レポ続きです。
前回まで→
今回からレース編ですが、予め申し上げると長いです。無駄に。
そして、『シン・ウルトラマン』のネタバレを含むかもしれません。
ご承知おきください。
ーー
5:00 スタート
長い100キロの旅がはじまりました。
本日のコースはこちら。
磐梯山のまわりをぐるっとまわるようなコースです。
秋元湖、小野川湖、檜原湖、猪苗代湖といった磐梯山の噴火によってできた湖もめぐります。
高低図↓
100キロコースの累積標高2300mってなってるんですけど、ちょっとあやしいです。距離も足りていたのか。。
過酷なコースで有名な野辺山、飛騨高山はだいたい累積標高2000mといわれていますから、それを上回っています。ちゃんと計測した??
次にお天気チェック。
最高でも21度だとそこまで暑くないと思われるかもしれませんが、中盤、日射しが強く暑くてつらかったです。
全体を通して雨は降らなかったので、天気には恵まれました。
ーー
はい、ということで走り始めます。
スタートして早々とあるランナーに声をかけられます。
「ちょびさん?」
ちょび「あ、どーもー、お久しぶりです!いやーほんとご無沙汰ですー!」
声をかけてくださったのはOさんでした。
Oさんは、TOMSAIさん(id:TOMSAI)が発足したランニングクラブでごいっしょしたことがある福島市在住のランナーさん。
僕が仙台に転居してから全く連絡をとっていなかったので、本当に久しぶりにお目にかかりました。
いや、影の薄さに定評ある、というか影の薄さしか誇るものがない僕によくお気づきになったなと。
過去にOさんが登場した記事↓
このあと10キロ近く、Oさんとお話ししながら走りました。ペースはだいたいキロ6分半。
今回完走できた要因の一つとして、Oさんとお会いして最初とばさず少しずつ身体を慣らしたことが大きかったと思っています。
Oさんに感謝です。Oさんは途中リタイヤになってしまったんですけれども。
Oさん「ずいぶん身軽だね~」
ちょび「え?そうですか??必要なものは腰ポケットに入ってます。」
まわりを見るとみんなザックを身に着けて走っています。
ザックでないにしてもペットボトルのホルダーというんでしょうか、水分を携行できるものをもって走っています。
そこで、僕は思いました。
え?ウルトラってザック背負って走るもの??
僕は過去2回ウルトラを走っていますが、いずれもサブ10を目指して走っていたので、いかに身軽に走るかが重要でした。
そのノリで今回も走ってしまいました。
やはり練習していない人間はいかに安全に完走するかが大切なので、今回はザックを背負って走るべきでした。
教訓:タイム目指さないならザック!
ただまーこれはコースにもよりますし、判断がむずかしいところではあります。
Oさん「水は?」
ちょび「もってないですよ。そういえば、昨日の受付でマイカップ持参ってありましたけど、僕マイカップもってないんですよね。マイカップ必携品になってなかったので。必携品はヘッドライトだけですよね?」
Oさん「案内よく見たらマイカップ持参ってあったよ。」
ちょび「え、そうでしたかねー」
完走後確認しました。
マイカップは必携品ではない!任意の携行品!
いや、おめー、そういう問題じゃねーんだよ。
何回ウルトラとかトレランとか参加してんだよ。
よりにもよってこのご時世、エイドで水もらうのにマイカップ必要に決まってんだろ!
帰れ!
まーそんなこんなでOさんとお話ししながら田んぼ道をポクポク進みます。
天気はほどよい曇り具合です。
ちょび「どうしてまたウルトラ走ろうと思ったんですか?」
Oさん「40代最後の年に挑戦してみようと思って」
ステキすぎる。
Oさん「いやー、でも全然走れてなくて」
ちょび「ですよねー。僕この前の仙台ハーフ走ったのと、この前の水曜に20キロ走ってみただけで。Oさんそれより走ってますから大丈夫です。今日の目標は、第一関門でボランティアで参加してるTOMSAIさんに会えればそれで十分ってかんじです。」
帰れ!
