レポ最終回です。
前回まで→
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ゴールした直後、呼吸を整えて前へ進んでいきます。
山頂はたくさんのランナーであふれ大盛り上がりです。
すごい。ビール売ってます。
ビールで乾杯するランナーもいます。
ゴールした後飲み物を配布してくれる大会は多いですが富士登山競走はありません。自分で山頂価格(500円)の飲み物を買う必要があります。下山中給水はありません。下山後(五合目)アミノバイタルの配布と給水があります。
山小屋へ。
山頂まで完走できたら必ず食べようと思っていたカップ麺を注文。
山頂価格の1000円です。
ほかにうどんやカレーもあります。
注文するとお湯を入れてできあがった状態でもってきてくれます。
スタッフさんがとても丁寧に案内してくれました。
試走の時は宿泊者以外は出て行けと締め出されましたけれども。
カップ麺は、山小屋の中で食べるもよし、山小屋の外で食べるもよし。外が混み合っているので僕は中で。
麺リフト♡
これ食べるとき、まだ全身が小刻みにちょっと痙攣するような状態でした。
食べ終わってだいぶ身体が落ち着きました。
山頂で写真を撮ってもらっていると、ゴール地点の撤去作業が手早く行われています。
写真を撮る人で列をなしていることから、スタッフが五合目から出るバスは14:30が最終だから早く下山しろと促します。午後から天気崩れるとも。
ということで、
12:09、下山開始。
下山の途中でスマホの充電が尽きました。
八合目の山小屋、江戸屋で分岐があるので注意してください。
スタッフが立って案内しているので迷う可能性は低いですが、山頂で救護班の会話に下山道を間違えたという連絡が入っているのが聞こえてきました。
かくいう自分も試走の時に下山道を思いっきり間違いました。
もちろん試走のときに案内スタッフはいません。
気づいた時、僕は静岡県にいました。。
試走、いろいろたいへんでした。。
13:32 緑色の袋の受取り地点に到着。スマホ復活。
山頂からの下山は多少のんびりでも1時間半みておけば大丈夫です。
計測チップの回収。
下山を終えたシューズの状態。
ソール。ターサージャパンの耐久すごくないですか。
イボイボは死んでも大きな損傷がありません。
下山中、シューズのソールがボロボロになっている人がけっこういました。
ナイキの厚底系は上りの時点でボロボロになっているものも目にしました。
いくらレース序盤のロードが勝負といっても厚底系で走るのはないと思います。
シューズがボロボロになる人はたぶんシューズのサイズが合っていないんじゃないでしょうか。
あと靴ひもがしっかり結べていないか。
トレランではほんとにしっかり靴ひもを結んでシューズと足を一体化させないとたいへんなことになりますから。グネりますから。下りでその重要性が分かります。
スタッフさんから最終バスは14:00にでると声がけがあります。
あれ?14:30じゃなかったの?
ここからバス乗り場までまだ1キロぐらいけっこう距離があります。
急ぎ足でバス乗り場へ。
山頂でのんびりしていると最終バスに間に合わなくなる可能性がありますから、早めに下山することをおすすめします。
うま~
アールビーズの車両。
ナンバー、3776!富士山の高さ!
