レポ最終回です。
前回まで→
ーー
34キロ地点の第3エイドを通過して、後半戦!
あとはひたすら下ります。
コース図によると第3エイドから第4エイドまではトレイル区間となっています。
うん、確かにオフロードです。
しかし、しばらく行くと舗装路に。
そして、通行止めのゲートのわきを通って先を進みます。
大会の案内によると、ここは野州原林道という国有林地帯で、この大会のために特別な許可を得てコースとして利用しているとのことです。
貴重なコースだというのは分かりますが、人が全然通らないのでしょう。
荒廃してる。
廃道マニアが喜びそうな道。
舗装路がガタガタになっており、朽ち果てて崩壊しているところも。
そういう舗装路と未舗装路が交互にきて、やがて未舗装路に。
うっ
荒れてる、そして霜柱が解けてヌルヌルになってる。
安達太良の悪夢が再来して立ち止まりました。
大丈夫、傾斜はゆるいし足場もあるから落ち着いて進もう。
下りが得意なランナーはガンガン進んでいきます。
そして、足場がめちゃくちゃなところに、ドローンを操るカメラマンあらわる!
なんでよりによってそこでドローンの撮影するんだ!?
ほかにもっといい撮影ポイントあるだろ!
ブーンってドローンうっさいわ!
やー、こういう道が続くとかなりしんどいぞーと思っていたら、まもなく穏やかな上りに。
しかもけっこう上りが続く。
ゆるやかに上っていきます。
そして、下りに。
つづら折りになった林道を下っていきます。
礫道というか砂利道というか、安達太良でいう馬車道、泉ヶ岳でいうスキー場わきの道を下っていきます。
さっきのような荒れたところはありません。
ただただ下る。
そして、あまりにも変化がなくて飽きる。
少し開けたかんじに。
スタッフさんが声がけしてくださいましたー
で、またひたすら同じような道を下る。
もうかれこれ10キロ近く下ってます。
お!丸太だ!
はい、また同じような道ー
とか言って気が抜けて、つまづいてコケそうになることが数回。
常に緊張感をもたねば。
だいぶ下って、なんか不気味なところにきました。
このトゲトゲの棒のひとつひとつに生首が刺さっているようなウォーキングデッドの世界観です。
スタッフさん、どーもでーす
もうほぼほぼ舗装路なので第4エイドは近いはずですがなかなかエイドがあらわれません。
第4エイドは52キロ地点にあるはず。
でももう僕のストンさん、52キロとっくに過ぎてるんですけど。
ストンさん、距離ずれまくるから仕方ないけど、エイドまだかー
あまりにもエイドがこなくてコース間違ってるんじゃないかと不安になったところで人々の声がきこえてきました。
通行止めのゲートをくぐって第4エイドです。
楽しい思い出を日光で 最後は笑顔で
はい、ありがとうございます!
あとゴールまで4キロなので補給の必要はないと判断。
でも、せっかくなのでちょっといただいていきます。
一口ようかんと焼き菓子をザックへ。
ラスト4キロ 長いか短いかはあなた次第!!
エイドを出る時にスタッフさんから大きい声で聞かれました。
「あと4キロ長いー?短いー?」
もちろんこう答えました。
「ながいー!」
何事も後ろ向きにものごとを考える人間。
ということで、半分以上残っていたソフトフラスクの水を捨てます。
あとは一気にゴールまで走ります。
国道に出ました。
そうそう、ここはスタートした後に走っていたところ。
コース図によれば、最初に走ったところに戻ってくるようになっていたことを思い出しました。
あれ、てことは、このまま進んでいくと東照宮。
日曜、昼時の東照宮に正面突破するってことじゃん。
スタートは6時だったから全然問題なかったけど。。
やっぱり、車と人通りが増えてきました。
これぜったい足止めくらうでしょー
過去に参加したショート、ミドルコースもゴールは東照宮ですが、東照宮の裏の方?の人通りがほとんどないところを走って最後だけ参道を走るかたちでした。
なので観光客の方との接触はほとんどなくてよかったんですが、今回のコースは思いっきり人混みに突入します。
そんな中、撮影するカメラマン。
紅葉ポイントでランナーを撮るというオールスポーツ魂を感じます。
そして、東照宮へ。
いや、めっちゃ人いる。
けど、神がかったスタッフさんのコース誘導で、いっさい足止めなし!
