レポ続きです。
前回まで→
一気に最後までまとめます。毎度のことながら長くなりますがご了承ください。
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8:30 石川さんとハイタッチしてスタート!
まず、本日のコースです。
①北泉ヶ岳、②黒鼻山、③泉ヶ岳という3つの山を上り下りするコースです。
昨年僕は17kを走りました。
27kのコースは17kのコースに②黒鼻山を追加したかたちになっています。
高低図を見てお分かりいただけるとおり、このコース最大の難所はコース終盤、22キロ付近から1キロ弱続く急登です。
この急登部分はカモシカコースという上級者向け登山コース。
昨年の17kでこの急登を経験していますが、キツくて脚が攣る寸前でした。
ちょび的コース攻略法としては、この急登まで足を残しておくこと、前半とばさないことです。
そして、今回の目標は、安全第一、ケガをしない、ということで、タイムはあまりこだわらずに、先日の安達太良50kが14時間かかったのでだいたいその半分の7時間くらいでゴールできたらいいかなというところ。いや、7時間かかったらタイムオーバーじゃん。走れるところは走ってがんばんないとダメっすね。
なお、本日のコーデは、はてブロTにノースフェイスのランパン、シューズはノースのエンデュラストレイル、いつもとかわらないトレランコーデです。
スタート時、少し肌寒かったのでノースのウィンドブレーカーを着用。
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前振りが長くなりましたが、走ります。
スキー場を出てロードへ。
いってらっしゃいの応援、ありがとうございます!
ロードを埋め尽くすランナー
せっせとのぼります。
不整地に入りました。
昨年は、自分が勝負できるのはここだと思ってけっこう飛ばしたんですが今回は温存。
5キロ地点、登山道手前のエイドに到着。
水とバナナだけじゃないよー!さいこー!
ちなみ煮、各エイドの飲み物はすべて紙コップで提供してもらえるので携帯用コップの持参は不要ですが、なんか申し訳なくなってきます。
エイドに着いて、暑かったのでウィンドブレーカーを脱ぎました。
今にも雨が降り出しそうな天気でしたが、幸いゴールまで雨はふりませんでした。
エイドを出て登山道に入ります。試走に行ったときは伸び放題だった草がしっかり刈られていてありがたいです。
立ち止まりました。倒木をくぐるポイントで渋滞発生。
渋滞が発生したのはこのポイントだけでした。
ここは倒木をくぐるときに頭をぶつけやすいところなんですが、その倒木が切断されていて、とても通りやすくなっていました。
そこそこ上ったところで下界の景色が見えます。景色が楽しめるのはここぐらいなんですけど。
もう少しで頂上。
北泉ヶ岳山頂に到着!
にゅるっ
にゅるにゅるっ
山頂を過ぎて、ここから下り。
岩々しい下りが続くので、焦らず、でも自分のリズムを大事に下ります。
まわりにランナーがいないと自分のリズムで気持ちよく下れるのですが、後ろからランナーがくると焦ってリズムが崩れてしまいます。それで、後ろからランナーがきたときに尻もちついちゃいました。
てか、下りに入るや否やこれみよがしにペース上げてくる人なんなん!?そのペースで下れるならもっと前の方走ってないとおかしいだろ。上りのやる気なさすぎだろ。
今まであまり気にしてなかったんですが、上りで全然がんばらないランナーに下りで抜かされると、なんかクソって思っちゃうっていうか、上りでがんばってるのを嘲笑われている気がするんですよ(被害妄想)。まーその人のスタイルだから仕方ないですけど。
僕は下りで差をつけようとか、下りで勝負をかけようというタイプでは全くないというか、そういう走りをしたら死ぬと分かっているので、そういうランナーに煽られないようにしないとなと思いました。実際は、コイツにはぜってー負けねー、途中のロードで大差つけて抜き返してやっかんなと意地を張った自分がいましたが。。
渡渉楽しいな~
11キロ手前の第2エイド(水神エイド)に到着!
ブラックサンダーあるよー!
ブラックサンダーあるよー!!
イエーイ!
17kのコースはこのエイドから上りへ。27kは引き続き下ります。
渡渉楽しいな~
この渡渉を区切りに、黒鼻山に向かう上りです。
自然と8人くらいのパーティになって上ります。
みんな脚を温存したい気持ちが強いのか僕を含めて誰も前に出ません。
山頂が近づいてきたところでようやくばらけてきました。
先日、試走したときこの分岐を直進していました。黒鼻山の山頂は通過せず、その手前から下りに入ります。
ここの下りは岩々しくなくて下りやすいです。
15.8キロ地点の第3エイド到着。
ここでトイレへ。
このエイドも充実のラインナップ。
やきめしあるよー!
やきめしあるよー!
みなさん、やきめしご存じでしょうか。
仙台市の山奥に定義山っていう平家のおっさんが隠れてたっていう寺がありまして、仙台市民は「じょうげさん」といってよく願掛けに行くんですが、観光地化していて三角油揚げが名物です。
三角油揚げはすごく有名なんですが、やきめしっていうのも名物でして、ぶっちゃけただの味噌おにぎりなんですけど、定義山に行くと必ず食べるんですよねー。
そのやきめしがあって、感激したけど、ここまで黒糖わらびを7,8個食べて十分お腹は満たされていたのでスルーしたというお話しでございました。
エイドを出まして、しばらくフラットな砂利道。
ロードがみえてきましたー。
ロードにでましたー。
スノーシェイドに入ります。
ロード区間を終えて、林道に入ります。
最終エイドに到着。
前日ガイダンスを受けた施設がある、泉ヶ岳自然ふれあい館(スキー場やキャンプ場にもなってる)の敷地内にある古民家がエイドになっています。
最終エイド、カモシカコースの急登を乗り越えるために、しっかりめに補給。
水ようかんあるよー!
