レポ続きです。
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5:00、レースがスタートしました。
まず、本日のコーデについて。
はてブロTにノースフェイスの短パン、トレランシューズ(ノースフェイスのエンデュラストレイル)といういつもとかわらないトレランコーデ。
ザックの中身は前回記事のとおりです。パンとランプをカバンに詰め込んで、しっかりラピュタってます。さあ出かけよう!
そして、コースの概要。
走るにあたって、上記高低図のとおりコース全体を5つのパートに分けて考えました。ゾーン名は僕が勝手に命名。
①安達太良山ゾーン(おわりにエイド)
②船明神山ゾーン(おわりにエイド兼第1関門(関門時間12:00))
③沼尻・箕輪山ゾーン(おわりにエイド兼第2関門(関門時間14:00))
④土湯・箕輪山ゾーン(おわりにエイド兼第3関門(関門時間17:30))
そして、僕はずっとこのコースが50キロ、長くても52キロぐらいだろうと思っていたところ、改めて高低図をよくみると55キロ分になっていることを、このレポを書いている段階で気づきました。
そして、大会サイトにも55キロと。
てか、大会名、安達太良トレイル「55k」でいいじゃん!
なぜ惑わす!?
トレイルの大会名にまま見られるこのサバ読み、何!?
しかーし、話はこれで終わらないのじゃ。
撮った写真を見返していたところ、各エイドの距離表示はこうなっていました。
上から第1エイド、第2関門、第3関門。
走っていたときは次のエイドまでの距離しか気にしてなかったんですけど、改めてみると。。
僕が30年以上にわたり絶対的信頼を置いてきた足し算の定理が大きく揺らごうとしています。。11+41=55?
いや、つーか52キロじゃん!
50kでもなく55kでもなく52k。。
JAROに相談じゃ!
ごちゃごちゃ言ってしまいましたが、1キロの違いが非常に大きいわけでして。。
なお、レポの最後にまとめますが、僕のあてにならないスントによれば総距離は54.9キロでした。余計混乱。
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前置きが長くなっておそれいりますが、もう一点、今回のレポの写真について。
僕は前回出走したトレランの大会で、①短パンに入れていたスマホを、②下っている最中に落として、近くを走っていたランナーに大変なご迷惑をおかけしたという失態を犯しました。
この件を反省して、レース中一切写真を撮らないことも考えましたが、それだけはご勘弁ください。
そこで今回写真を撮るにあたって、以下の自分ルールを定めました。
①スマホはザックのチャック付きのポケットに入れて、②下りで写真はとらない。
③後続ランナーが近くにいないことを確認してから写真を撮る(これまでもこの点はまもってきました)
④ここぞという時だけ撮る
スマホにチェーンをつけることやカメラを別途もつことも検討していますが、しっくりくるものがないので引き続き探します。
今回、無事スマホを落とすことなく完走できたので、これからもレース中のスマホの管理に気を付けてまいります。
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ということで、ようやく本編。
本日は、①安達太良山ゾーン、②船明神山ゾーンの模様をまとめます。
①安達太良山ゾーン
スタートから5キロ弱のぼり、6キロくだってエイドという約11キロの区間です。
小走りでスタートした直後、ロードの前振りなしに登山道に入ります。ゆえに、スタート開始直後から混みます。
スタートから7分、細い登山道に入るために完全停止。
その後も何度か立ち止まる渋滞が続きます。
ま、スタートしたばかりなんでゆっくりいきましょう。
スタートから1時間ほど登り続けて、だいぶ流れるようになってきました。
スタート時に空全体にかかっていた雲も薄くなってきました。
暑からず寒からず、日差しも強からず弱からず、ってな具合で登山には最高のお天気!
スタートから1時間20分、安達太良山の山頂のちくびが見えてきました。
走行禁止区間スタート
6:23 安達太良山山頂(標高1700m)到着
ちくびをバックに写真をとってるグループがいたり、1つ目の山頂到着にみなさんテンションが上がります。
下界がよく見えて、景色最高!
