本日はOSJ安達太良山トレイル10kを走ってまいりました!
初のトレイルレースです!
まずは結果です。
1時間50分43秒
このタイムが自分の走力からして早いのか遅いのかよく分かりませんけれども、そんなタイムより何より
思いっきり転びました!!
はじめて救護のお世話になりました。
初のトレイルレースはほろ苦い思い出になりました。
ーー
1日をふりかえります。
スタートは10:00ということで特別朝早起きすることもなく家を出て、8:37、駐車場着。
ナビを見ていただければ分かるとおり会場まで500メートルほど歩きます。
駐車場の様子。
うーん、ミスティ~。
てか、霧雨が降っています。
昨日の天気予報はそんな悪くなかったはずなのに。
なんなら、登山指数はA、B、CのうちAだったのに。
昨日の夜、けっこう雨強めに降ってたし。
この調子だとかなり悪路なんだろうなー
さっそくネガティブモードに。
会場まで歩きます。
会場の登山口につきました。
うーん、ちょーミスティ~。
てか、雨。
2回試走しているので、あの下り(サスケみたいなアクションゲームを要求されるゾーン)がひどい状態だということは容易に察しがつきます。
やだもー
あそこ走りたくないよー
やる気ゼロです。
レストハウスで受付。
ゼッケンの入った袋をもらいます。
受付の横でパワーバーコーナー。
さっそく中を確認。
参加者リストの冊子と温泉無料券、成駒(先日の試走の時にソースカツ丼を食べたお店)で使える温泉卵サービス券、そしてパワージェル。
Tシャツおもて!
うら!
うーん、ミンティ~
中の様子。各自ここで準備します。
準備を整えて、荷物を預けたらトイレへ。
トイレに貼ってあった紙。
トイレを済ませた後、外へ。
レストハウスの外にはTOMSAIさん!
娘さんの送り迎えなど非常にお忙しいところにもかかわらず、TOMSAIさんがスタートを見届けにきてくれました!
TOM兄!マジでアツい漢だぜ!!
TOMSAIさんのパパ友さんもいらしており、スタートまで3人でしばしお話し。
そこで、さっそく僕からやる気ゼロ発言。
スタート前にまわりのモチベーションを下げるような発言はよくないですね、慎みます。すみません。
TOMSAIさんに撮ってもらいました。
後ろのリア充感たっぷりのグループとの対比が絶妙。
スタート20分ぐらい前から、進行のアナウンスが始まりましたが、雨のせいか一向にだれもスタートに並ぼうとしません。
10分ぐらい前になってだんだん人が集まってきて、われわれは5分ぐらい前になって並び始めました。
てか、どんどん雨が強くなってるー
ほんとやだもー
ーー
10:00、スタート!
スタートゲートをくぐりましてー
進行のスタッフさんと開会のあいさつをしていた岳温泉観光協会会長のステキな笑顔!
そして、TOM兄!うまい具合に指が入った。
それでは今回のコースをご紹介。
10kはちくびのある山頂まで登って下るというコース。
50kの壮大なコースと比べると10kのコースは見劣りしますが、天気がよければ山頂に向かうまでの稜線で雄大な景色を楽しむことができます。天気がよければ。
また、山頂付近は国立公園の特別保護区となっているため走行禁止(歩行)区間があります。
トレランレースのコースに特別保護区が入っているコースは非常に珍しいそうです。
それと、装備品について。
大会ルールにはこう書かれています。
「10kの部の参加者は、ドリンク500ml以上、行動食、長時間の雨に耐えられるウェア、ライト(点灯確認済み)、サバイバルシート、救急セット(ガーゼ、消毒液、絆創膏など)、携帯電話、携帯コップ(エイド用)、携帯トイレ、防寒着、グローブなど本人が必要とする装備品をお持ちください。」
ということで、10kの場合、携行が義務付けられている装備品はありません(50kは、装備品の義務付けやライト点灯確認があります)。
