今日で富士登山競走まであと3カ月になったので、富士登山競走対策について考えてまいります。
あくまで五合目コース対策ですのであしからず。
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先に今回の記事を書くにあたり以下のページ等を参考にさせていただきました。
有益な情報提供、誠にありがとうございます!
・びあーさん(id:beer_beer)はじめ富士登山競走経験者のみなさんのブログ
・富士登山競走チャレンジページ|レース情報|ウルトラランナーへの道
(今回の記事にあげたデータはこちらのページにあがっているものを参考にしていますので、最新のデータとは異なるものであることをご了承ください。ウルトラサブ10にあたっても参考にさせていただいた、感謝の念が尽きないページです。)
・みやすのんきさんの著書サブスリー漫画家 激走 山へ!
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まず、富士登山競走の基礎知識。
公式サイト↓
fujimountainrace.city.fujiyoshida.yamanashi.jp
今年の開催日は、7月26日(金)。
今年が第72回大会になります。
地方ランナー泣かせの平日開催。しかも今年から前日受付。
何度も挑戦できるわけではないので、今年と来年で必ず完走したいと思っています。
来年山頂コースを挑戦するにあたっては試走したいと思っていますが、五合目コースは試走なしで挑戦します。そのために気合いを入れて傾向と対策を考えてまいります。
まず、今年の五合目コースで確実に山頂コースの挑戦権を得ることが至上命題です。
山頂コースの挑戦資格は、
「69回大会において五合目関門(五合目ゴール)通過時間が2時間25分以内、または70回大会、71回大会のいずれかにおいて2時間20分以内の実績のある者。」
そして、五合目通過時間によって、翌年の大会のゼッケンが以下のとおり決まります。
1時間50分以内:Aゼッケン
2時間10分以内:Bゼッケン
2時間20分以内:Cゼッケン
そして、このゼッケンにより山頂コース完走率は以下のとおりかわってきます。
Aゼッケン完走率:91%
Bゼッケン完走率:63%
Cゼッケン完走率:15%
2時間20分以内で山頂コース挑戦権をゲットできても、山頂コース五合目関門時間は2時間15分なので、ギリギリCゼッケンのタイムのままでは翌年の山頂コースで関門にひっかかってしまいます。
したがって、来年を見据えて山頂コース完走をより確実なものにするためには最低でもBゼッケンを取得することが重要になってきます。
以下、目標タイムをより明確にしていきたいと思います。
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富士登山競走のコース・高低図は以下のとおり(公式サイトより)。
山頂コースは、全長21キロ、標高差3000m。
五合目コースは、全長15キロ、標高差1480m。
五合目コースを単純計算すると、傾斜9.87%の坂を上り続けることになります。
五合目コースは以下5つのポイントがあります。カッコ内はスタートからの標高差です。
① 3.0キロ地点 浅間神社( 130m)
② 7.2キロ地点 中ノ茶屋( 340m)
③10.8キロ地点 馬返し ( 680m)
④12.7キロ地点 三合目 (1000m)
⑤15.0キロ地点 五合目 (1460m)
③馬返しまではロード、馬返し以降はトレイルゾーンになります。
以上のポイント間の距離、標高差についてまとめました。
馬返し通過タイムと完走率について次のようなデータがあるそうです。
馬返し通過タイム:完走率
50分未満:100.0%
50分以上55分未満: 96.8%
55分以上60分未満: 97.6%
60分以上65分未満: 92.4%
65分以上70分未満: 65.7%
70分以上75分未満: 21.2%
75分以上80分未満: 2.8%
80分以上: 0.0%
どういう理由かよく分かりませんが馬返しまでに65分以上かかると完走率が一気に落ちることが分かります。このタイム帯にランナーが集中して渋滞が起きるからでしょうか。
このデータから、馬返し通過タイムを65分以内とすることにしました!
そして、五合目ゴールタイムに占める馬返しまでのタイム比率は平均52.7%になるデータがあるとのことなので、
馬返し通過以降のトレイルゾーンは60分以内でのぼります!
したがって、目標フィニッシュタイムは
2時間5分以内!
これを目指します!
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そして、
「自分の10キロタイム×1.1倍 ×1.35=馬返しまでのタイム」
という試算式があるとのことで、馬返しまでのタイムを65分以内にするには、10キロを43分で走る力が必要なようです。
最近スピ練を全然していない自分に今それだけの走力があるかどうか疑問ですが、念頭に置くべきタイムになります。
今僕はeA式で絶賛練習中なので、eA式の中にうまく富士登山競走対策を取り入れていきたいと思っています。
そんなわけで、先週からトレミでジョグをするときに10分ほど傾斜5%にしてみたりしています。
少しずつその時間や傾斜をあげたり、鏑木トレミ(傾斜MAX15%で走る)もちょっとずつ取り入れようと思っています。
そして、大会1か月ぐらい前から、トレミで実際の大会の傾斜を再現して15キロ走ってみることを何回かするようにしたいと考えています。
峠走や山練も積極的にやらねば。
なお、みやすのんきさんは富士登山競走対策として以下の練習をされています。
・トレミ斜度15%で30分×3~4回(時速5~7キロ)
・クロストレーナー(腕を使う感覚を養う)
・ダンベル4キロもって腕ふり50回
・公園の石垣の上をバランスをとりながら歩く
・階段上り50階×2~3回
〈仕上げ練習として〉
・ロード15キロラン→階段上り50階×2
・起伏走20キロ→岩場でバランスウォーキング
・ロード15キロラン→トレミ斜度15%で60分歩き
みやすのんきさんの場合、五合目コースを経ずに山頂コースに挑戦されたので、山頂コース対策の練習になっています。
練習法として、取り入れられそうなところを取り入れていきたいと思います。
富士登山競走への意識づけをしっかりすべく今回の記事を書きました。
大会まであと3ヵ月。3ヵ月なんてあっという間なので、これから富士登山競走特別キャンペーンとして上りに強い脚をつくっていきたいと思います!
おしまい。