この目標は本心で自分に完走はできないと思ってました。
ここがだいたい5キロ地点。
距離表示がありません。
この後ゴールまで距離表示は一切ありませんでした。
ウルトラの大会としてはありえないと思います。
距離表示がないとタイムを狙っているランナーは正確な距離でペースを調整することができません。
第1回大会なので、今回出てきた課題を次に活かしていただければと思います。
田んぼ道からだんだん山を走るかんじになってきました。
だいたい11キロ地点の第一エイド到着。
まずトイレ。
トイレが3基だけのため待ち時間が長い。かなりの時間をロスしました。
次に水分補給。
水のタンクからみな、ソフトフラスクやマイカップで水をもらっています。
もちろん、容赦なく紙コップは置いてません。
ちょび「あのー、マイカップもってなかったんですが。。」
スタッフさん「次のウォーターステーションでペットボトル受け取れると思うので、ここは手で。。」
ということで、
手酌。
ではでは出発。
もはや最後尾のランナーと同じぐらいの時間帯に出発しました。
さすがにのんびりしすぎだなと。
だんだん上りの傾斜がきつくなってきたころ、僕が黙々と進んでいると知らないうちにOさんは後方へ。そのままのペースで僕は行くことに(薄情者)。
山々しくなってきました。
だいたい14キロ地点のトンネル。
この辺りが上りのピーク。
トンネルの中を進みます。
トンネルを抜けると景色が開けました。
7時前、爽やかな朝というかんじです。
16キロ地点のウォーターステーション
ちょび「あのー、ペットボトルとかあるんですかねー。。」
スタッフさん「ないです。」
ということで、
手酌。
ここからは左手に秋元湖を望みながら走ります。
ただ、木が生い茂って秋元湖あまりよく見えません。
藤の花がきれいだなーと思って撮った、伝わらない一枚。
「猿にエサをあたえないで下さい」の表示。
このあと随所にこの表示がありました。
だいたい20キロ地点。
のぼってます。
22キロ地点のエイド、中津川渓谷レストハウスに到着。
おー!やった!ペットボトル!
手酌フェーズ終結。
ここで受け取ったペットボトルをマイカップ代わりにもっていきます。
わー!フードがめっちゃ充実してる!
これほんとOSJ??
OSJっていったら、エイドにバナナと水しかない、いや、直近だと水しかないことで有名(?)なのに。
これはチャーシュー入りおこわ。めちゃくちゃうまい!
ひとつひとつ包装していただいてめっちゃ手間暇かかっています。
本当にありがたいです。
それではしゅっぱーつ!
ペットボトルを手にもって走ると走りづらいので、ウィンドブレーカーのポッケに。
なかなかの走りづらさでございます。
雲が晴れて日が照ってきました。
だいたい25キロ行ったところ。このへんもキツめの上り区間。
はい、これがたぶん秋元湖!もしくは小野川湖!
くだってー のぼってー という一本道。
28キロ地点のウォーターステーション。
ペットボトルをもっているので快適にお水をいただくことができました。
ーー
そして、ここで緊急事態発生!
禍威獣ネロンガ出現!
(以下画像は、映画『シン・ウルトラマン』予告【2022年5月13日(金)公開】より静止画にて引用)
実は、僕、禍威獣特設対策室、通称「
そこに逃げ遅れる少年を発見!僕は現場から走ってその少年のもとへ!
すると、
「大気圏外から謎の飛翔体!」
「何が起こった!状況は!」
ドカーン!
突如現れた謎の巨人によってネロンガは撃退されました。
ーー
まもなく30キロ。
ここは見覚えのある風景。
はじめてのウルトラを走るために練習で走ったことがある檜原湖にやってきました。
そうそうここが熊鈴が売っていることで有名なセブンイレブン!
見覚えがある風景にテンションがあがってきました。
そして、35キロ地点へ。
第一関門の休暇村です。
ここは、65キロ部門のスタート地点でもあります。
ちょうど、65キロのスタート9:00、3分前に到着しました。
65キロのランナーに拍手で迎えられるー
やだーはずかしー見ないでーやだ見ないでーーーー見て!
35キロをちょうど4時間ですから、ここまでキロ6分51秒ペースといったところです。
第一関門の制限時間は10時、スタートから5時間なのでだいぶ余裕があります。
エイドに向かいます。
そしてここにあの人が登場!
外星人マイラ!
外星人マイラは4月に開催されたウルトラトレイルマウントフジ(UTMF)で100マイルを走破した、かなりぶっとんでるヤバめのおっさんである(=TOMSAIさん)。
マイラはエイドボランティアをしており、われわれに友好的な一面をもつため、駆除はせず放置することとした。
カメラに向かってポーズとかいいんでちゃんと仕事してください。
ここにも豊富なフードがあったので、塩飴をいただきました。
ありがとう!マイラ!
また会おう!マイラ!
エイドを出発!
マイラの村を後にしました。
では、この辺で区切ります。
つづく。
次回 メフィラス星人登場!