ちょびの走りっこ記録

サブ3目指して走ってます!

ファクトフルネス

 

どーもー

1週間のまとめ。3月30日~4月5日。

 

  メニュー 結果
オフ ぶひー
ジョグ(キロ6)90分 ◯  15キロ
快調走(キロ5)60分 ◯  12キロ
オフ ぶひぶひー
ジョグ(キロ6)60分 ◯ 10キロ
ロング走(キロ5)30キロ ◯  2:28:17
LSD(キロ7)150分 ◯  21キロ

 

4月はじっくり脚づくり。

 

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通勤で聞いているラジオ、『武田鉄矢の今朝の三枚おろし』、先週・今週のまな板『ファクトフルネス』(ハンス・ロスリング著、2019/1/11)。

 

気になったのでさっそく買って読んでみました。

 

 

かいつまんで本の内容をご紹介します。

 

ーー

 

問題です。

 

第1問 世界の人口のうち、極度の貧困にある人の割合は、過去20年でどう変わったでしょう?

 

A 約2倍になった。

B あまり変わっていない

C 半分になった

 

第2問 自然災害で毎年亡くなる人の数は過去100年でどう変化したでしょう?

 

A 2倍以上になった

B あまり変わっていない

C 半分以下になった

 

第3問 世界中の1歳児の中で、なんらかの病気に対して予防接種を受けている子どもはどのくらいいるでしょう?

 

A 20%

B 50%

C 80%

 

以下は僕がつくったオリジナル問題です。

 

第4問 現在、イタリアの新型コロナウイルス感染者数はイタリアの全人口に対する何%でしょう?

 

A 20%

B  2%

C  0.2%

 

第5問 この1ヶ月(3/5〜4/5)で日本の新型コロナウイルス感染者数は10.6倍になりました。では、そのうちの重症者数の割合はこの1ヵ月でどうかわったでしょう?

 

A 増えた

B かわらない

C 減った

 

ーー

 

答えは全て「C」です。

 

本著では、このような問題が13問用意されています。世界的にその回答を調査した結果、第1問~第3問の日本人の正答率は6~10%でした。この回答率の低さは日本人に限りません。

そして、適当に選んで回答するチンパンジーの方が人間よりも正答率が高くなるという結果になりました。

 

高学歴、エリート層の正答率が高いかというとそうでもなく、正答率はやはりチンパンジー以下になります。

 

なぜこのような結果になるのか。

その理由を著者はこういいます。

 

「ドラマチックすぎる世界の見方」が原因だ。

 

貧困で困っているアフリカの子どものインパクトのある映像を見ると、アフリカにはそういう子どもがあふれていると思い込んでしまいます。

 

「ドラマチックな本能はおさえるべきだ。さもなくば、ドラマチックなものを求めすぎるあまり、ありのままの世界を見ることはできない。何が正しいのかもわからないままだ。」

 

このような人間の世界の見方は10の本能(脳の機能)によるものです。

そのうち僕が注目したのは以下の5つ。

 

①ネガティブ本能:「世界はどんどん悪くなっている」という思い込み

→悪いニュースの方が広まりやすいと覚えておこう。

 

②恐怖本能:危険でないことを、恐ろしいと考えてしまう思い込み

→人はみな恐怖に包まれると判断力が鈍る。リスクを計算しよう。

 

③過大視本能:「目の前の数字がいちばん重要だ」という思い込み

→数字を比較しよう。

 

④犯人捜し本能:「誰かを責めれば物事は解決する」という思い込み

→誰かを責めても問題は解決しないと肝に銘じよう。

 

⑤焦り本能:「今すぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み

→小さな一歩を重ねよう。

 

筆者はこのような人間のものの捉え方、クセを十分理解して、「事実」に基づいて世界を正しく理解しようと主張します。

 

ファクトフルネスとは――データや事実にもとづき、世界を読み解く習慣。賢い人ほどとらわれる思い込みから解放されれば、癒され、世界を正しく見るスキルが身につく。

 

「大胆な対策を取ったらどんな副作用があるかを考えてほしい。その対策の効果が本当に証明されているかに気を付けよう。ドラマチックな対策よりも、たいていは地道な一歩に効果がある。

 

ランにもいえることだと思いました。日々のジョグを大切にしたいです。

そして、今できる一歩といえば、手洗い、3つの密を避けることですね。

 

僕のまとめより100倍よくまとまっている次の動画をぜひご覧ください。

 

www.youtube.com

 

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専門家、学歴が高い人、社会的な地位がある人も問題に正解できない、むしろそういう人ほど間違いに陥りやすいっていうのが、なんかすごくよく分かるなって思いました。

 

「自分は正しい」っていう思い込みほどやっかいなもの、迷惑なものってないですからね。

 

 

さて、この本を通じて、コロナは大したことないといいたいわけでは決してありません。

 

ただ、ここのところ、感情や空気に流される状況が続いているような気がしてなりません。

いうなれば偽善と欺瞞です。

感情や空気で政治をするなら、サルがやった方がましです。

 

感染者が増えるのは当たり前。ウイルスが日本だけ特別扱いするわけないでしょうに。重要なことは死亡率をいかに下げるかです。

 

個人的に日本はかなりよくやっている、善戦していると思います。無策にもかかわらず。デマにかんたんに乗っかる人間がどのツラさげてマスクがどうとか言ってんだか。政治より国民の劣化の方がよっぽど深刻。

 