そのため、手ぶらで走っている人もそこそこいました(特に速いランナー)。大半のランナーはザックですが、ウェストポーチの人も多かったです。
僕はザック(ノースフェイスTR10)に水300ml×2を装着の上、中に救急セットを入れて走りました。このぐらいならウェストポーチでも十分ですが、ウェストポーチ持ってないので。
今日は暑くなかったものの、喉はかわいたので、エイドがない10kの場合、最低限飲み物はもった方がいいんじゃないかと思いました。
ということで、今回の僕は、いつものはてブロTにランパン、サンバイザー、トレランシューズ(ノースフェイスのエンデュラストレイル)に上記ザックというコーディネート。
はいでは、走りましょう。
一斉にランナーが登山道へ。
はじめの5キロは馬車道という比較的幅員広めの林道です。
ロードなどの前置きなしに、すぐにそこそこの傾斜を上ることになるんですが、まわりのランナーがほとんど歩きはじめます。
いやちょっと早いって。まだ200メートルくらいしか進んでないって。
幅員広めといっても、けっこうな集団なので、なかなか抜くことができず前に出られません。もうちょっと前の方からスタートするべきでした。
しばらくするとバラけてきて、走りやすくなってきました。
今回、タイムの目標は考えていませんでしたが、ひとつ、スタートから5キロ先のくろがね小屋までは足をとめない、歩いた方が速いようなペースになろうとも走り続けるという目標を立てました。しっかり足を鍛えようということです。
歩いたり走ったりを繰り返すパターンのランナーとそんなにペースはかわりませんが、一定のリズムで足を動かします。
途中、登山をされているグループが何組かいて、抜かす際に「がんばれー」と何度か声をかけてもらいとてもうれしかったです。
登山客の方に大変なご迷惑をおかけして、非常に申し訳ないところ、応援の声掛けをいただけるのは大変ありがたいです。
ということで、足をとめずにくろがね小屋までやってきましたー。目標達成。
5キロのぼってきて、タイムは39:54.
ここから先は一気に急な岩場を登るので、余裕で歩きます。
ここまで足をとめずに上ってきて疲れていたせいか、けっこうがんばって上ってるんですがまわりのペースより遅くて、ここから先けっこう抜かれました。
歩って上るにしても、ペースが速い人はスタスタスターと上っていきます。こういうところで実力、経験の差が出るなーと思いました。
さてさて、先を進むと、みんな大好き、ちくびが見えるあのスポット、峰の辻だよ!
ノーマルちくび、鉄ちくび、黒ちくびときてー
今回はー
濡れちくび!
って全然見えん!
しばらく行くと歩行区間です。
フラットなところもけっこうあるので、フラットなところで走ってタイムを縮めたいという気持ちをぐっとこらえて歩きます。
さらに進むと稜線に沿ったコースになりますが、ガスってて雄大な景色はこれっぽっちもお目にかかれません。
ただ、山頂付近はだいぶ雨が弱くなっていて、いつもビュービュー吹いている風も今日はわりと穏やか。気温は12℃くらいかと思いますが、半袖短パンでも全く問題なし。ただちょっと鼻水が出てきてたかもしれません。
ということで山頂に。
濡れちくび!
びーちくの感動に浸ることは一切なく、前を進むランナーは下りへとグングン進みます。
しばらく続いていた歩行区間が終了。
ためていたパワーを解放!
グングン下ります。
はじめは開けたコースがだんだんと道幅が狭くなり、左右に草木が生い茂ってきました。
ここが僕が一番懸念していたエリア。
段差、ぬかるみ、板、砂ぶくろ、ありとあらゆるトラップをつめこんだ、トラップのデパート、いやトラップの総合商社に突入です。
そして、その総合商社は、
川!
川!
川と化していた!
