ちょびの走りっこ記録

サブ3目指して走ってます!

仙台泉ヶ岳トレイルラン2020/25kmふりかえり【その3】レース後半・総括

 

レポ最終回です。

前回まで→

【その1】スタートまで

【その2】レース前半

 

あらかじめ言っておくと残りたった5キロなのに無駄に長いです。

すみません。

 

ーー

 

第4エイドを過ぎて、コース最大の難所、かもしかコースの急登に突入します。

 

急登部分に入る手前緩やかに下りますが、ここは飛ばさないで急登に備えます。


f:id:chobi_chobi:20200927220509j:image

ここのカーブからが急登のはじまりです。

 

f:id:chobi_chobi:20200929100321j:image

 

一人抜き、二人抜き、悪くないペースですが、17キロコースのランナーと合流するところ、17キロコースのランナーは僕を抜いてガツガツのぼっていきます。なかなかそれについていくことができません。

 

ドロドロ部分はほとんどないものの、雨で滑りやすくなっているので踏ん張りがききにくいです。

 

上りつづけていると、左のふくらはぎの様子がおかしくなってきました。

 

攣りそう。。

 

なるべく左足に負担をかけないように上ります。

てか、ここで攣りそうになっちゃうのは練習不足!補給も足りてなかったのかなーと反省。

 

「攣りそうなんで遅かったら抜いてください」

後ろのランナーに無駄に攣りそうな状態アピール。

 


f:id:chobi_chobi:20200927220444j:image

上りが緩やかになりまもなく頂上。


f:id:chobi_chobi:20200927220501j:image

泉ヶ岳山頂(標高1172m)

スタートから20.7キロ。ここまで2時間57分かかりました。

 

さー、あとは4キロ下るだけ。

去年はここからグングンくだって駆け下りていきました。

そのイメージで行くぞー

 

と思った矢先、

 

左足が逝きました(攣った)。ちーん。

 

しかも攣りそうだったふくらはぎではなくて、後ろの腿の付け根。

そんなところ攣るー?みたいな。

 

あー動けん。むりむり。

前のランナーについていきたいけどむり。

 

しばらく立ち止まって落ち着くのを待って走りはじめます。

 

本格的な下りに入り、練習ではスイスイリズムよく下れるところ。しかし、今回はそうはいかんざき。

 

ひねった左足首の痛みでなかなか力がでません。

 

それでも、前のランナーを抜いてスピードをあげたところ、

 

ひねって、

すべって、

すってんころりん!

 

そして、さっきまで何とかなっていた左足ふくらはぎが逝く(攣る)。

 

「攣りました!」

 

今抜いたランナーに聞かれてもないのに攣りましたアピール。

そして、前を行ってもらいました。

 

ぎゃー動けん。。

みじめ。。

来年はもっと練習がんばろ。。

 

ちょっと時間を置いて落ち着くのを待ちます。

 

この先エントリーしている大会はなし。

当面大会に出ることはありません。

それだったら後先考える必要ないだろ。

大会で走れることがいかに貴重なことかよく分かってんだろ。

なら、出し切れよ!

こんな痛み屁でもないだろ!

 

気合いを入れ直して再び走り始めます。

 

さっきのランナーをまた抜きました(お騒がせしてすみません。)。

 

熊笹平という分岐ポイントに着きました。

 

ここからのドロドロがひどいことは今までの経験でよく分かっています。

 

覚悟の上でドロドロゾーン突入!

 

ここのドロドロ、

 

とんでもないドロドロだった!

 

どちゃぐそだった!

 

予想を遥かに超えるドロドロでした。

足をどこについていいか分からない状態。

足を着いたらそのままズルズルーっと滑っていくような状態。

 

もちろん写真なんかをとる余裕はないので、その状態をお伝えできないのがもどかしいです。

 

「ドロドロ」で画像検索して一番近いなと思ったのがこれ。

 

f:id:chobi_chobi:20200928164504j:image

千と千尋に出てくるオクサレさま。

 

どう考えても滑っていくしかないじゃんっていう。

スキーが得意な人は力を発揮できそう。

 

何ヶ所かロープが張ってあるところもありますが、このロープは罠です。

ロープに頼ろうが頼るまいが滑り落ちていくのは同じ。

僕はこの大会にはじめて参加した時ここの下りでロープに頼ったところ、そのロープが足にからまるというとんでもない目にあっています。

 

