんを食べることで胃がちゃんと動いてくれます。かえって食事を抜いてわんこそばに臨むと、胃が収縮した状態になるためたくさん食べられません。なお、朝ごはんの時間は7:00、わんこそばを食べたのは12:45でした。
③わんこそばを食べる前に小岩井農場に行って、はしゃぎまわって胃を空にする。
小岩井農場でやっていた、まきばヨガ?の様子。興味あったんですが、所要時間1時間で時間がかかるので断念。
④小岩井農場でソフトクリームなどの乳製品の誘惑があっても、強い心をもって何も口にしない(わんこそばを1日目昼にすべきだっていったのに聞き入れられなかったー(*´з`))
ここから実際に食べるときに心がけることです。僕がわんこそばに挑戦するにあたって収集した情報を基にいしています。
⑤めんつゆをできるだけ飲まない。こまめに捨てる。
わんこそばの1杯1杯は、一口サイズのそばと少々のめんつゆからできています。
1杯食べるごとに自分のお椀に次々とそばが入れられていきますが、めんつゆを極力飲まないで、そばだけを食べるようにします。
自分のお椀にたまっためんつゆは桶に捨てるシステムになっているので、めんつゆはこまめに桶に捨てるようにします。
⑥薬味を使わない。薬味は苦しくなった時の味変のためだけに使う。
ねぎ、わさび、もみじおろし、のり、ゴマなどたくさんの薬味が与えられますが、⑤同様、薬味は基本的に使わないようにします。
ただ、たくさん食べると飽きて辛くなるので、そんなときに薬味を使ってアクセントをつけて食べます。僕は60キロ過ぎ、じゃなくて60杯過ぎぐらいから、ねぎ、わさび、もみじおろしを少々使いました。(ウルトラでも大エイドでシューズをかえたり変化をつけることが大事)
⑦20分以内に勝負をつける。
人間は食べ始めてから20分くらいたつと、満腹中枢を刺激されお腹がいっぱいと感じます。満腹中枢が働かない20分間が勝負です。普段大食いで鍛えているわけではない人の大食いのセオリーです。
もうひとつ、満腹中枢を刺激する原因が「咀嚼」です。噛まずに飲んだ方が満腹感は感じにくいのです。
ただ、飲む意識を強くすると、めんつゆをたくさん飲んでしまいそうですし、何より急いで飲むような食べ方をするのは、素人には非常に危険だと思いますので、「かまずに飲む」はちょび流の攻略法には挙げませんでした。
なお、僕が食べ始めてから食べ終わるまで約30分かかりました。
混み合っていると、5杯くらい食べたところで、給仕さんの手持ちのそばがなくなって調理場にそばを取りに行きます。給仕さんがそばをもって戻ってくるまで少し休憩です。このようなインターバルが入るので、20分で食べたくても無理な状況でした。僕にはあてはまりませんでしたが、攻略法の一般論としてあげました。
⑧給仕さんを味方につける。
4,5人一組に給仕さんが1人つきます。
食べ始める前に、まわりの席を見ていると殺気立っているんですね。黙々と食べるんですね。
ただ、われわれについた給仕さんはとてもいい方で、「どんどん」「じゃんじゃん」という定番の掛け声の他にも「がんばって」「これちょっと多かったかな」「これラッキーだね」などと声をかけてくださいました。
われわれは、給仕さんと会話しつつ楽しくわんこそばを食べることができました。
それと、「多い」「ラッキー」と言うのは、わんこそばの1杯1杯が決して均一の量にはなっていなくて、かなりバラつきがあるということなんです。
僕は今回そばの量が少ないところがかなりたくさん当たったと思います。運も大事です。
そして、最後の方、きつくなったところで、給仕さんは少ないところを選んでよそってくれたんじゃないかなと思っています。
給仕さん、ありがとうございました!
