今日は、サロマ湖のエントリーから交通手段や宿泊先の確保までの道のりを記したいと思います。長いです(ブログ初心者なので目次とか使えません(>_<))。なお、以下は100キロの参加を前提としています。50キロの部はスタート地点が違ったりする関係であまり参考になりませんので、あしからず。
東北人がサロマ湖に行く際の参考にしていただければ幸いです。
1 序論
僕のエントリーから交通手段、宿泊先の手配の流れの概観は以下のとおりです。
1月25日 大会エントリー
↓
1月26日 宿泊先・飛行機・レンタカー予約
↓
4月上旬 飛行機決済
↓
5月中旬 新幹線予約・決済
しかし、以下にみるよう、このスケジュールではいかんのです!
オフィシャルツアーに頼らず、自分の希望通りの行程でサロマ湖に行きたいと思ったら、思い立ったその日に、エントリー開始前に!宿泊先ないしツアーを予約しなければなりません。
僕は、人生何をやっても報われない、というマイナス思考の人間なので、サロマ湖のエントリーのクリック合戦には敗戦するだろう、クリック合戦に勝ち進めるようなことがもしあったら、それから宿泊先の手配とかを始めればいいや、後からキャンセルするの面倒くさいし(マイナス思考というよりもただの面倒くさがり屋)と思っていました。
しかし、それでは遅いです。希望するところに宿がとれませんでした。
かといって、じゃあ具体的にいつから動き出せばいいのか、ということは正直分かりません。結局はじめから旅行会社の方でおさえられてしまっているかんじではあります。
ただ、サロマ湖に何度も参加されているような熟練者は、エントリー開始前に宿やツアーを確保しているようです。
とはいえ、エントリー前にある程度、サロマ湖に行くルートのことは考えていました。
2 サロマ湖へのルート
(1)前提知識
サロマ湖の周辺はこうなっています。
代表的なルートは次の3つになると思います。
A スタート地点(湧別町)に近い方で宿泊ルート
B ゴール地点(北見市)に近い方で宿泊ルート
C スタート地点とゴール地点それぞれで宿泊ルート
それぞれのルートのメリットデメリットを書く前に、空路について少しご紹介します。
まず、スタート地点に近い紋別空港は羽田との発着便があるのみで、ゴール地点に近い女満別空港には、羽田、名古屋、新千歳との発着便があります。
また、スタート地点に比較的近い旭川空港の国内線は、羽田と名古屋との発着便のみです。
紋別空港と女満別空港の羽田との往復の時刻表は以下のとおりです(※時期により異なります)。
・紋別空港
シンプル!
羽田→女満別
[東京]羽田空港 → 女満別空港 - 飛行機時刻表/予約〔国内線〕 - NAVITIMEより
女満別→羽田
女満別空港 → [東京]羽田空港 - 飛行機時刻表/予約〔国内線〕 - NAVITIMEより
タイム次第ですが、レース当日に帰宅して翌日出勤も十分可能ではあります。
(2)A スタート地点(湧別町)に近い方で宿泊ルートについて
(土曜)羽田→紋別→湧別町周辺で宿泊
(日曜)スタート→ゴール→スタート地点に移動(送迎バスあり、2000円)→湧別町周辺で宿泊
(月曜)紋別→羽田
というプランになります。
[メリット]
スタート前ギリギリまでたっぷり睡眠をとった上でスタートできる。
[デメリット]
ゴール後にスタート地点に戻るという苦行。
紋別空港の飛行機を予約するという血で血を洗うクリック戦争。紋別空港を旭川空港にするというアレンジメニューがあります。
(3)B ゴール地点(北見市)に近い方で宿泊ルートについて
(日曜)スタート地点に移動(送迎バスあり、2000円)→スタート→ゴール→北見市周辺で宿泊
(月曜)女満別→羽田
というプランになります。
[メリット]
ゴール後に余裕がある。
網走など宿泊先が充実している。
[デメリット]
睡眠時間を十分に確保できない。1:00起きもざらにある。
女満別空港の飛行機の予約は、やはりクリック戦争。
(4)C スタート地点とゴール地点それぞれで宿泊ルートについて
(土曜)羽田→紋別/旭川→湧別町周辺で宿泊
(日曜)スタート→ゴール→北見市周辺で宿泊
(月曜)女満別→羽田
というプランになります。
[メリット]
無理がなく、一番無難。
[デメリット]
飛行機が往復のチケットではなく、宿泊先も連泊でないため、お金がかかる。
結局、クリック戦争に立ち向かう以外に道はない。
以上はあくまでそれぞれルートの概要で、宿泊先から会場までの移動を公共交通機関や送迎バスを使って行くのか、レンタカーを使うのかでだいぶかわってきます。はたまた、車中泊という方法をとったり、スタート地点とゴール地点の中間である佐呂間町で宿泊するなど、様々なプランが考えられます。
(5)ちょびの場合
今回のちょびのサロマ湖行きには、強力な大応援団がついています。
ブッチャーです!