3回くらい尻もちを着いて、手も足もおけつもドロドロになりました。

ドロドロなので転んでも痛くないのが救い。

 

しかし、このドロドロゾーンそんなに長い距離ではありません。

ドロドロゾーンを抜ければ緩やかな下りになりスピードに乗って気持ちよく走れるところ。

気持ちよく駆け下りることができるため、おれってもはやルイじゃん!と超絶自分に酔えるポイント。

 

だかしかーし、

 

気持ちよく下れるはずのところも泥だらけー!

 

こんなんまともに走れるところないじゃん!

罰ゲームにも程があるわ!

 

いや、待って、前を走っているランナーは、

 

ルイ!?

 

そうだ、さっき、ルイがコースを走るって言ってた。

 

レース前、実は、僕とルイとの間でこんなやりとりがありました。

 

ルイ「もしトップにならなかったらお前がここで土下座、しかしもしトップになったら、私がここで土下座だ。

この世でいっちばん嫌いなお前を全人生を懸けて叩き潰す!

 

受けて立て!

 

ちょび「わかりました。受けて立ちましょう。だが今度こそ容赦しない。完膚なきまであなたを

 

叩き潰す!

 

ルイ「上等だ…やれるもんなら、やってみな!

 

あばよーっ!

 

ルイはちょびの退職願を破りその場を去った。

 

ルイとの負けられない戦い。

ルイに食らい付くちょび。

東京中央銀行、いや日本のトレランの未来がちょびの脚にかかっている。

 

ルイとの距離は、5メートル、3メートル、1メートル、

ちょびはルイの後ろにぴったりとついた。

 

そして、ちょびはルイを、

 

抜いたー!!

 

ふりかえるちょび。

 

このランナー、

 

なんと、

 

 

ふつうのおっさんだった。

 

 

ちょび沢直樹 完。

 

ーー

 

登山道を抜けてゲレンデに出ました。

 

よーし、ゲレンデを下ればゴールです!

 

でもすぐゴールではありません。ゲレンデ脇の礫道を走ります。

ここも気をつけないといけない危ないポイント。

 

後ろからランナーがせまってくるのがわかりました。

 

もしや、ルイ!?

 

いや、ふつうのおっさんでしょ。

 

ふつうのおっさんといえども、ここまできたからには、ふつうのおっさんの代表ともいうべき僕が、どこの誰かも知らないふつうのおっさんに負けるわけにはいきません。

ふつうのおっさん同士の戦い。

ふつうのおっさんの足音が勢いを増して近づいてきます。

 

逃げろ逃げろ逃げろー

 

追ってくるふつうのおっさん。

逃げるふつうのおっさん。

 

礫道を下り切るとゲレンデに出て少し上ります。

 

この上りを駆け上がり、ふつうのおっさんを引き離しました。

 

よし!ゴールが見えた!

 

あとは下るのみ!

 

目の前にAゼッケンの東北大生と思われるランナー!

 

若い者には負けんぞー!

 

トンペー抜いたるぞー!

 

ふつうのおっさんなめるなよー!

いや、別になめてないと思う。

 

その若造を抜くー!!

 

その直後、

 

ずっでーん!

 

ゴールを目の前にして思いっきりコケる!

 

調子に乗るとこうなる。

 

何度も転んで受け身が上手になったのか、全然痛くありません。

 

すぐ立ち上がってゴールへまっしぐら。

 

フィニッシュゲートにはヒロキの姿。

 

ヒロキー!

 

ただいまー!

 

ゴール!

 

f:id:chobi_chobi:20200928201651p:plain

f:id:chobi_chobi:20200928201709p:plain

f:id:chobi_chobi:20200928201934p:plain

f:id:chobi_chobi:20200928201954p:plain

f:id:chobi_chobi:20200928202009p:plain

 

僕のスントは出来が悪いのであくまで参考です。

実際の距離は14.8キロで、平均ペースはもっと遅いですし、気温も体感だともっと低かったです。天気が崩れると冷えますので防寒対策をしっかりと。


ーー

 

ゴールを出迎えてくれたヒロキのスマイルショットを撮りたいけど、手がドロドロでスマホを取り出せない。

 

手の泥を水で流してヒロキのもとへ。

 


f:id:chobi_chobi:20200927220418j:image

あれ?