⑨わんこそばは1人で食べられるものではない(=マラソンは1人で走るものではない)
今回、男4人でわんこそばに挑戦しましたが、みなさんもお察しのとおり、僕だけやたらわんこそばに燃えていました。
僕は記録を狙うものに対して妙にがんばっちゃうところがあるみたいです。
他3人は若干冷めていたところがありましたが、いざお店に入るとまわりの熱気もあいまって、100杯食べたろやないかい!と気合いが入ってきました。
事前に僕が他の3人に攻略法をレクチャーしていたので、4人ともかなり食べることができました。
60杯過ぎで一人苦しくなってきましたが、「あともう少しで100だ!」とお互いを鼓舞しあいながら、食べ進めました。
100杯が見えてくると盛り上がってきます。
1人、100杯でギブアップ!
もう1人は、105杯でギブアップ!
僕と先輩、2人の一騎打ちになりました。
正直、僕的には100杯いけば満足なんですが、ここまできたら記録に挑戦する、そして、先輩に負けたくないという気持ちが湧いてきました。
110杯きたところで、先輩が「よーし、150杯いくぞー」と言い出しました。
何を言い出すんだー!マジかー!ムリ!ムリ!もうきついって!
⑩マラソンの苦しさを思い出す。最後は気力。
苦しくなってからがマラソン。同じく、苦しくなってからがわんこそば。
いっこうに衰えることがない先輩のペース。
とにかく先輩は食べるのが早い!
先輩は僕よりがたいがよく、見た目は先輩の方が明らかにたくさん食べそうなかんじす。
交互にそばをもらっていましたが、僕は先輩のペースについていくことが難しくなってきました。
先に食べ終わった2人、「大食い王見てるみたいw」
130杯後半、とうとう僕は先輩のペースについていくことができず、お椀の中でそばを泳がせ、口に含んだそばを何とか飲み込むような状況になりました。
その間に、先輩はラストスパート、一気にまくしたてます。これは150超えるんじゃないかーと思ったところ、
先輩、ぴったり150杯でギブアップ!
宣言通りの150杯でした。
残されたのは僕1人。ペースダウンしつつも140杯を超えました。
もう入らない!飲み込めない!喉が物を通すことを拒絶しています!
フルマラソンの40キロ地点を思い出します。
その苦しさと比べてどうだ?
足が上がらないわけでも、息がきれるわけでもない、お腹がパンパンなだけだろう。
マラソンの方がよっぽどきつい!
40キロ地点にきて後先のことなんて考えるか。
40キロまできたら、あとは気力だろ、勢いだろ!
よっしゃ、おれはもえあずじゃー!!!!
ラストスパート、一気に勢いでたたみかけました。
そばがお椀に入った瞬間に口に放り込んで、2,3回噛んだらごっくん。
先に食べ終わった2人、ドン引き!
一気に10杯食べて、150杯突破!もう数えられない!
じゃんじゃん!がんばって!どんどん!
ギブ!!
お椀の蓋を閉じて、僕のわんこそばチャレンジは終了しました。記録、153杯。
給仕さんと一緒に記念撮影。
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ということで、わんこそば攻略法をマラソンの視点を取り入れて書いてみましたが、マラソンと圧倒的に違うと感じた点があります。
マラソンは走り終えてしばらくすれば苦しさがおさまりますが、わんこそばは食べ終わった後もお腹の苦しさがかなり長時間続きます。
やっぱり、わんこそばとマラソンは違いました。
みなさんも盛岡に行く機会があればぜひチャレンジしてみてください。
女性でも100杯行く人、けっこういるそうですよ。
なお、給仕さんのお話しによると、頑張りすぎて大変なことになってしまう方もいるそうなので、くれぐれも無理のないように。
参考サイト
コツは2つだけ?「東家本店」でわんこそば100杯に挑戦!【街並画像.com】
わんこそばをたくさん食べるコツ【たった3つ】で簡単大食い!! - 麺類が食べたいッッ!!
おしまい。(次回、じゃじゃ麺について書きます。)