うま~
14:48 バスに乗ります。
14:25 前日受付の会場に到着。
ここでヘルメットの返却。
流れに身を任せて進んでいきます。
この建物内にトイレと更衣室があります。
速報記録が掲示されていました。
優勝は近江選手。2:42:24。
異次元過ぎて意味が分からない。
この先の記録も掲示されていて、制限時間内に完走した男子最後のランナーは643番手でした(4:29:59)。今年の正確な完走率はまだ分かりませんが、50%を切るのは間違いないと思います。
気になってしまったので男子643番手、真のギリギリランナーの記録を確認してみました。
馬返し〜五合目の遅れを五合目以降挽回したことが分かります。
五合目以降、僕より全然はやいというか、僕、五合目以降が驚くほど遅いです。とくに八合目から山頂までの僕の遅さは群を抜いています(36分かかりました)。八合目の関門を通過して完全に気が抜けたんですね。足とめてないんですけどねー。よく間に合ったなー。
このことからすると、五合目関門をクリアできなかったランナーでも五合目以降山頂まで上り切る力のある人は多数いるはずです。
馬返しから五合目までの渋滞にはまって本来の実力を発揮できずに終わってしまうのはとてももったいないことだと思います。
ですから馬返しを少しでも早いタイムで通過することが重要であることをしつこく強調いたします。
さてさて、700円分のクーポン券を使ってお食事。
ビールと肉。ビールがうまい!うますぎる!
富士吉田うどんとほうとうは売り切れ。
荷物を受け取ります。だいぶ最後の方になりました。
下界は暑いです。
男子更衣室へ。
うっ
あっつ。くっさ。きたなっ。
暑いのと臭いのは仕方ないですが、せめて砂は外で落とすべきでは。
こういうことがあるからイベント会場が道の駅からこっちになったのかな??
下山後のイベント会場は昨年、道の駅でした。
イベント会場は昨年の道の駅の方がよかったです。
そこだと飲食店やお土産屋さんが充実していたので。
やっぱり山梨にきた以上は果物を自宅に発送したいじゃないですかー。
今年の会場だとそれができませんでした。
会場のブースをくまなく見たわけではないのでなんともいえませんが、果物のようなお土産を買えるブースはなかったはずです。
富士山駅行きのバスに乗ります。
発車時刻は決められておらず、ある程度人が乗ったら出発していました。
富士山駅に到着。
さー、あとはお土産を買って帰りましょ。
くだもの、くだもの~♪
くだものがない!!
信玄餅や黒玉で妥協するか、いや、ここまできて果物なしには帰れない。
観光案内所に尋ねてみると一番近くて富士急ハイランドの近くにある直売所との回答。
確かに昨日、その直売所の前を通った。てか、そこしかねーのかよー
僕の前にいた観光客の方は今営業しているうどん屋を尋ねていました。回答は駅ビルの地下(フードコート)以外ない、でした。
帰り道とは反対方向の富士急ハイランドの近くにある直売所に行って、桃を発送してもらい帰路につきました。
富士山駅近くのくだもの屋というビジネスチャンスあり。あと15時過ぎでもやってるうどん屋。
翌日には自宅に桃が届きました。
山梨の桃はうまい!
ウロウロした甲斐がありました。お世話になった整骨院の先生にも喜んでいただけました。
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ということで、アマゾン川のごとく話があちこち蛇行してしまいました。締めになります。
富士登山競走は伝統的な大会とあって富士吉田市をあげて盛り上げていただきました。
たくさんの方に応援をいただき本当に励みになりました。
大会を開催していただいたことに心から感謝いたします。
ありがとうございました!
登山客のみなさんも多大な迷惑をおかけしているにもかかわらず道を譲っていただいたり、声援を送っていただいたり、ありがとうございました!
前日受付ありの平日開催、参加費も山頂コースとなると1万9000円。
地方からの参加は非常にハードルが高いです。
しかし、唯一無二の大会です。
0合目から富士山山頂まで一気に上り切る。狂ってます。
軽装登山や弾丸登山が問題視されている昨今、いったい何を考えているのでしょうか。
われわれは悪い例です。
そして、僕はそんな狂ったやつらが大好きです。
山頂コースの権利は3年間。
権利が切れる前にまた挑戦するかどうか。
もっとあそこはこうできたんじゃないかあーできたんじゃないかとか、沸々とあがってきます。
いつかまた挑戦してみたいかもなー。
富士山が大好きなので。
長〜いレポ、最後までお付き合いいただきありがとうございました!
次回、富士登山競走攻略編をあげる予定です。
おしまい。