先週見られなかったランスマの録画を見ました。
足裏の痛み特集でした。
僕はほぼ慢性的に右足裏がおかしいです。
番組で紹介されていた足首の硬さチェックをやってみたところ、自分の足首がすごい硬くてびっくりでした。
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前回まで
サロマ湖100kmウルトラマラソンふりかえり【その1】レース前日
サロマ湖100kmウルトラマラソンふりかえり【その2】スタート!
サロマ湖100kmウルトラマラソンふりかえり【その3】スタート~20キロ
サロマ湖100kmウルトラマラソンふりかえり【その4】20~54.5キロ
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大エイドを出ます。
すぐに道の駅があり、沿道の応援が続きます。
「あざーす、あざーす」
大エイドを出ると上り坂ということは聞いていましたが、シューズを交換したおかげで足が軽く、坂が全く気になりません。雨もほとんどやんできました。
そして、膝下のテーピングの効果を実感します。
あーすごい安定してる。あるのとないのとでは大違い。テーピングすげー(しばらくして結局はがれる)
ここから先は、下手にペースを上げず淡々と走ることにします。キロ6’00ペースまで落として大丈夫なところです。
60キロ通過 5:36:49
想定タイムは5:39:00。大エイドを出て元気を取り戻したようです。大エイドに10分いたわりにタイムには大きく響いていません。
60キロから先は、ペース表では最悪キロ6’00までペースを落としても大丈夫です。
かといって、精神的にゆとりがあるかというと全くありません。
とにかく練習量が少ないため、いつどこで脚がとまってもおかしくないという不安ばかりが頭をもたげます。
もう少しで魔女の森があって、68キロには名物私設エイドの斉藤商店があって、さらに行けば鶴賀リゾートのエイドもある。
お楽しみが先にあると思えると単調な道でもまだまだがんばれます。
65キロ付近から魔女の森に入ります。木々に囲まれた道を走ります。魔女の森の前から規制がかかった道路になり車は通らず、雨もほとんどやんで走りやすくなっています。が、脚はだいぶ重くなってきました。
65キロを通過。いよいよ経験したことがない、未知の距離に突入です。
魔女の森を抜けて国道にでる手前辺りだったでしょうか。
外国人女性2人組がランナーに向けて「フォー」と声援を送っています。
いかにも外国のノリ
僕もこれに応えて「フォー」返し。まだ元気。
国道に入ると50キロの部のランナーと合流します。
50キロの部は速い!颯爽と抜かされていきます。
そして、68キロの名物私設エイド、斉藤商店。
ここに、ブッチャー登場!
どうやら、ブッチャーは応援ナビを見つつ、応援ポイントを見つけられるようになったようです。
斉藤商店では、暖かいおしぼりを渡してくれます。
あったけ~
そして、あたたかいお茶も(しかも紙コップではなく湯のみで)。
あったけ~
斉藤商店を後にしてしばらくいくと、69キロ地点のエイドです。
少し尿意があったので、仮設トイレへ。
トイレは2台、両方使用中。
ここで、僕は人として許されないことをしてしまいます。懺悔します。
待つ時間が非常に長く感じられ(っていってもほとんど待ってないんですが)、思わず、使用中というのに気づかないでつい急いで扉を開けようとしてしまいました、ごめんあそばせ、という体で、開けようとした扉の音で外にトイレ待ちの人いるんだよアピールをトイレの中の人にしようとしたのです。
普段トイレ使っててこういうのされることってありません?
だって、ノックしたらあからさまに急かしてるみたいで気が引けたんですよ。
使用中の赤い印が出ていることを分かっていながら確信犯で扉に手をかけました。
手を軽く引いたその瞬間、
ドア、オープン!!
「わあー!!!!」
ちょび「すみません!!!!」
バタン!
ちょびはその場をしれーっと走り去っていきましたとさ。
あー最低、最低すぎる。てか、ロックしてる扉がなんで開くのー!?