「この調子でがんばろう!」って言うテレビ局がひとつくらいあってもいいというか、そろいもそろって同じこと言うならニュースは一局でやってもらえば十分です。

あと、感染経路不明ってパチンコか風俗だべ。この期に及んでもマスコミはスポンサーのご機嫌とり。重症化リスクが高い高齢者に対する注意喚起を見たことがありません。

  

www.newsweekjapan.jp

 

諸外国に目を向けると、スウェーデンはあの欧州にあって日常をできるだけ維持するという基本戦略をとり、小学校を休校していません。小学校のお子さんをもつご家族はどれだけ助かっているか。さすがは『ファクトフルネス』の著者ハンス・ロスリングの出身国、ファクトフルネスを実践しています。

 

www.newsweekjapan.jp

 

イギリス首相もはじめは休校措置をとらないと言っていました。集団免疫についても言及しましたが、すぐに撤回しその後首相はコロナに感染。とにかく都市封鎖したくてたまらない勢力がいるんでしょうか。

 

諸外国で政治中枢の要人がコロナにかかっている印象があります。狙われてるな。

 

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2009年の新型インフルエンザパンデミックが気になって調べているんですが、興味深いです。この時もけっこうニュースになりましたが、うっすらとしか記憶にありません。『ファクトフルネス』にもこの時のインフルエンザについて言及がありました。

 

豚インフルといわれた2009年の新型インフルエンザ。ぶひー

5月9日、日本で1人目の感染を確認。

6月11日、WHOはパンデミックフェーズ6を宣言。

7月11日、日本の患者数の累計が3000人を突破。

11月6日、国立感染症研究所は、10月26日~11月1日の5日間で国内における新たな患者数が154万人、累計の患者数が585万人に上ることを推計しました。

 

このような患者数の推計がでているので2009-2010年にインフルエンザの流行を理由に中止した大会があると思って調べたところ、分かったのは小豆島オリーブマラソンだけでした。ちなみに、2010年の東京マラソンはチリで起きた地震により津波警報がでましたが(当時のゴールは有明)、通常通り大会を行ないました。2010年と2020年の東京マラソン、どちらが危険と感じますか。

 

インフルエンザと新型コロナとは検査体制や治療体制が違うので比較するのはナンセンスですが、少なくとも2009年に医療崩壊だなんだというさわぎにはなりませんでした(いや、もちろん医療現場のみなさんは大変な思いで乗り越えられたものと思います)。

2009年のインフルエンザと今回のコロナについて述べた以下の記事における東北大押谷教授のコメントを興味のある方は読んでみてください。

 

www.kahoku.co.jp

 

押谷教授は冷静な対応を求めていると僕は捉えています。この記事は押谷教授のコメントを全文掲載していると思いますが、ほかのマスコミは意図的に切り取った情報を示しているように感じます。

 

えーっと、ここからさらに2019年のマラソン大会が実施されたことの不思議と2020年のマラソン大会が中止になった不思議、今後将来にわたる大会実施の懸念、そして大会エントリーの高すぎるリスク、感染症に対するマラソン大会実施の客観的判断基準設定の必要性、果ては自分がマラソン大会に出る意義、走る理由にまで至り、書いてて収集がつかなくなったのでやめます。

 

ーー

 

最後に、この”コロナ・ヒステリー”を世界経済システムの解体と説く人もいます。

 

僕は陰謀論が大嫌いです。

でも、2年前に仙台ハーフの帰りに電車で出くわしたチアマダムの言葉を思い出すんです。

 

減塩は製薬会社の陰謀。」

第28回仙台国際ハーフマラソンふりかえり【その3】ゴール後 

 

今頃あのチアマダムは情報に振り回されている人を横目に元気にしていると思います。こんなことを考えながら。

 

このいわばマイルドな風邪が落ち着いた後に得をするのは誰か。

 

「人権よりも人命」と唱えて管理監視社会を強化、コミュニティの分断、中小零細企業の破壊、キャッシュレス、AI、5G・・・

 

誰ひとり疑いなくその社会を受け入れた時、得をするのは誰か。

 

犠牲になるのは誰か。

 

2009年の新型インフルエンザのパンデミック宣言には、その後WHOと製薬会社の癒着を指摘する声があがりました。ワクチン接種率は伸びず、多くのワクチンが余りました。

今回のコロナでワクチンができれば、我先に副作用も何も考えずにワクチンを打ってほしいという人が病院に殺到するでしょうね。完璧な展開です。

 

大きなうねりの中にわれわれ市民は身をまかせるしかありません。

 

でも少し抗ってみたくなるのです。

 

これ以上大切なマラソン大会を奪われたくないから。あらやだドラマチック本能発動。いかんいかん。

 

www.youtube.com

 

コロナネタは今回で最後にします。

検査や医療現場の最前線で戦っている方に迷惑をかけたくない。それだけです。

 

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さくらのはなびら〜びらびらら〜♪

 

参考資料

新型コロナウイルス感染 世界マップ:日本経済新聞

東洋経済オンラインー新型コロナウイルス 国内感染の状況

日本における2009年新型インフルエンザ - Wikipedia

新型インフルエンザ国内発生とその対策ー国立感染症研究所感染症情報センター岡部信彦

False pandemics(偽りのパンデミック) | アポネットR研究会・最近の話題

日本のマスメディアが取り上げない海外インフルエンザ情報 - コラム - 先見創意の会

 

 

おしまい。