ちょびの走りっこ記録

ランニングの練習記録です。

第2回復興祈念駅伝「南相馬から浪江へ」ふりかえり(その1)

 

3月31日(土)、第2回復興祈念駅伝に参加してまいりました。今回はじめての参加です。

 

今回の駅伝がどういうものだったか、まず、この駅伝が取り上げられた地方紙のネットニュース記事をご紹介します。

 

www.minyu-net.com

  南相馬市東京電力福島第1原発事故による避難指示が帰還困難区域を除いて昨年3月末に解除された浪江町を1本のたすきでつなぐ南相馬市"避難解除"復興祈念駅伝が31日、南相馬市鹿島区から浪江町までの31.7キロコースで行われた。ランナーやスタッフなど約80人が参加し、復興が進む両市町の現状を実感していた。


 駅伝は2017(平成29)年3月に初開催された際、南相馬市鹿島区のJR常磐線鹿島駅から同市小高区のJR小高駅まで19キロのコースを3区に分けて行われた。南相馬市とともに浪江町にも明るさと気力を届けようと今回は同町まで距離を伸ばし、4区に分けてたすきをつないだ。


 参加ランナーは南相馬市鹿島区のみちのく鹿島球場を出発、浪江町役場に隣接する仮設商業共同施設「まち・なみ・まるしぇ」を目指し、力走を繰り広げた。スポーツジャーナリストの増田明美さんがゲストランナーとして参加し、参加者たちと交流した。


 県内出身の司法書士仲間に声を掛けられ、参加した司法書士の男性(62)=東京都=は「初めて相双地方を訪れた。復興が進んでいるところ、進んでいないところを肌で感じた。来年以降ももっと多くの仲間に声を掛け参加したい」と話した。駅伝を主催した南相馬市のランニング任意団体「チームM4」のメンバーで、実行委員を務める同市立総合病院医師の小鷹昌明さん(50)は「来年以降も開催したい」と多くの参加を喜んだ。

 

ニュース記事を全文引用しましたが、これでも説明が不十分と思われます。

 

どんな駅伝かご理解いただくために要項を。

 

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参加費1000円!!

別紙に当日の留意点が以下のとおり記載されていました。

 

1 本タスキリレーは、タイムを記録したり順位を争う駅伝ではありません。4区間を皆で力を合わせてタスキをつなぎ、完走を目指す祈念駅伝です。したがいまして、速い方は時々、後方のランナーとペースを揃えるなど、なるべく走者間の距離が開かないようご協力をお願いいたします。

 

(中略)

 

6 タスキの受け渡し方式は、「4人で1チームを作って」というやり方ではなく、「ランナーに順番だけを割り振っておき、前区間の走者が到着したら、その順番でタスキを受け取る」という方法で行います。

区間や順番の割り付けは、主催者側にご一任ください(アンケートにて、希望を承ります)。

 

集団で走る駅伝ということです。みんなでタスキをつなげようというのがこの駅伝の趣旨です。

まったりのんびり、でもけっこうな運動量で楽しく走ってきました。最近走っていなかった僕にはぴったりでした。

もちろんランネット等に情報があがっているようなイベントではなく、クラブメンバーのIさんにお誘いいただき、2週間前に主催者の小鷹さんに直接メールしてエントリーしました。

ちなみに、僕は距離が1番長い4区を希望しました。

あと、当日の留意点に「順番を割り振って」と書かれていますが、特にそのような割り振りはなく、なんとなく近くにいる人にタスキを渡すかんじでした。

こういうゆるさが、たまらなくいいんですね~。

 

ーー

 

では当日をふりかえります。

 

8:55 会場の権現堂集会所着。

 

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さくらが美しく咲いています。

 

Iさんは7:20に会場に1番乗り(主催者も誰もいない状況)だったそうです。

かたや僕はスタート地点と集合場所を間違えてギリギリの到着。

 

受付で参加費1000円を支払い、ゼッケンを受け取り、自分の担当区間を教えてもらいます。希望通り4区でした。

そしてIさんと合流。Iさんも4区でした。

 

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9:00すぎ 小鷹さんからコース等の説明。

 

お話しによると、自分の担当する区間を走った後も走りたかったら走っていいよとのこと。タスキさえつなげてもらえれば走りたいように走ってかまわんよとのことでした。

スタート地点に行くバスとそれ以外の中継所に向かうバスは違うから気をつけるように、1区を走る人はマイクロバスなのでよろしくです、とのこと。

なるへそーと話しを聞き終わり、トイレを済ませました。すると、

 

Iさん「1区から走りましょう」

 

ぺ (・∀・)

 

 

ちょび「1区からって30キロですよー、そもそもそういうふうに走れるんですかねー?」(僕最近全然走ってなくてそんな長距離走るつもりじゃなかったし、給水のこと考えると何も準備してないから無理じゃないですかー。スタート地点に行くバスはマイクロバスだからランナーの人数限られてますってー。Iさん若すぎるわー。どんだけ走るの好きなんだか。。1区からゴールまで走ろうなんて人いないでしょ。。)

 

ーー

 

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マイクロバスに揺られること約40分、スタート地点のみちのく鹿島球場に到着。

気づいたらマイクロバスの方に乗っちゃってた☆てへ★

 

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わー!増田明美さんだー!本物だよー!

増田さんちっちゃい~

その横にいらっしゃるのは、作家の柳美里さん。

 

みなさんご存知でしたー?

増田明美さんのご主人は柳美里さんの秘書をされていた方なんですってー。そんな縁もあって、増田さんご夫妻と柳さんはとても仲良し。

 

そして、今回はじめて知ったんですが柳美里さんは、福島の復興に対してアツい思いをもっていらっしゃって、昨年南相馬に移住されて、南相馬の小高で書店を開業するそうです。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

超昔の話しですが、柳美里さんがオールナイトニッポンのパーソナリティを1度だけ担当した回を聞いたことがありました。ひたすらFAX番号を繰り返していたことをよく覚えています。

 

主催者の小鷹さんと柳さん、そして柳さんと増田さんとのつながりから、増田さんが今回の駅伝にゲストとして参加いただくに至ったとのことでした。

 

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柳さん、増田さん、小鷹さんからスタートにあたって一言いただきます。

 

小鷹さんから今回の駅伝のスタート地点をこの球場にした思いをお話しいただきました。

 

震災の日、この球場に避難して多くの方が津波に襲われました。

 

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震災後、球場の周辺には風車が設置されました。

復興の歩みを感じてもらえる場所として、この球場をスタート地点にされたとのことでした。

 

ーー

 

ということで、スタートしましょう。

 

10:30 スタート!

 

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写真だと分かりづらいんですが、柳さんがホイッスルを吹いてスタートです!

 

さあ、結局1区から4区までぶっ通しで走ることになったちょび(もはや駅伝ではない)、明美と繰り広げられた桜舞う春のアバンチュールの行方は如何に、次回「Iさん、スイカが大嫌い発言でまさかの病院送り!?編」乞うご期待!(しないでください。)

 

 

つづく。