ブッチャー!イェイ!
間違えました。兄からブッチャーと呼ばれていた姉です。
姉という強力な大応援団(1人)を引き連れていきますのでこわいものなしです。
なお、お察しのとおり、姉も僕と同じく独身です。イエイ!
ちなみに、兄家族が北海道に住んでおり、毎年姪っ子、甥っ子(それはそれはもう超かわいいんですから!)に会いに北海道に行くというのが、ちょびとブッチャー、基、姉の年中行事なのです。
去年も8月に姪っ子たちに会いに北海道に行き、そのついでに北海道マラソンを走りました。あくまで姪っ子甥っ子に会うのがメイン!
今回のサロマ湖もそんなかんじで、「仙台→新千歳→姪っ子たちと戯れる→レンタカーで移動→大会」というざっくりしたプランで考えていました(実際一番安く行けるプラン)。
しかし、兄から車の移動がどれだけかかるか分かってんのか、北海道の広さなめんなよ!と言われました。(さらにいえば、ウルトラをなめてる)
とはいっても全部、ブッ、基、姉が運転してくれるから大丈夫じゃねーなんて思ったりしたものの、ブッチャー、超超ペーパードライバーのため、長距離運転は危険すぎるということで、結局、姪っ子たちに会うのは断念。サロマ湖オンリーで北海道に行くことになりました。
となるとですよ、ブッチャーは何のために北海道に行くんだってことになりますよね。
ということで、北海道に行った実感を得たいというただただその一心のためだけに大会前日、旭山動物園に行っちゃうよ~ん。やっほ~い。
大会前日は、100均で売ってる折り畳み式の椅子を持ち歩いてでも、無駄な立ち歩きをするなという岩本先生の教えに逆らいまくるよ~ん(岩本先生、こんなできの悪い人間で本当にごめんなさい)
話しを戻すと、僕は「C スタート地点とゴール地点それぞれで宿泊ルート」で行くことにしました。はじめてですから、無理はしない方針です。行きは、旭川空港から旭山動物園経由でレンタカーでスタート地点に近い宿泊先に行きます。とはいっても、大会のエントリーができたらの話しです。
3 大会エントリー
今回の大会のエントリーは、1月25日、20:00スタートでした。
先着順=クリック戦争です。
毎年開始30分で定員に達するということだったので、ムリかなーと思いましたが、案外大丈夫でした。
エントリー完了のメールがきたのが、20:25だったので、けっこうあぶなかったのかもしれません。
第1次クリック戦争通過です。
なお、エントリー費用は、ゼッケン等の事前送付を希望する僕の場合、1万8611円でした。
ここから、旅行プランを具体化していきます。
4 オフィシャルツアーについて
公式ページでは、3月末から4月上旬にオフィシャルツアーを案内するというお知らせがあって、3月7日にツアーについての案内のハガキが発送になったとあります。
オフィシャルツアーで行くことははじめから考えていませんでした。
スペシャルプライスコースの3日間民宿プランでも最低8万かかります。
DAMN!
(2017年、僕の心を射止めた言葉、間違いなくナンバー1!AKBのことは全く分かりませんが、今回の件は秋元康が仕込んだこととしか思えない。DAMN、多用するぞ。NMB須藤が着ていた「DAMN」Tシャツ大人気!売り切れ続出 (サンケイスポーツ) - Yahoo!ニュース)
十分安いといえば安いんでしょうが。。
僕の場合、これに福島県の中心都市から羽田までの電車賃もかかるわけです。
自力で交通手段を確保したほうが安くなる、ということで、この8万より安くおさえる、サブ8万(大会エントリー費用を除く)を目標に交通手段等を手配します。
5 宿泊先の予約
エントリーができた翌日、湧別町にある宿泊施設に片っ端から電話しました。ネットで予約できるところはエントリー直後予約しようとしましたが、ゴール会場の周辺を含めて全てうまっている状況でした。
電話をかけましたが、湧別町内の宿泊施設は民宿を含めて全てうまっていました。
やはり旅行会社でおさえているようですね。
エントリー前にもっと早く予約していればこうならなかったかもしれませんが。
仕方なく、隣の紋別町で宿泊先を探したところ、民宿を予約することができました(素泊まり1泊3600円)。
この民宿からスタート会場まで車で約37分です。
大会当日は2:30ないし3:00起きというところでしょうか。
ゴールした後の宿泊先については、「船長の家」というところがいいという情報があってそこにしたかったのですが、ダメでした。
できるだけゴール会場に近いところにと思いましたが、網走の方は割と空いているようで、網走湖のそばにあるホテルがとれました。ゴール後はそこそこいいところの温泉でゆっくりしようと思います。とはいっても、20時までの夕飯に間に合うか、制限時間ギリギリのゴールになった場合のことを考えると不安だったので、朝食のみつけることにしました(1泊朝食付き9180円)。
なお、このホテル名を検索すると次にでてくる検索候補ワードが「幽霊」だったことはブッチャーには内緒です。
6 飛行機の確保
2017年3月26日~10月28日搭乗分、いわゆる春夏ダイヤの航空券の発売は1月26日でした。ネットでの受付開始は9:30です。ちょうどエントリーの日の翌日になります。予約して早割を使って安く航空券を手に入れる作戦です。
行きの旭川のチケットはおそらく問題ないと踏んでいました。問題は帰りの女満別→羽田です。
ゴールの翌日、疲れています。ゆっくり余裕をもって、なんならちょっと網走付近を観光するかんじで、JALの14:55発の便を狙います。
9:30、開戦!
