レポ続きです。
前回→【その1】前半
ーー
9:00 ホラ貝のぶお~~んという音とともにスタート!
今日の僕の服装は、長袖ロンTの上にはてブロT。ノースフェイスの短パンとサンバイザーとシューズ(エンデュラストレイル)です。
走り始めてしばらくしてすぐ暑くなりました。長袖いらなかったかんじでした。
写真でいまいち伝わりませんが、東照宮の敷地内の紅葉がキレイ。
東照宮の敷地を出てしばらくロード。
僕は全体の中で中盤辺りからスタート。
スタートして早々、エプソンのラップ設定を1キロにするのを忘れた上に、ジオグラフィカのセットも忘れてたことに気が付く。もうスタートしちゃったからいいやーと思ってそのまま走る。走る意識がもはやないに等しい状況。
この後でてきますが、コースアウトしたランナーがけっこういてジオグラフィカなどのアプリで自分の位置を確認することは非常に重要だと再認識しました。
僕のようにレース前日に飲み過ぎて緊張感ゼロで走るのは論外で、トレランはロードと違うんだという意識をしっかりもたなくてはなりません。
ということで、累積標高などの記録がとれてない有用性が極めて低いレポ(いつもそうですけど)になっておりますのでご承知おきを。
橋を渡ります。少しひんやりした空気が気持ちよくて清々しい!
走り始めて8分、スタートから1キロ弱でトレイルに入ります。
さっそく歩いてハイキング気分。
そして、ものの2,3分でふくらはぎがパンパンに。
あ、これもーム~リ~。もともと低かった戦意、完全喪失。この先走れる気が全くしません。もはやハイキングレベル以下のスピードで進みます。
前回出た9月下旬のトレランの大会の後はロードロードしており、この大会のためにトレラン対策を何もしていなかったので、すっかりトレランの身体じゃなくなっていることを実感。てか、単純に昨日飲み過ぎただけか。。
ということで、後続ランナーにどんどん抜かれます。
いいんです。今日は予定的にもガツガツ走れるかんじじゃないと思ってたし、何より今回の目的はトレラン界のトップアスリートをこの目で見ることです。
この大会、招待選手がすごいことになっています。
大会冊子からとりました。見えにくくてすみません。
僕はトレランをはじめて日が浅く、勉強不足でよく存じ上げないランナーさんもいるんですが、それにしたってすごいメンツです。メジャーな大会でもここまでそろわないんじゃないですか。フィギュアスケートでいうと、NHK杯、いや東日本選手権ぐらいの大会にグランプリファイナルに出るレベルの選手がほとんど出てくるみたいな(例えのセンスゼロ!)
そして、スタート前にルイを拝むことができたので、今日の目的はすでに果たしました。
レースが終わった後にひょっとして接触できたりしないかなーと期待しましたが、そういうことはありませんでした。
ーー
約2キロ地点でいったん上り終了。
いい眺め~
後からコースを見直すと最初のこの上りの傾斜が1番きつく、その後の上りは戦意を喪失するような傾斜はありませんでした。
この上りが終了すると下ります。
ここの下りがヌルヌルゾーンでした。しかも急な下り。
前を進むランナーが何回か転んでいました。
僕も危ないときはありましたが、急がず焦らず進んだので転ばないで済みました。ロープも張ってありました。
今回全体を通して1回も転ばなかったので、自分的にはかなり走りやすいコースでした。
また、ヌルヌルゾーンではスタッフさんからの気を付けてーとの声掛けもありました。
今回のコースは、コースの要所要所、危険なポイントにスタッフさんがしっかりついていたので、はじめて走るコースでも安心して走ることができました。
ーー
ヌルヌルゾーンを終えて、そこから3キロ弱上り続けます。
前のランナーについていき、黙々と上ります。
たまに下りもあって、よく整えられたきれいな林道を気持ちよく走ります。
上り続けると、景色が開けてきました。
景色がすんばらしぃ~
見晴台というポイント。ここで坂を上り切りました。
見晴台から見晴らしたかんじ。
スタッフさんからこの後下りでスライドになりますとのアナウンス。
待ちに待った下り。スピードに乗ります。たのしー
前のランナーを数人次々と抜くー
しばらくすると、前からこちらに走ってくるランナーが。
道幅は2人通れるか通れないかぐらいのほぼシングルトラックなので、わーどうしようとあたふたしていると。
前からきたランナーは大瀬選手!&谷選手!
わー!本物ー!本物ー!(興奮)
大瀬さん「左側通行!」
僕は、はい!と返事して左に寄りました。
今までのトレランのレースでスライドした経験がなく、まだトレランの基本が身についていなかったので、左側通行になっていなかったことを反省。また、そのように大瀬さんが声がけしてくださったことに感謝です。
UTMF感動しました!とかホントは言いたかったけど、当然そんな状況ではありません。むしろそういう状況が、ファンないしは視聴者としてではなく、コースは違えど同じレースを走るランナーとしてすれ違えたんだと思えて感動でした。
大瀬さんにぴったりとついていた谷さん。この後、この二人は3:27:15というタイムで同時フィニッシュ。4位・5位でした。
興奮冷めやらぬ中、次に前からきたランナーは、
望月選手ー!
すげー!すげー!
山岳王とスライドしたー!
日本アルプス縦断レースの番組をちょうど見たところだったので、感動もひとしお。
望月さんのタイムは、3:32:28で6位。
さらに進むとー
吉住選手ー!
ずーみん!ずーみん!