待ってちゃんと謝ることもしなかった、最低。
しかも、中にいた男性、正面を向いて大をしていたんですよ。
つまり、扉側を向いて和式トイレに完全に腰を掛けている状態です。
もう、うんこ座りする体力もなくなっていたんですね。
もう本当に申し訳なくて申し訳なくて。
女性が使っていたらホントにシャレになってないです。男性でもシャレにならないことは重々承知しています。
トイレを使っていた方、本当にすみませんでした。
罪悪感でいっぱいです。
一生をかけてこの罪を償います。
もう2度と同じ行為に及ばないことを誓います。
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70キロ手前、仮設トイレが1台。
行ってみます。
空いてる。。
7回目のトイレを済ませました。
70キロ通過 6:37:04
想定タイムは6:45:00。この先どんなにつぶれても間違いなく完走はいけるだろうと、制限時間内の完走は確信します。
しかし、サブ10いけるという気持ちは全く出てきません。
この辺りからキロ6’00を維持することがかなり辛くなってきたからです。
ガクっと体力が落ちたのを感じます。
いつキロ7’00になってもおかしくない、ここからキロ7’00になったらサブ10は達成できません。
脚が重くなり、1キロ1キロがこれまで以上に長く感じます。
75キロ付近、鶴賀リゾートのエイドに到着。
そして、4度目のブッチャー!
ブッチャー「大丈夫?」
ちょび「疲れた。しんどい。」
鶴賀リゾートのエイドにはそうめんとお汁粉が用意されていました。
両方食べたかったんですが、食べるのがしんどくなってきており、お汁粉だけいただきました。
あったかくて、うんめ~
膝を屈伸して、少しストレッチをしてスタートします。
するとなぜかブッチャーが写真撮るからこっち見てーって言ってきます。
なぜ?今?走り始めてるじゃん!
ちょび「いーから、いーから、もう行くから」
ブッチャー「ちょっと、うまく撮れないから止まって」
ちょび「ん゛(`ー´)」(でも、ピース)
鶴賀リゾート近くがホタテ養殖発祥の地だそうです。
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走り始めると雨が強くなってきました。
歩道と車道の間に分離帯がある道路を走ります。
すると歩道に大きな水たまりが増えてきます。
水たまりが少しでも浅いところを探って走りますが、シューズがびちょびちょになります。
トラックが勢いよく、水を跳ね上げて通っていきます。おいー
体力が限界に来ています。もう脚が走ることを拒んでいます。
もう脚を動かすというより、上半身を動かしてそれに脚がついてくるような感覚です。
脚のしんどさに比べれば大したことはありませんが、またずれというか、たまずれがヒリヒリ痛いです。マタズレーヌというパンツをはいていますが、濡れると摩擦が強くなって、擦れて痛くなってしまっているようです。
目の前に10メートル以上続く、池のような水たまりがあらわれます。
「うわ」
思わず声に出ます。
避けられないので、そのまま突入します。
しんどい、しんど過ぎる。
それでも、サブ10を狙えるところにきています。
なんとか6’00ペース前後をキープしています。
想定ペースでは6’30まで落ちても大丈夫なところですが、ここでペースを落とすと一気にペースが落ちてしまうんじゃないかと怖くなります。いや間違いなく落ちる。
同じぐらいのペースの人に食らいついていきます。
少しでも気を落としたら負け、ここからは気力。
自分に言い聞かせます。
気持ちを奮い立たせるために脳内BGM!
爆風スランプ(旅人よ)-Viet Nam Festival 2016-
強い風に今立ち向かってゆく
遙か彼方を目指した旅人よ
・・・
広い宇宙の上を走ってゆく
遠い遠い自分に出会うために
・・・
(一部変更)
爆風スランプはランナーよりこっちのほうが好き。
ワッカ原生花園入口の79キロのエイドが見えてきました。
よし、もうほとんどゴールだ!
そして、いよいよ地獄突入です。
つづく。
【本日の走り】
オフ