いっそーフライデフライデチャイナタウン♪
おくさま、ご覧になりましたー?昨日の「サブ4!!」ー?
いやー、もう感動の一言に尽きます!
以下、「サブ4!!」の感想を思いつくままにだらだら書かせていただきます。
まだ、見ていない方、ネタバレ全開ですのでご承知おきを。
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4月からスタートして、(再放送みたいなのが多かったものの)毎週3人の歩みを見守ってきた身としては、3人のレースにかける思いが痛いほどよく分かり、結果は分かっているはずなのに気づけば涙ぽろりんこ。
マラソンって本当にいいものですね〜と改めて思うとともに、何かに向かって全力で挑戦することってこんなにも美しいものかと思いました。
レースを見ていて思ったことをだーっと書いてみます。
・永井監督の円陣の気合いがアツい!
本番が近づくにつれて永井監督の気合いの一声が強さを増していたところ、本番前このメンバーで最後になる気合いの一声は今までで一番アツかったです。
正直、永井監督の立ち位置って微妙だよなーって思ってましたけど、永井監督いなくても番組成立するよなーって思ってましたけど、監督である必要性があるのかなーって思ってましたけど、この気合いは永井監督にしかできないもの。この気合いをみて、やっぱり永井監督はこの番組に不可欠の存在だったんだと思いました。
シーズン2では永井監督がどんな活躍を見せてくれるか期待です。
てか、永井さん、鍛え抜かれた身体をおもちなので、サブ3目指していっしょに走ればいいと思うんですけど。永井さんならサブ3十分いけると思うんですけど。
・吉竹さんナイストイレ!
14キロ過ぎ、吉竹さんはトイレにピットイン。あの雨だと相当冷えたと思うので、トイレは避けられなかったと思いますし、僕もレースでトイレに行きがちなので、吉竹さんがトイレに行った状況はすごくよく分かります。
それでも吉竹さんは宣言通り30秒でトイレを済ませました。お見事でした!
・20キロ地点で永井監督が5円を拾う!
5円拾ったからご縁がある。。
・伴走者が3人それぞれにすごくはまってた!
3人それぞれに伴走者がついていましたが、絶妙の組合せでしたね。
吉竹さんは、まわりからいろいろ言われるより自分の判断で黙々と走りたいタイプ(私見)。吉竹さんの伴走者の石崎さんは前半最小限の声がけで吉竹さんの調子をうかがうほかはほとんど声をかけず、吉竹さんは淡々と走っている印象でした。
中村さんは、まわりから声をかけられればかけられるほどノってくるタイプ(僕もたぶんこのタイプかな)。伴走者の鈴木さんは、「しーちゃん、最高、最高」とか「しーちゃん、焦らなくていいからね」ていうのをずっと声がけしていました。てか鈴木さんが「しーちゃん」って言ってるのがすごく気になりました。しーちゃんは鈴木さんのしーちゃんじゃないの。みんなのしーちゃんなの。片岡コーチが「しーちゃん」ていうのと、数週間前に登場した鈴木さんが「しーちゃん」っていうのとはわけが違うの。せめて「しーさん」とよべっ!!!!
澤山さんは、不安を受け止めてくれる人、信頼できる人がそばにいることで自分の走りを発揮できるタイプ。伴走者の飯島さんは、澤山さんに合った着実なペースメイクをされていたように思います。澤山さんのサブ4.5達成にあたり、飯島さんの存在は非常に大きかったのではないでしょうか。
・24キロ過ぎ、アップダウンと激しい雨のダブルパンチ
函館マラソンのコース、アップダウンがあってかなりタフですよね。
前半想定通りの走りができていた3人は、後半のアップダウンに苦しめられます。
・中村さん「絶対抜かしたいんです」「絶対最後勝負かけるんで」!