最後の最後に心臓破りの坂!
きー!きつい!
坂を上り切ると、ショート、ミドルのランナーと合流!
よし!ゴールだー!
ニコニコー
ニッコー!
ゴール!
(全然知らないおっさんのゴールの瞬間)
タイムは、5:49:48。
ストップ押し忘れました。
実際の距離は57.6キロのようです。
ーー
ゴールした後、完走証を受け取ります。
これまでの大会では、ゴールした後おそばのふるまいがありましたが今回はなし。残念。
屋台もでていません。
ぜいたく言ってすみませんが、ゴールした後ペットボトルの水一本でいいから支給していただきたい。
自販機を見つけて飲み物を購入。
そして、ザックに残していたおやつでお昼ごはん。
さて、会場を後にしますが、ここから駐車場までの移動が大問題。
駐車場の送迎バスに乗るためには日光小学校の方に行かないといけませんが、前々回の大会のときはそのバスがくる時間があまりにも遅いので、3キロ弱の道を歩いて駐車場に行きました。
どうせ歩くんだったら小学校の方に行くのは遠回りになるので覚悟を決めて歩いた方が早い。
小学校の方には向かわずに駐車場に向かって行くランナーがけっこういます。
中には走っていくランナーも。体力ありすぎ。
どうしよう?
迷いながら歩いていると、川の向こう側にバスが通っていくのが見えました。
よし、バスで行こう!
前々回の大会とちがって、バスの送迎がちゃんと機能していました。
帰りのバスの送迎方法は毎年違うので、きちんとチェックが必要です。
ということで、駐車場に着きました。
毎年、この駐車場からの景色が最高です。
では、温泉に行きます。
が、しかし、
日帰り入浴中止。
ふざけんなー!(いや調べてから行け)
よし、わかった、こうなったら那須に行く!
那須塩原の「彩花の湯」に行きました。
pH 8.27
低張性弱アルカリ性高温泉
ちょうどいい規模感で、サウナと水風呂のセット練もできるいい温泉でした。
まー、日光の帰りに行くようなところではありませんが。
なぜ那須に行ったかというと、那須高原にあるドラクエウォークのおみやげスポットに行きたかったのでした。
おかげさまで栃木県コンプリート!
栃木県大好きです。
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ということで、最後にかんたんに大会を総括します。
今回が3回目の参加でしたが、3回とも天気に恵まれ(全て快晴!)、いい思い出しかありません。
このご時世の中、東照宮を会場として大会を開催していただいたことに心から感謝です。
たぶん、運動公園とかそういうところを会場にしてもいいはずですが、この大会は東照宮でやってこそ意味があります!
今回、ミドルコースの変更などたいへんだったと思いますが、その点も動画でフォローされていました。
熱意のある運営スタッフさんだと改めて実感しました。
また、レースを支えるボランティアスタッフさんは年齢層が幅広く、楽しんで活動されているのが印象的でした。とても元気をもらえました。
ロングコースを新設したことでスタッフの人員確保も大変だったでしょうが、要所要所でスタッフさんが案内してくださりストレスなく走ることができました。
ロングコースについてはもともとほとんどロードということは分かっていましたが、それにしても少し拍子抜けしてしまいました。
このコースの新設に長い年月をかけているとのことだったのでこう言うのは大変心苦しいのですが。。
前半、見どころがたくさんある分、後半、想像していたようなトレイルコースではなく単調な印象をもってしまいました。
もはやロードコースの部として、トレランになじみのないランナー向けのコースにするのもひとつかもしれません。
あと、距離表示を設置してもらえるとありがたいです。
気が早いですが、来年どのコースを走るか悩ましいです。
最後に、大会スタッフのみなさま、広い心でランナーを見届けてくださった観光客のみなさま、その走りで刺激をくださったランナーのみなさま、そのほか大会にかかわったすべてのみなさまに感謝です。
ありがとうございました!
ニコニコ ニッコー!
おしまい。