今日は足がだいぶ回復したので、今まで走るのを優先して出るのを我慢していたジムのボクササイズプログラムに久々に参加。
走るよりこのボクササイズに出る方が好き。
アタクシ、ブッチャーブッチャー言うわりに、格闘技のことは全く分からず、体型も格闘技体型とは程遠く、かといってランナー体型でもない、ただの短足顔でかメガネ野郎なんですが、ボクササイズに出ると、キレッキレ(あくまで主観)のジャブ&クロス、からのラウンドハウスキックをかましてるのよ。シャー!って気合いの声出しなんかもしちゃうのよ。トレーナーさんから「今日はノリノリでしたね」と大人な対応で引かれてるのよ。おほほほほ。
サロマぶりにいい汗流しました。
いや、サロマでは雨に打たれて汗が流れたことはなかったかな。
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走り始めたレポの続きです。
前回まで
サロマ湖100kmウルトラマラソンふりかえり【その1】レース前日
サロマ湖100kmウルトラマラソンふりかえり【その2】スタート!
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5:02、スタートラインを通過し、サブ10の挑戦が始まりました。
さて改めて今回のレースプランはこちらです。
距離 | 10 | 20 | 30 | 40 | 50 | 60 | 70 | 80 | 90 | 100 |
通過時間 | 0:55 | 1:49 | 2:43 | 3:38 | 4:36 | 5:39 | 6:45 | 7:49 | 8:55 | 9:59 |
区間タイム | 0:55 | 0:53 | 0:53 | 0:55 | 0:57 | 1:03 | 1:05 | 1:04 | 1:05 | 1:04 |
キロペース | 5'30 | 5'18 | 5'18 | 5'30 | 5'42 | 6'18 | 6'30 | 6'24 | 6'30 | 6'24 |
脚が元気な前半にある程度貯金をつくる作戦です。
岩本先生の著書から「タイムの貯金はレースの借金」との教えを受けていますが、練習量がままならない僕は、イーブンペースは無理と諦めて、つぶれてもギリギリサブ10が狙えるプランをたてました。
聞こえなかった号砲からスタートを通過するまでの2分30秒があるのでなるべく早めにペースを上げていきたいところです。
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のっぺり走り出した集団。
のっぺりペースが続きます。
これじゃ遅い。ペースを上げたいのですがなかなか前に出られません。
辺りはカッパや雨よけのビニール袋がこすれる音に包まれています。
しかも雨はまだまだ強く、けっこう風も吹いています。
しばらく走り、ある程度ランナーがバラけたかと思うと、轍に沿って水たまりができています。水たまりを避けて列になって走るような状態に。
抜こうとするとその列から外れて水たまりを踏まなければならず、なかなか前に出られません。
水たまりが浅くなったところで横に出て抜きます。
このようなかんじで最初の数キロ、蛇行しながら走っていたのは無駄に脚を消耗してしまっていたかもしれません。
沿道には朝5時、しかも雨にもかかわらず、地元の方が応援してくださいます。
ありがたいです。
意外だったのが、傘をさして走っている人がほんの2,3名いたこと。
これはいいんですかね。危ない気がするんですが。雨があがったらその傘を持ちながら走るつもりなんですかねー。
4キロほど走ると尿意が。
え、もう?
5キロ手前のちょうどスタート地点の湧別総合体育館に戻ってきたところで、仮設トイレに直行し、本日1回目のトイレ。早めに出し切れば安心です。
5キロを過ぎるとだいぶランナーもばらけてきて、少しずつペースを上げていきます。
スタート時点より幾分雨は弱くなり、だんだん心にゆとりもできてきました。
むしろ油断するとオーバーペースになっていまします。
落ち着こう、落ち着こう。
まだ始まったばかり。こんなときは脳内BGM。
ドラクエの音楽はⅣが好き。
まだ1章が始まったばかり。
ライアンになった気分で足を進めます。
まだホイミンも仲間になっていないようなところです。
10キロ通過 56:40
想定より1分40秒の遅れ。いい感じにスタートの遅れを取り戻しつつあります。
足の調子はすこぶるいいです。
1個目のジェルを投入。メダリストのリンゴ味。
10キロを過ぎると再び尿意が。
え、さっき行ったばっかりじゃん!
立ちションだけは絶対にしないと心に決めて、早めにトイレに行くことを考えていました。
12キロ付近にあるトイレに入ります。
さっきあんなに出したのにまたすごい勢いででてる。。
朝、水分たくさんとったはずではないんだけど。
よし、出し切った!これで安心!もうしばらく出まい。
ここのトイレ、おばちゃんがこっち空いている、あっちが空いていると案内してくれます。これは大変ありがたい。
1回トイレに行くとかなりのロスになります。
遅れを取り戻すためにペースをあげる、非常によくない展開と分かっていながら、ペース表にあわせるためにペースをあげます。
落ち着こう、落ち着こう。
こんなときは脳内BGM。
早くも2章に入りました。
近くにアリーナ的女性ランナーがいたりして、その女性ランナーをペーサーにさせていただいたりして(ストーキング)、下心ありまくりで姫様についていくクリフト気分で足を進めます。
いつのまにか右手にサロマ湖が少しずつ見えてきました。
途中、立ちション禁止の立て看板がありました。
その立ちション禁止の看板を写真に撮っているランナーもいました。
立ちション問題は多くのランナーが問題視していますが、僕は今回立ちションをしている人を1人も見ませんでした。それだけ走るのに夢中で周りが見えてなかったのかな。。
15キロ付近から、20キロ地点を折り返したトップの選手とすれ違いになります。
なんつー速さ!これで100キロ走り続けるとか考えられません!
刺激を受けて自分も少しペースアップ、
をするなということが岩本先生の著書にあります(代表的なウルトラの大会の攻略方法が載っています)。
折り返してくるトップランナーとすれ違います。その颯爽とした走りを見ていると元気が出てペースを上げたくなりますが、自重してください。あなたはトップランナーではないのです。
はい、僕はトップランナーではありません!ただの短足顔でかメガネ野郎です!
自分のペースを守ります!
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15キロ通過後またまた尿意が!
うそでしょー!
16キロ過ぎのトイレに入ります。
3回目のトイレ。
特別寒いわけではないのに。
自分が思っている以上に雨に打たれて下半身が冷えているようです。
またトイレロスの分を取り戻すためにペースを上げます。
ただ、それほど無理せずペースが上げられます。
このトイレのペースは想定外。
落ち着こう、落ち着こう。
こんなときは、脳内BGM。
あれ、もう3章。
不思議なダンジョンで手に入るハラヘラズの指輪があれば、100キロなんて余裕だろうな~
集落を抜けると目の前にサロマ湖が広がります。濁りまくってます。
20キロ手前で折り返します。
折り返し地点を少し行くと、20キロの関門です。
折り返すと、向かい風が。今まで走りやすかったのは追い風だったからでした。
20キロ通過 1:49:57
想定より57秒の遅れ。トイレロスがあるわりに想定タイムにだいぶ近づけてきました。
足はまだまだ大丈夫そうですが、弱冠いつも痛くなる右足裏前方に違和感があらわれはじめます。
そして、折り返した後の向かい風が思った以上に強いです。
風が強い。。
にょ、尿意が。。。
つづく。
【本日のラン】
トレミジョグ 2キロ