ゴールした後、とあるランナーさんとお話ししたんですが、そのランナーさんは、ここをウォータースライダーって言っていました。もはや笑うしかないみたいな。
少しでも水没してないところに足を置いて進みますが、ほとんど水にジャブジャブ足をつっこんで進む状態でした。
こんな状態のコースでも速いペースで下っていくランナーがいて、後ろからけっこうな勢いで走ってきてると思ってもどこで譲っていいか分からないという状況。
これ上りの時もそうなんですが、後ろにランナーがいるとすごい焦ります。邪魔しちゃ悪いなという思いと簡単に譲りたくないという思いも少々。
逆に自分がランナーの後ろについても、それはペーサーにさせてもらってるだけで抜く気はないんだよみたいな状況もありつつ。僕が抜いてもかえってペース遅くしちゃうよっていう。
トレランって難しいですね~。
この流れるプール、当然滑りやすいわけで、この区間で何度かしりもちをつきました。ただ、大事に至るようなものでは全然ありません。でも、この辺から自分の身体をしっかりコントロールできなくなってきていたのは確か。
この区間がだいたい1キロ強、続いたかなーと思います。
9キロ過ぎで、やっとこさ、さきほど上ってきた馬車道にでました。
ちょー走りやすい!今までほんとしんどかったー。これを下ればゴールです。
一気に気持ちが上向いてきました。
そして、今までトレランをすると必ず発生していた右足首の痛みがほぼない。
ガンガン下れる。
ピョンピョン跳ぶように足を進めます。
まわりにランナーはほとんどいない状態でしたが、後ろの方で聞こえていたランナーの足音が遠ざかっていくのが分かります。そして、前を行くランナーを1人抜きました。
あとは自分への挑戦。ここまできたら1秒でも早くゴールしよう!
やる気ゼロだったスタート前の自分はここにはいません。
フィニッシュゲートのアナウンスがかすかに聞こえてきました。
よーしゴールまであともう少しだ!
その時でした。
カーブに入りスピードを少しゆるめながら走っていたところ、すべったのか、つまづいたのか、もはやよく覚えていませんが、何かの拍子に体勢が大きく崩れました。
そのまま上半身から勢いよく砂利道に、
ズッコーン!
地面に身体が打ちつけられると同時に両足が、
ピッキーン!
両足のふくらはぎが攣りました。
ーー
♪~
海は死にますか 山は死にますか
春は死にますか 秋は死にますか
愛は死にますか 心は死にますか
ーー
立てない。
しばらく倒れたまま起き上がれませんでした。
メガネにも泥が。みじめ、みじめすぎる。
後続のランナーが「大丈夫ですか」と声をかけてくれました。
その優しい一言が本当に心に染みました。声をかえてくれたランナーさん、ありがとうございました。
しばらくして生まれたての小鹿の如く、起きて少しずつ歩き始めました。
安全第一とあれほど心に誓ったのに。いや、完全にその意識が抜けてた。林道を颯爽と駆け降りる自分に酔ってた。ほんとばか。
さっき抜いたランナーが僕を抜いて先へ。さらにもう1人のランナーにも抜かれました。
ゆっくり、あとはゆっくりでいい。歩きから少しずつジョグっぽく走れるようになったので、ゆっくりゆっくり走ります。
大丈夫大丈夫、激痛があるわけでもなんでもないから大したことはない。走れる、走れる。ただ、手の平と両膝に血がにじんでいました。
っていって実際本当に大したケガではなかったのでご心配なく。
フィニッシュ地点のアナウンスがはっきりと聞こえてきました。
ゲレンデに入ります。もうコケる心配はありません。
フィニッシュゲートめがけて一気に駆け抜けます。
ゴール!
無事ではなかったけど完走できて本当によかったです(T_T)
はてブロTも泥んこに(T_T)
12キロ手前のところで転んでますね。
ということで、今日はこの辺でおしまいにしたいと思いますが、転倒してトレランが嫌になったとかそういうことは一切ありません。
来年は50kに挑戦したいという思いがみなぎっています。
転ぶ直前まではウォータースライダーのつらいポイントがありつつも、そういうのも含めて楽しめていたんです。
今まで派手に転んだことがなかったので、ここで転んでよかったと思います。ケガは擦り傷、切り傷の程度なので大きなケガに至らなかったことが幸いです。
トレランは楽しいものではあるものの、やはり危険性が伴うということを重々承知して今後山を走ります。
調子に乗って自分のレベル以上のスピードで下ると転びます。
これからトレランを楽しもうと考えている方は、僕を反面教師にしてください!
ということで、次回レース後のお話しです。
そしてそして、明日はわれらがTOM兄の出番です!
TOMSAIさん、50kがんばです!
フィニッシュ地点で待ってます(^^)
つづく。