ずーみんちっちゃい。。
男子選手と互角に戦ってる、マジでかっこいい!
立ち止まって、ずーみんに道を譲ると「すいません」て一言くれたー。
吉住さんは、3:32:46で総合7位。
さらに次はー
松本選手ー!
さわやかー!
ヒゲかっこいー!
姿勢よく颯爽と走って行ったのが印象的でした。
松本さんは、3:48:46で12位。
ーー
そんな興奮のスライドゾーンを進むと小さい滝が現れました。
川渡りポイントー!
くつ濡れるのは嫌だけど、水に足突っ込むのはばしゃばしゃして好きー
川を渡った後しばらく進むと前からランナーがきました。
そうです!
ルイです!
15kのトップ!どんだけ速いの!
トップ選手を邪魔しちゃいかんという思いが強いので足を止めると、むしろ僕よりルイの方が先に足をとめて、それでも僕が譲ろうとして、ほんの一瞬バレーボールでよくあるどっちがレシーブするんだっていうお見合い状態になりかけたところ、
ルイから
「GO!GO!」
あざーっす!と言って前を進みました!
僕、基本的に何でも譲るんです。それを優しいと誤って捉えられることもなくはないんですが、それは単に争ったりしたくないだけでただの面倒くさがり屋なんです。トレランでも後続ランナーがいたらすぐに道を譲り、道を譲られることがあっても、いや僕そんな速くないんでと言って前のランナーを抜かさないことありました。
でも、このルイの一件で、道を譲られたら気持ちよく前を譲られよう!と考えを改めました。
何でも譲ってばかりじゃ成長はありません。
今回、トップアスリートの走りから刺激をもらいました。
ルイはもちろん15k優勝。タイムは、1:51:35。
僕より1時間以上早くゴールしてます。
なお、念のため、本当に念のため、揚げ足取りと謝罪と尻拭いのクソみたいな世の中なので念のため言っておきますと、吉田類さんはこのレースに出ていません。てか、吉田類さんて酒飲んでるだけのイメージなんですが、何してる人なんですか。
ーー
その後、ロードに出ました。
しばらくして、第1エイドに到着。
なしをひとついただいた後ー
日光銘菓の「きぬの清流」をいただきました。
コロッケもいただきました。
そして、事前にチェックしていた大会案内に水ようかんがあると書いてあったので大いに期待していたのですが、ここには置いてなくて残念でした。
ドリンクコーナーには、古代甘酒なるものが(写真右)。古代米を使った甘酒ですね。
いただいてみました。
写真で伝わりませんが、もっと変な紫色をしていました。味は普通の甘酒でした。
エイドのスタッフさんとお話ししてたら(コロッケをコロッケパンにして食べたランナーがいましたーとか)、なんだかんだで4分エイドにいました。
さっき、下りでけっこう抜かしたんですが、みんな先に行っちゃった。てへ。
ーー
先を進みまーす。
引き続き下り。
ロードもありつつ。
しばらく行くと、こっちじゃないこっちじゃないと言ってけっこうな人数のランナーがコースを引き返してきました。コースを間違えたようです。
僕もその間違った方に向かって行くところだったので危なかったです。
さっきのエイドでのんびりしたことが幸いして無駄に走らなくて済みました。
引き返してきたランナーのペースが速くて、その集団の流れについていきます。川沿いの道を進みキレイな景色のところで写真を撮りたかったんですが、まわりのペースが速くて写真を撮る余裕がありませんでした。
さきほどのエイドと同じ場所に戻ってきました。往路用のエイド、復路用のエイドとに分かれています。
オレンジ、なし、たまり漬け、ブドウ糖を固めたやつ、とテーブルに並ばれた順に次々とパクパクいただきました。ここでは長居せずにすぐ走るのに戻りました。
エイドの後はしばらくロード。
自分が走っているところが微妙に撮れてるよ。
そしてまたトレイルコースへ。スライド区間なのでスライドするランナーと声をかけあいながら進みます。
僕の後ろを走っているランナーがスライドするランナーにガンガン声掛けしていて、僕の方まで元気をもらいました。生中飲みたーい!って言ってました。その気持ち超分かります。車で飲めないのが本当に悲しい。
まわりのランナーのペースが落ちてきましたが、僕はまだいけそう。何人か抜きます。
するとー、さっきの滝行ポイントー
こんなかんじでジャブジャブいきまーす。ひんやりして気持ちいいー!
そして、さっき大瀬さんらとスライドしたところを今度は上っていきます。
上り続けて見晴台に到着。
今度は下り。しばらくしてロードに出るとそのままずっとロードが続きました。
約16キロ地点、最後のエイドに到着。
大会オリジナルうまい棒が置いてありました。
下りのいいリズムに乗っていたので、ここでうまい棒食べられないなーと思ってたら、スタッフさんがお土産にどうぞと言って3種類もたせてくれました。
大会オリジナルうまい棒はこちら。
あとはずっと下り。気持ちよくスイスイ進みます。
しばらく行くと、ここから石畳です!!気を付けて!!というハイテンションな誘導スタッフさんがいて、石畳の道へ。
あとは下りだけかと思いきや階段。。
階段を少し上ったら、あとは下り。
東照宮の参道に近づいてくると観光客も増えてきて、観光客のみなさんからたくさん応援をいただきます。観光客がいるところの横を普通に走るのってなかなか貴重だと思います。
テンションあがります!
そのまま走り切って、ゴール!
やー楽しかったー
次回、ゴール後をまとめます。
つづく。