そうめんもー!
しそ巻もー!
しそ巻ご存じでしょうか。東北人にとってはメジャーなんですけど、味噌をしそで巻いたものです。
グミー!グミ族ー!
水ようかん、そうめん、しそ巻、グミと、ひととおりいただきました。
そして、エイドをしゅっぱーつ。
この右手にトイレがありました。
登山道に入ります。
かもしかコースの急登に入る前に、フラットで走りやすい道もありますが、とばさないとばさない。
お待たせしました。お待たせし過ぎたのかもしれません。
21.7キロ地点からコース最大の難所、カモシカコースの急登のはじまりです。
ここを上るために脚は残してきました。
これまでの上りで積極的に前に出ることはありませんでしたが、ここから積極的に行きます。
積極的にいくといっても、ガツガツ上るわけではなく、とにかく立ち止まらないっていうだけなんですけど。
一度立ち止まると、再度上り出すのが非常につらくなります。
手袋を装着して、手も使いながら上ります。
やはり立ち止まってしまうランナー多数。そんなランナーを次々パスしていきます。
ひとりだけめちゃくちゃゼエハア言ってますが、脚は動きます。
よいしょっ、よいしょっ、よいしょーっといったところで、
泉ヶ岳山頂到着!
難所を乗り越えたぞー
山頂に着いたランナー、かなりダメージを受けている様子。
ここまできたらあと4キロ下るだけ。
休まずすぐに下りに向かいます。
あとは、ゴールまでおさえる必要なし。
一気に行くよー!
ひゃっほーい!
「すみませーん、後ろから失礼しまーす、すみませーん、すみま、すみま、ありが、すみま、せーん」
下りが気持ちいいのなんのって。
小刻みにいくところ、ピョンピョン跳ねるところ、すべてがはまる、この快感。
そして、去年ロープが足にからまって難儀した、ドロドロゾーンへ。雨が降っていないのもあって、思ったよりドロドロしてない!
ここはあわてずゆっくり行きます。
ロープが張ってありますが、ロープは時として罠になります。
僕の目の前で、ロープに頼ったにもかかわらず、ずるっとすべってしまうランナー。
僕はロープを使わなくても大丈夫そうなところはロープを使わずに下りました。
でも、すべりそうでこわい。
僕はこういう時、思わず声が出てしまいます。
「あー!おっ!やー!あー!こわい!いやー!あ~ん!」
1人だけ盛り上がってるヘンなおじさん。
山道を抜けてゲレンデに出ました!
ゴールはもう少し。途中砂利道を通り、そこを抜けると、ゲレンデを少し逆走して上ります。去年はそこで完全に歩いてしまいましたが、今回はその逆走して上る部分もスローペースながら走れます。
逆走部分を抜ければ、フィニッシュゲートはもうすぐそこ!
ダーっと下って、
ゴール!
ひろきー!
ゴール直後のごほうび、石川さんと握手。
ひろきにはじまり、ひろきにおわる。いとをかし。
石川さん、すばらしい大会、ありがとうごさいました!
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あてにならないスントのデータです。
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走り終わったあと、フィニッシャータオルとVAAMをもらいます。
そして、いも煮のふるまい。
割りばしのクオリティが高い!
先日のゲレンデ逆走と安達太良でごいっしょしたランナーさん、その知り合いランナーさんといっしょにいも煮を食べながら、レースを振り返りました。
しばらくすると雨が降ってきました。
雨の中、最後の一人までゴールで出迎えをする石川さん。すてき。
帰る頃にはすっかり雨模様。
会場から車で10分ほど下ったところにある、スパ泉ヶ岳でひとっ風呂。
帰宅後駅前に向かい、一関ハーフで見事自己ベストを更新したけんちゃんさんとさし飲み!
かんぱーい!
でんでん太鼓で店員さんを呼ぶシステム。フラミーをよぶかんじですね。
けんちゃんさん、走ることにもブログにもとても真摯に向き合われていて、いろいろお話しさせていただいて本当に楽しかったです。
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とうことで、さいごにこの大会についてまとめ。
去年参加したときより、駐車場の誘導がしっかりしていたところやコースの整備など、とても行き届いた運営だと思いました。
石川さんはもちろんのこと、大会を支えるスタッフさんの尽力に感謝です。
自分の走りに関しては、安達太良50kの経験が自分にとってすさまじく、今回のコースはエイドが充実しているのもあり、とても走りやすかったです。無事ケガなく完走できたのは自分が走っている間、天気が大きく崩れなかったのも幸いでした。
すごくいい大会っていうか実家からとにかく近いので、今後も可能な限り参加する予定です。
次のトレイルは、11月10日の日光マウンテンランニング40k。これまた昨年17kに参加してすごくよかったのでとても楽しみです。
なお、今後の予定は、10月13日に復興、10月27日に盛岡のフルを控えています。
9月は安達太良と泉ヶ岳で充実したトレランの経験を積めたので、トレランモードからロードモードに切り替えて、10月のフルに臨みます!
おしま石川さんの愛犬はティアちゃんとカルナちゃん!