ヒロキがいない。

さっきまでそこにいたはずのヒロキがいない!

 

ヒロキ!

ヒロキ!

ヒロキどこに行ったのよ!

さっきまでわたしの帰りを待っていてくれたじゃない!

 

ヒロキー!

ヒロキー!

 

もしやルイ?

ヒロキはルイのもとへ行ったの?

 

ヒロキ、わたしをひとりにしないでー!

 

行かないで、ヒロキー!

 

ヒー ロー キー!

 

 

♪〜

 

心ゆれる 秋になって 

涙もろいわたし 

青春は こわれもの 

愛しても傷つき 

青春は わすれもの

過ぎてから気がつく

 

ーー

 

走り終わった後、VAAMと大会ステッカーを受け取ります。

f:id:chobi_chobi:20200927220621j:image


f:id:chobi_chobi:20200927220454j:image

ステッカーってどこに貼って使えばいいものなんでしょうか。。

 

泥を流すために水道へ。


f:id:chobi_chobi:20200927220625j:image

 

順番待ちしていると聞こえてくるランナーの会話。

 

ドロドロで前転したーwww

前回り受け身とったーwww

 

みなドロドロゾーンを楽しみました。

 

泥を流して着替えて、去年もいっしょに参加したSさんとSさんのゴールを待ちます。

 

すると、ヒロキのアナウンスでルイが下りてきたとのこと。

 

え?え?どこどこ?

 

ルイ、激写!


f:id:chobi_chobi:20200927220422j:image

 

どこのコースを走っていたかは分かりませんが、ルイは多少ドロをつけつつもちょっとハイキングして帰ってきましたー、みたいなかんじで消え去っていきました。

コース上でいっしょに走れた人がうらやましいです。

あのドロドロをどうやって下ったのか気になります。

 

上田選手、大会を盛り上げてくれてありがとう!

 

その後Sさんもゴール!

 

今回はいも煮のふるまいがないので、屋台にあった牛タンマンを買って食べました。


f:id:chobi_chobi:20200927220542j:image


f:id:chobi_chobi:20200927220614j:image

 

3人で談笑して会場を後にしました。

 

会場を出る頃には雨はあがり会場に日差しが差し込んでいました。

 

f:id:chobi_chobi:20200928200414j:image

 

なお、例年ですとスパ泉ヶ岳という会場近くの温泉に寄って帰るんですが、大変残念なことに今年5月で営業終了。

泉ヶ岳の帰りといったらココ!という温泉だったので残念で仕方ありません。

誰か事業承継してくださーい。

 

ーー

 

最後に総括。

 

今回で3回目の参加になる本大会。

 

万全の対策をとって大会を開催していただいたことに感謝しかありません。

 

ウェーブスタートを採用したことで序盤の渋滞がなくなり、ストレスなく山を走ることができました。

 

また、新コース部分がとても走りやすくてよかったです。旧コースも渡渉があって楽しいですが、僕は新コースの方が好きです。

登山する方にもぜひこのコースを使っていただきたいです。

草がボーボーだったところを大会のために草刈りをしていただいたこと、本当にありがたいです。草刈り前のコースを走っているので草刈りの恩恵を心底感じています。

 

スタッフのみなさま、すばらしい大会を今年もありがとうございました!

 

ぜひ来年は全国各地のランナーに参加いただき、ドロドロ祭りを楽しんでいただければと思います。

 

泉ヶ岳は雨でドロドロになってこそ楽しめます!

 

ーー

 

【おまけ】 

 

ゴールした後ドラクエウォークを起動したら1日3万歩のバッジをゲットしました!


f:id:chobi_chobi:20200927220430p:image


f:id:chobi_chobi:20200927220512p:image

 

はじめは小さなベビースライムだったのが大きなキングスライムに成長しました。

スライムも立派に成長したことだしドラクエウォークはそろそろ卒業しないとなー

 

 

おしまいDEATH!

 

今回の大会を終えてエントリーしている大会がなくなりましたので、しばらくブログの更新をお休みしようと思います。書きたいことがあればまた書きますのでよろしくお願いします。