レポの続きの前に、今回の山頂コースの渋滞は本当にひどかったようで、こちらのサイトでアンケートが実施されています。
レポはレース編になりますが、こちらの動画をご覧いただくとコースの状況がよくお分かりいただけると思います。
トップ選手がスラスラ走っていくので傾斜が緩く見えますが、実際はけっこうきつい傾斜なんですよ~
それではレポ続きです。
前回まで→
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8:30、五合目コース、スターティン!
まわりのペースにあわせて走ります。
今まで写真や動画で見たコースの印象と違って、道路幅がけっこう狭いです。
混み合っているものの、全体的にそこそこペースがはやいので、流れに乗ってせっせと走ります。
500mくらい進んだところで左折。
平日にもかかわらず沿道からたくさん応援をいただきました。
1.5キロ走って、金鳥居!
富士登山競走走ってる感はんぱない!
それでまだ10分もたってないのに、暑いのとけっこう傾斜があって早くも息があがってきました。
しばらくしてまた左折。
しばらくして、右折。
右折すると景色が一変。林道区間に入ります。
スタート~浅間神社(3.0キロ)
13:41(キロペース4:33)
五合目まで、①浅間神社、②中ノ茶屋、③馬返し、④三合目、とエイドになっているので各ポイントで手動ラップをとりました。
目標は来年の山頂制覇を見越して、2時間5分以内(これより遅くなると山頂完走率が落ちます)。ちょっとはやいかもしれませんが無難なすべりだし。
林道に入ってだいぶ日差しはやわらいだものの、暑い。
そして、けっこう傾斜があります。もうしんどい。
最近涼しいところでばっか走ってたから、暑いところは走れませ~ん
富士山の応援!
この辺、応援がほとんどなかったのでうれしかったです!
すると、ぶらざーさん (id:zeroshiki0930)発見!
立派な筋肉とちょんまげですぐ分かりました。
声をかけあって先を進みます。
この区間ですでに歩き始める人もちらほら。
とにかく暑い。はやく水ほしい。
浅間神社~中の茶屋(4.2キロ)
22:49(キロペース526)
水くれー!
ウォーターウォーターウォーターウォーター!(ヘレンケラー風味)
中の茶屋を過ぎて、道路幅が狭くなり、本格的な峠走になってきました。
傾斜がきつくなりペースが落ちます。
なんとなくペースがあうランナーを見つけて、ついていくことに。
次のポイント、馬返しまでは歩かないと決めていたところ、どうやらまわりも同じことを考えているようで、みなしぶとく走り続けます。
もう少しで馬返しかなーというところで一気に傾斜がきつくなりました。
体感的には8%→15%みたいなかんじ。
それでも、馬返しまで歩かないと決めた以上歩かない!
ふぅ~やっと馬返しだー。半分終わった感覚。
中の茶屋~馬返し(3.6キロ)
24:38(キロペース6:51)
みずー!!
ウォーターウォーターウォーターウォーター!(サリバン風味)
エイドで頭に水をぶっかけてもらいました。
水分をしっかりめに補給。レモンもいただいて、ジェルで補給もして出発!
馬返し以降はトレイル区間です。
水をかぶってスマホが濡れて、写真撮るのが困難に。
トレイル区間に入ってまわりは歩き出すだろうと思っていたら、まわりけっこう走ります。
はじめはそれにあわせたもののしばらくして断念。
以降、上りは歩き、平らなところは走るようにしました。
渋滞はなく、スムーズに動いています。
まわりにおいていかれないようについていきます。
三合目手前で写真復活。
ガツガツのぼります!
三合目みえてきたー。
馬返し~三合目(1.9キロ)
22:47(キロペース11:59)
わりといいかんじにのぼれていて、このペースでこのままいけたら、けっこういいタイムになりそうかななんて思っていました。
しかし、そうはいかんざき!
富士登山競走、五合目コースといえども、そう甘くはありません。
今まで走ってきたトレイルのレースのペースより明らかに速く、脚がついていけなくなっていました。
よし!ゴールまであと2キロ!
しばらく進むと、僕の前にノースフェイスの緑のランパンのランナーを発見!
ノースの緑バージョンは珍しいのと、上も緑だったので、Ryoさん (id:oooka-ryo)で間違いないと思い声をかけました。
「すみませーん、はてブロのちょびですぅー」
Ryoさん「泊まったところ同じじゃなかったですか?」
え、マジで!
ちょびっくり!
昨日の15:00の新宿のバスからずっと行動をともにしていて、レース中に運命の出会いを果たすという感動の展開。
ちなみに、僕はジムに行ったりするときなどはてブロTを普段使いしてて、それで声かけられたりすることは一切ないので、この日も何の気なしに朝からはてTを着ておりました。そこを目撃されていたとは!目撃ドキュン!
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三合目を過ぎて、気温はだいぶ低くなりました。
気温が低くなった分、脚が動くようになったなーと思っていたところ、足場の悪いところに左足をついて無理に段差を上がろうとしました。
すると、左足のふくらはぎがプルプルーっと痙攣。
まずい!攣っちゃう!
思わずペースを落として、脚を落ち着かせました。
攣らずに済みました。
あぶないあぶない、攣って動けなくなると大きなロスになるので、脚攣りは避けなければ。
これをきっかけに、上れば上るほど、両脚が攣りそうになる感覚が強くなり、踏ん張りがきかなくなってきました。
ペースが落ちる一方、ゴールが近づくにつれて、応援が盛り上がってきました。下からランナーがぐいぐい追い上げてきます。
ついていきたい、心肺はついていける、でもこれ以上がんばったら攣っちゃう。
あー弱い。なんて弱いんだ、自分の脚。
対策が全然足りてなかった。。
さらに進んでいくと、リコーダーでwe will rock youを吹く応援がありました。
リコーダーとwe will rock youという絶妙の組み合わせ。
外国人ランナーさんがリコーダーの音色に合わせてrock you!とかえしており、ノリが最高だなーと思いました。
4合目過ぎ(?)(記憶あいまい)、見覚えのある光景が。
ランスマ見てる人しか分からないけど、ハブさんがはじめて五合目コースチャレンジした時、脚攣ったところだー!
ゴールはここから約1キロ。
まだまだおわりません!
応援とまわりの熱気が高まります!
「つまってないんだから、ぬかなきゃー!」
この女性の声掛けが、ガツンときました。
来年の山頂コースのためにもここでひるんでらんないっしょ。攻めなきゃ。
でも脚がついてかなーい。呼吸はまだいけるかんじがするから余計もどかしい。
後続ランナーにどんどん抜かれる中、一人のランナーが声をかけてくれました。
「はてブロ、がんばれ!」
ちょび「はい!つりそうです!」
「落ち着いて落ち着いて!」
そうです、こういうときこそ落ち着かなきゃ。
まわりについていくことも大事だけど、自分のペースを大事にしよう!
「2時間切れるよー」という声も聞こえてきました。
もう一息!
ロードに出ました!
ロードだったらガツガツ走れるよー!
その先のトレイルに入ると、「建物が見えたらゴールです!」の声!
建物見えた!
最後の上り、もうひと踏ん張り!
上りきった先、ゴールは目の前!
ぬ゛お゛ー!
ボー!ボー!ゴール!
(そういえば、今日の作戦はわき毛ボーボー作戦でした。)
フィニッシュタイム
1:57:11
あてにならないスントのデータ
トレイルに入ってから攻められていないのが明らか。
馬返し以降、トレイルの経験の差が出ますね。
スントのデータが正確でないので改めてタイムを整理しました。
ということで、次回レース後のできごとをまとめて終わります。
つづく