この戦争は一瞬にして決着がつきました。サロマ湖の開始後30分なんてもんじゃありません。
5分以上つながらない状態になり、つながったかと思うとその周辺の時間帯の便は全てキャンセル待ちの状態になっていました。
サロマ湖に行くまでの本当のクリック戦争はここにあったのです!
どうせ旅行会社がおさえっちゃってるんだね。巨大資本の前に庶民はひれ伏すのみ。
damn!
もっとも最終便の予約は取れました。でもこれだと東京で一泊せざるを得なくなり、次の日の仕事に差し障ります。
狙い目だった便のキャンセル待ちの登録をして、次の戦場、AIRDOへ!
不思議なことに、JALでの短期決戦にみな戦意を喪失したのか、AIRDOのクリック戦争は大変穏やかなものでした。運よく13:40発の便を予約できましたー!
行きの羽田・旭川間のチケットも問題なくゲットできましたー
そして、この後、ちょびのバカっぷりが炸裂します!
購入手続期間を勘違いして覚えてて、AIRDOのチケット、購入手続きしようとしたら期間過ぎちゃってたー!!
だむん!(ひらがなにするとかわいい)
何とかならんかAIRDOに電話。
何ともならないかと思いきや、9:15発の便に空きがあるとのこと!
あっぶねーということで、無事帰りの便を確保することができました。
てか9:15発の便なんてあったっけ?という話しなんですが(上記時刻表にはない)、一部期間のみの運航ということのようです(この一部期間ってのがよく分からない)。
みなさま、予約できたことで満足しないで、購入手続の方もぬかりなく。
時期が前後するんですが、帰りの便については、狙い目だったJALの便のキャンセル待ちで、席が用意できたとのメールがきました。ただ、早く帰れた方がいいや、ということでこの便については手続を進めませんでした。
キャンセル待ちで席を確保できることもありますよ、というお話しでした。
以上のとおり、早割を使って航空券をゲットした結果、
飛行機代は行きと帰りをあわせて、3万0370円でおさめることができました。
7 レンタカーの予約
3日間で、1万7580円です。
これを二人で割れば、1人当たり8790円です。
ガソリン代のことは、いくらかかるか分からないし置いておきます。
8 新幹線の予約
羽田までの電車、特に新幹線の予約についてです。
JR東日本の場合、乗車日の1か月前から「トクだ値」の申込みが可能で、さらにその1週間前にその予約ができます。
これで3割引きで新幹線の切符を購入することができます。
行きと帰りをあわせて(姉は仙台から乗車)、羽田までの電車賃も込みで、ざっくり1万4000円というところです。
9 結語
長くなってしまいましたが、計算した結果、旅行代金は合計6万5351と出てきました。ガソリン代なんかを考えても、サブ8万達成です!
確定したプランは次のとおりです。
(土曜)自宅→羽田空港→旭川空港→旭山動物園→紋別市の民宿に宿泊
(日曜)民宿→スタート会場→(100キロ走る)→ゴール会場→網走市のホテルに宿泊
(北海道内はレンタカーで移動)
ということで、オフィシャルツアーに頼らずとも、オフィシャルツアーよりも安くサロマ湖に行くことは可能です。
僕の上記プランでもまだまだ安くできる余地はあるような気がします。
ぜひ精通している方がいらっしゃったらアドバイスをいただきたいです。
民宿がどんなかんじなのか不安な面もありますが、このような旅行行程を考えるのも含めて、遠くに走りに行くっていいですよね。
最後に、旅行プランを考えるにあたって参考にさせていただいたブログ記事等を感謝の気持ちを込め、断りもなく掲載させていただきます。
[参考ページ]
サロマ湖100kmウルトラマラソンへのルート案内|ウルトラマラソン大会一覧|ウルトラランナーへの道
サロマ湖を走る上での情報が満載です。サロマ湖に限らずウルトラの練習法など非常に有益な情報がたくさん得られます。
【網走推奨】サロマ湖100kmウルトラマラソン出場時のホテル宿の確保について | マスコミ系ライフスタイル
http://runningood.com/archives/291
いつか行ってみたい宿です。
北海道旅行の際の参考に。
おしまい。
【本日の走り】
オフ