後半の中村さんの猛追は目を見張るものがありました。中村さんは、サブ4するだけではなく3人の中で1番でゴールするという野望をもっていました。
レースが近づくにつれて、中村さんのポテンシャルが開花してきたところ、やはり中村さんを支えていたのは不屈の闘志だった。しーちゃん、やっぱすげーわ。
3分あった吉竹さんとの差は確実に縮まっていきます。
・28キロ、吉竹さん「ダメだきつい」
吉竹さんの30キロ通過タイムは、2:52:46。いける、いけるよ、がんばれー!
そして、30キロ過ぎてからの橋越え。これはきつい。
橋の上り、石崎さん「吉竹さん、こっから本番ですよ、こっから先5分半で行けば間に合いますから、この上りは頑張る区間ですよ」
石崎さんの声がけが増えてきました。
中村さんもこの上りに苦戦、それでも「練習不足だったけど頑張ればできるっていうのを証明したい」。
・34キロ、吉竹さん「止ま・・・」
「やだもー」などの弱音をよく吐く印象だった吉竹さんですが、それはどこかキャラというか番組を意識しているかんじがありました。でも、この「止ま・・・」からの続きをぐっと飲み込んだ吉竹さんは、本当の弱音は吐かない強い人だと思いました。マラソンってその人の本質みたいなのが出ますね。女子アナの根性すげーわ。
その直後、「(サブ4)無理になったら、ごめんなさいちょっと」。それは弱音というよりも、まわりに本当に申し訳ないという思いから出た吉竹さんらしい言葉でした。想像以上の辛さ、それはフルを走ったことがある者なら誰もが分かります。
石崎さん「諦めるのはまだ早い」、それについていく吉竹さん。ダメだ、目頭が。。
・35~36キロ、中村さん「いきます!勝負かけます!!」「あきらめない!!最後はぜったい勝つ!」
ここからペース上げられるのって本当にすごい。その勢いならいける!しーちゃん、がんばれ!
37キロ過ぎ、ともえ大橋、いよいよ吉竹さんの背中が見えてきました。
中村さんサブ4!!日誌「コブを上り下りする度に体も心も消耗していく。でも私の中の炎はまだ燃えている。」
38ー39キロ、5分15秒、この日一番のハイペース!
すげー!!炎燃えてるよ!!
そして、中村さんが吉竹さんを抜いたーーー!!!
・41キロ過ぎ、石崎さん「あと1キロちょっと、後悔するのだけは絶対やめましょう」
この一言すごく響きました。いや僕が走ってるわけでも何でもないですけど。やっぱり重ね合わせちゃうじゃないですかー。
もうタイムとか記録とかそういうのを超えた次元。自分で後悔しない走りができるかどうか。
石崎さん「最後上げる練習いっぱいやってきてますから、いけるいける」
吉竹さんサブ4!!日誌「何度も何度も励ましてくれた。だけど、スピードを上げられない自分に悔しくて もっともっとなぜ練習しておかなかったんだ!!と泣きたくなった。お願いだから足がもっと速く動いて!お願いだから!とずっと思いながら走った。」
ダメだ、涙ぽろりんこ。いや、吉竹さんは一番走った、一番練習した、それは番組を見てきた人がよく分かってる。タイムや記録が全てじゃない。自分の力を出し切れるかどうか。ラストがんばれ!
吉竹さんを抜いてからフォームが崩れ始めた中村さん、40キロ過ぎにジェル、あごについたジェルもそのままに満身創痍の走り。頭を振って、本当に苦しそう。
まわりにどう見られるかも気にしない、ボロボロになっても前だけ見つめて走るその姿に胸打たれます。
中村さん、一気にペースが落ちます。
すると、42キロ手前、吉竹さんが中村さんを抜き返したーーーー!!!!
・感動のゴール!
吉竹さん、陸上競技場に入り、ゴール。
4:04:38
まもなく、中村さんも競技場へ。
しーちゃん!しーちゃん!しーちゃん!ゴール!
4:05:48
泣き崩れる吉竹さん、車椅子で「すみません」と中村さん。
ダメ、もうほんとダメ。涙ぽろぽろぽろぽろぽろぽろりんこ。
澤山さんの闘いはまだ続いています。
澤山さんのカットになると、あ、原トレーナーも走ってる。
4時間30分は絶対に切りたい!