下りに入ります。
この下りは、いわば「枝ビンタゾーン」。
背の低い木々が生い茂り、ランナーの行く手をはばみます。
足元に気を取られると、頭や肩に容赦なく木の枝がぶつかってきます。
そこらじゅうから聞こえてくる「痛っ!」の声。
僕も10回以上ここで「痛っ!」となりました。
下った後、しばらく平坦な道に。
腰をかがみながら、かきわけて進むかんじです。
そして、また上って和尚山へ。和尚山の山頂がどこかよく分からないまま気づくと下りに。
この下りもまー危険で、ある程度開けてスピードが出せると思って油断したら頭上に木の枝がおそってくるみたいな。
頭をはげしくぶつけて流血しているランナーも。
序盤からハード過ぎる。。何このサバイバル感。。
下りの途中、渋滞でストップ。
渡渉ポイント。
岩をピョンピョン飛び越えて難なくクリアー。
テンションが上がっているランナーは足をそのまま川にズブズブ突っ込んで渡っていました。
スタートから3時間7分、エイドに到着。
下りがかなりハードだったので、もう疲れました。
トイレに行こうと思ったらトイレがありませんでした。
置いてあるのは水オンリー。
椅子に腰かけてのんびりグミを食べて出発。5分ほどエイドにいました。
銚子ヶ滝エイドということで、近くに滝があるんですが見つけられませんでした。
①船明神山ゾーン
だいたい7キロ上って、3キロ下る区間。
全体を通して、この区間がいちばん平和だった気がします。
上りに入って早々、水玉コーデの男性ランナーが前に。
何かのタイミングで会話スタート。
新潟からいたしたそうで、越後で行われたレースで制限時間にあと4分間に合わず完走できなかったとのこと。今日は遅刻してスタートしたそうで、それでもなんとしても完走したいとおっしゃってました。
上りでけっこう息が切れているご様子。
すると、目の前に大きな段差。
水玉さん「ファイトーー!」
ちょび「・・・・・」
水玉さん「そこは一発。。。」
その後、女子ランナーが前にでたので、僕も水玉さんをパスして先へ。
水玉さん「女性についていった方がいいでしょうからどうぞ~」
ちょび「へへへへ~」(ヘンタイ丸出し)
水玉さん、レース中一番お話しさせてもらったランナーで、時間内に完走できるかどうか微妙なラインだったと思うので、ゴールされるのを待つべきだったかなと今になって少し悔いています。
ここから、走行禁止区間、でも崖で走れませんからと笑顔で案内するスタッフさん。
あいかわらず渋滞気味にゆっくり上り続けていたところ、僕の前にいた女子ランナーが一言。
「ちょっと遅くありません?」
ちょび「関門には十分間に合うから大丈夫じゃないですか~」
超意識低い系発言。実際僕的にはちょうどいいゆっくりペースだったので。
「わたし下りが苦手なので上りで稼がないと」
その一言で自分の発言がいかに空気を読めていなかったか分かりました。そういうところ~
ちょび「声かけて積極的に前に行った方いいですよ!」
前を行くランナーにあえて聞こえるように大きめの声で言ったんですが、細い道でなかなか前に出られない女子ランナー。
てか、こういう時に「俺についてこい!」と言って、道を開けてグイグイ引っ張っていくような者にわたしはなりたい。
女子ランナーの前にいるランナーもなかなか図太くて前を譲らない様子。もっと前にいるランナーは自分が渋滞をつくっていることに気づいていない様子。
でも後ろから声をかけられないと自分が渋滞をつくってるってなかなか気づけないのかもしれません。
少しして、女子ランナーは前に出て、自然と集団はばらけていきました。
もう少しで山頂。
9:30 スタートから4時間30分、船明神山山頂(標高1667m)到着。
ここからの景色が最っ高っでした!
そして、下り。
ドロドロゾーンがけっこうあるにもかかわらず、まわりはなかなかハイペース。流れに身を任せて進みます。
途中、大きな段差にロープがかけられているところがありました。
前のランナーがロープを使って下ろうとしたところ、足をとられてズルズルーと滑って泥まみれに。
ロープを使ったほうが安全に下れると思いきや、ロープを使うとかえって泥にはまるという理不尽極まりない罠!
僕はロープを使わず、わきから下ってことなきをえました。
次のエイドが近づいてきて、先行ランナーとのスライドが始まりました。
声を掛け合いながら進んでいると、Damaさんとスライド。
「ナイスラーン!」
Damaさんは、涼しい表情で上りを進んでいきました。
10:22 第一関門到着。
下りでけっこうガツガツ下ったので、まだ半分もいってないのに脚にかなり疲労がたまってきました。
座り込んでリタイヤを決めたようなランナーもちらほら。
エイドについてすぐにトイレに並ぶと、
TOMSAIさんもトイレに並んでいました!
お互い一応まだ元気なことを確認できました。
トイレ待ちの時間でクリームパンタイム。
トイレを済ませて、水の補給。
エイドに置いてあったのは、水とバナナ。
そして、コーラ!
コーラうまい!コーラありがたい!
トイレの待ち時間がけっこう長くて、このエイドに20分弱いました。
元気をつけて、三座目の箕輪山に向けてしゅっぱーつ!
つづく。