ちょびの走りっこ記録

サブ3目指して走ってます!

第1回グレート・トレイル in 亘理ふりかえり【その3】ゴール後&亘理町のご紹介

 

レポ最終回です。

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【その2】レース&その後 

 

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ゴールした後、計測バンドを外してもらい、飲み物などをもらいました。

 

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これは走っていた途中にあった果樹園のりんご!

こういう参加賞うれしいです。

 

それから、SさんとYちゃんが戻ってくるのを待ちます。

 

引き続き先にゴールしたランナーが拍手や声をかけてゴールするランナーを迎えます。

とてもアットホームな雰囲気です。

 

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SさんもYちゃんも笑顔でゴール。

 

3人で久しぶりにレース走れてよかったですねー、途中馬いましたねーとお話ししました。

 

とうことで、大会レポは以上なので、先に大会について総括。

 

第一回大会ということでしたが、とても安心して楽しめる大会でした。

トレランの大会特有の自己責任感がなく、トレラン初心者の方にぴったりの大会です。

 

小規模にもかかわらず、仙台大学の学生さんはじめボランティアスタッフさんが適材適所で対応されていました。

 

中学校の駐車場を利用しているので、これ以上規模を大きくするのは難しいように思いますが、この規模感がいいと思うので、このアットホームなかたちで長く続く大会になってもらえればと思います。

すばらしい大会をありがとうございました!

 

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さてさて、解散して、お腹が減ったのでまずお昼。

亘理に住んでいた時によく行っていたラーメン屋さんに行きました。


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ネギみそラーメン、もち豚餃子/らーめんせん家

senka1998.jp

ここのネギみそラーメンがすごく好きでよく家族で食べに行ってました。

ちょっとネギのテイストがかわってました。昔はもっとパンチがきいてたんですが。

 

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ここで亘理町についてちょびっとご紹介。

復興マラソンのレポでもたびたび紹介しておりますが改めて。

 

亘理町は、仙台から約30キロ南にある海沿いの町で、「東北の湘南」を自称しています(湘南に謝れ)。

鳥の海という海があって、震災前は海水浴場に多くのサーファーがやってきました。

なので、今回思いっきりトレランしてますが、圧倒的に海の町です。

海水浴場は2020年に再開の予定でしたが、コロナの影響で今年も見送られました。

 

亘理は温暖な気候で、いちご栽培がさかんです。

また、郷土料理のはらこめしが有名で、季節によっていろんな「めし」があります。この時期だとほっきめしがおすすめです。ほかに牡蠣めし、しゃこめし、あなご飯とかあります。

はらこめしが食べられるお店はこちらです。

 

www.arahama.jp

www.denen-miyagi.com

www.kai-sen.com

 

鳥の海には温泉があり、今回の大会の参加賞の入浴券で温泉に入りました。

亘理に住んでいた時は温泉好きの父とよく行っていたので、すごく久しぶりです。


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www.torinoumi.comf:id:chobi_chobi:20211206221756j:image

pH 7.8

低張性弱アルカリ性温泉

独特なお湯で、一か月放置した水槽の水みたいな色をしていて、なんかヌメヌメしています。

 

温泉に入ってさっぱりんこ。

 

温泉に入ったあとすぐ近くにある「鳥の海ふれあい市場」でカレイや海苔などお土産に買って帰りました。

burawatari.jp

 

ということで、僕のふるさと、亘理町についてかんたんに紹介させていただきました。

少し興味をもっていただけたらうれしいです。

 

ちなみに、亘理町では鳥の海マラソンっていうマラソン大会を伝統的に開催していまして、今はわたり復興マラソンと名称をかえていますが、コロナの影響で2年連続開催に至っていません。

10キロの大会ということやほかの大会もあるため、僕は参加したことがありませんが、はらこめしと豚汁のサービスがある評判のいい大会です。

 

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さて、レポとして書きたいことは以上ですが、最後にちょっと震災のことを。

 

2021年もあと1ヵ月を切りましたが、今年は震災から10年目の年だったんですよね。

昨年に続きコロナコロナとさわぐ一年で、震災から10年っていう印象がほとんど残りませんでした。

復興マラソンも中止になり、震災をふりかえることがありませんでした。

 

でも、今回亘理中学校にやってきたのが、震災の日以来だったので、自分のためにも10年目の一年が終わってしまう前に震災をふりかえるいい機会だなと思ったので少し書きたいと思います。

 

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震災の日、僕は大学院の進学を前に自宅でダラダラと過ごしていました。

自宅には僕と母の二人。ミヤネ屋を見ていたら大きな地震が発生しました。

揺れがおさまり、停電。パソコンでニュース映像を確認しました。仙台空港に押し寄せる波の映像に衝撃を受けました。

自宅は海から約3キロのところにあり、さすがにここまで波はこないと判断してそのまま自宅で過ごしました。

夜21時くらいだったか、サイレンが鳴り、防災無線で大きな波がきているので避難するようにという指示がでました。

うちまで波はこないだろうと思いつつも、平屋で車もないし、母はその時手を骨折していたので何かあったらまずいと思い避難しました。

母と二人、真っ暗な街を懐中電灯を頼りに歩いて高台の亘理中学校へ行きました。

中学校の体育館で夜が明けるのを待ちました。

ラジオから聞こえてくる聞き慣れたアナウンサーの声。

仙台市の荒浜に何十体もの遺体がうちあげられているという原稿を声をつまらせて読むことができなくなっていました。

朝になって自宅に戻りました。幸い自宅に波はきませんでした。

しばらくして父が戻り、家族全員の無事が確認できました。

 

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あの震災で僕は自分が何の役にも立たない人間だということを痛感しました。

被災地にいながら何の被害も受けていないことに罪悪感のようなものを感じたり。

自分に何ができるかを考え、今に至っています。

 

その気持ちを忘れないようにと思い、少し震災について書きました。

最近大きな地震が立て続けにおきているので、薄れていた防災意識を高めなければとも思います。

 

今回の大会で走ったコースは、みちのく潮風トレイルの一部です。

 

みちのく潮風トレイルは、2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災からの復興に資するため環境省が策定した、三陸復興国立公園の創設を核とした「グリーン復興プロジェクト」の取組みのうちの一つです。

m-tc.org

 

亘理に限らず、このコースを利用したトレランの大会がたくさん開催されて大いに盛り上がってくれたらいいなと思います。

 

震災10年の復興応援ソングもよかったら聞いてみてください。

 

www.youtube.com

 

グレート・トレイルin亘理、一年の締めくくりの大会として、とてもすばらしい大会に参加できました。

来年もこんな大会とたくさんめぐり逢えたらいいなと思います。

 

レポにお付き合いいただきありがとうございました!

 

 

おしまい。