この2人がいっしょに走ってるところが本当に感動。
ラストペースを上げて見事ゴール!
4:28:30
3人とも本当によくがんばった!
澤山さんのゴールの後に、割とあっさり番組終了。
走り終わった後の3人の声をもう少し聞きたかったな。
あと、「サブ4!!」の後に放送されている「深層ニュース」(吉竹さんがアシスタントとして出演)で吉竹さんへの労いが一言ぐらいあってもよくない!?
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「サブ4!!」を見ていて、以前教育テレビでやっていた金さんの番組を思い出しました。
2014年11月から12月にかけて放送されたこの番組では、内藤大助さんと声優の金田朋子さんがサブ4にチャレンジされて、いびがわマラソンでお二人とも見事にサブ4を達成されました。
いびがわマラソン、内藤さんの後半からの怒濤の追い上げ、そして金田さんが粘りの走りで何とか4時間切りを達成したことに心が震えました。
金田さんはキワモノタレントみたいな扱いを受けていたのでそのギャップに驚きました。
当時僕は、ハーフのレースに一度参加したことがあるのみで、フルなんて走ることはないだろう、サブ4という言葉もこの番組ではじめて知ったぐらいだったんですが、この番組にいたく感動し、番組を見終わった後に本を買いました。
僕がフルマラソンを意識するようになったきっかけです。
でー、比べることはナンセンスだということは重々承知なんですが、金さんの番組ではどんなメニューをこなしていたか、本を久しぶりにひもといてみました。
このメニューというか、金さんからの宿題を内藤さんは全然こなしていませんでしたが、レースではボクサーの本領を発揮していました。
金田さんは真面目にコツコツとメニューを消化していたので、その努力が報われて本当によかったと思いました。
金さんのメニューでは週1,2回坂ダッシュ等の負荷のある練習をしつつ、毎週末60分~90分のLSD、レース3週間前に30キロ走をしています。
なお、このメニューをしっかりとこなした金田さんはフルを4時間半で走る基礎的な走力をもともとお持ちでした。サブ4が達成できるかは、練習のスタート時点でどの程度の走力を持っているかがポイントになると思います。
「サブ4!!」の3人はもともと一定の走力を備えているわけではなかったので、片岡コーチのメニューが合っていたのだろうと思います。ただ、LSDでいいので30キロは走った方がよかったんじゃないかなーと思います。
レース前の30キロ走にはいろんな見解があると思うんですが、距離耐性をつけるというか、30キロ走ったんだという精神的なプラス効果は大きいと思います。
あと、短期間に走力をつける以上、筋トレをしっかりすべきではないかとも思いました。故障の原因はそう単純なものではないにしても筋力不足は否めなかったと思います。その点、コソ練先輩こと、吉竹さんは練習開始時点で練習負けしない一定の筋力がすでに身についており、故障せずに練習をこなせたのだと思います。
あと、故障中走れないときに体幹トレーニングはもちろん必要だと思いますが、なんかやたら体幹ばっかり鍛えていた印象でした。故障中、筋力を落とさないようにすることはもちろんですが、心肺機能を落とさないようにすることも重要だと思います。走らなくても、チャリや水泳で心肺を鍛えることはできたのではないでしょうか。
おっと、僕みたいなのがおこがましいことを書いてしまいました。でも、「サブ4!!」見ていたあなたなら、一言二言、言いたいことはあるよね。
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「サブ4!!」を見て、自分がサブ4目指して走っていたころのことを思い出したり、初心にかえった気がします。
気分がのらないときも「サブ4!!」を見ると、練習しよう、走ろうってなってました。
中村さんのように強い闘志をもって自分を追い込む走りをこれまでしてきたか、喝を入れられた思いです。
新メンバーでシーズン2が始まるということで、なかなか濃いキャラの3人のようなので今後の「サブ4!!」も目が離せません。これまでの番組とどんな違いを見せてくれるのか楽しみです。
感動をありがとう!
おしまい。