ちょびの走りっこ記録

サブ3目指して走ってます!

第35回富里スイカロードレースふりかえり【その2】レース編

 

レポ続きです。

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第35回富里スイカロードレースふりかえり【その1】スタートまで - ちょびの走りっこ記録

 

 

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9:40スタートに合わせて、スタート地点に向かいます。

 

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スタート地点の横がセブンイレブンで、そこにはしっかりトイレがあります。

 

蒸し暑くなるのが心配でしたが、運がいいことに雨が降ったりやんだりの曇りの天気で、気温は20℃前後。この時期にしてはかなり走りやすい天気です。イカ日和ではありませんが。

 

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スタート位置は、30分台、40分台、45分台・・という自分のタイムにあわせて整列する、田舎の大会に多い、ランナーの良心に全てを委ねるパターン。

 

僕は40分台プラカードの前のところ(30分台の整列ゾーンの最後尾)でスタートを待ってたんですが、上の写真を撮ったのがスタート15分前。

スタート位置のポジション取りが重要と思っていた僕は、これでも遅いと思ってスタート地点に向かったものの、ほとんどランナーいねーでやんの。

10分前になっても全然集まってきません。

 

え、何、みんなしてファンランなの?え、もしかして入賞レベルでもなんでもないのにガチランするとかって意味わかんないみたいな空気?

 

30分台の整列ゾーンがやたら広く確保されていて(そんなに30分台のランナーがいるわけない)、律儀にその最後方でスタートを待っていましたが、その整列ゾーンが広いもんだからよく分かってないランナーが、スタート5分前になって続々と入ってくる状況。

 

さすがにこれじゃスタートロスが大きくなってしまうと思い、僕も前の方へ行きました。

まわりには、も~ぜったい40分切れるようなタイムじゃないでしょーっていうランナー多数。

 

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ということでスタート直前。

 

今回スマホをもって走りました。写真を撮る余裕があれば写真を撮るつもりでしたが余裕は全くありませんでした。

ということで、ここから先はゴールまで写真なしです。

 

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9:40 スタート!バンバン!キックオフ!

 

案の上、まわり遅い!キロ5ペース。

40分切りを達成するためには1秒も無駄にできないのにー。キー!

うまくスピードに乗れない!

ハーフだったら許せるけど、10キロだとそうはいかんざき!

イライラの絶頂!

 

ただ、500メートルも走らないうちにバラけました。

 

よくない、よくない、イライラのせいで頭で無駄にエネルギーを使った気がします。何カリカリしてるんだか。楽しく行こうぜー。

とみちゃんの笑顔を思い出して気を取り直します。

 

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とみちゃん実写版

 

はい、落ち着いたー。

 

この大会の楽しい雰囲気は好きですが、最低限のルールはまもってほしいな。入賞レベルのガチランかファンランか二極化している印象がありますが、この日のために1秒でもタイムを縮めようっていう思いで練習を積んできているランナーが一部いるってことを分かって、ちゃんと整列してほしいな。

そんなちょびの思いを込めて歌います。

 

 

オヨネーズで「麦畑」

 

 

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コース上に麦畑はありませんが、スタート・フィニッシュ地点の周辺以外、この曲のごとく畑ばっかりでした。

福島とかの地方大会のコースの風景とほとんどかわらないんですよね。

 

ということで今回のコースがこちら。

 

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高低図!

 

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ポイントは1キロ過ぎのアップダウンと給スイカ所を過ぎた直後の急な上り坂。体力が消耗した残り1キロというところで待ち構えている上り坂がこのコース最大の難所です。

 

ということで最初の1キロは、3:59

出だしでイライラしましたが、ちょうどよくまとめられました。

 

このコース、1キロ毎に距離の表示があります。

そして、エイドはほぼ1キロ毎にあるようなかんじで、猛暑にも対応できるようにしっかり準備されてました。さすがです。

 

1キロを過ぎて下りがあるので、次の1~2キロのラップは少し早めの、3:50

 

ランナーは完全にばらけて走りにくさは全くない状態です。道が狭くなるところがあると事前に情報を得ていましたが、狭いところがどこかも分からないくらい道の狭さを感じることはありませんでした。

 

2キロを過ぎて今度は上り。序盤なので大した上りにはかんじませんでした。2~3キロが、3:58

 

3キロを過ぎてかなり息が切れてきました。直近の練習で10キロ走った時の感覚と明らかに違います。

やはり40分切りはきびしいか。とにかくいけるところまでキロ4で行こうと足を進めます。

 

3~4キロが、3:58

 

最初のアップダウンの後は、フラットな道が続くものだと思っていましたが、ほんのーり微妙に勾配があるんですよね。

 

僕はトレミで走ることが多く、外で走るときも普段の練習コースが超フラットなので、ちょっとでも勾配があると気になってしまいます。

 

4~5キロ、3:55

 

ここまでいいかんじにきましたが、もうかなりしんどいです。

5キロ過ぎてからキロ4ペースの維持が一気にきつくなってきました。

それまでペースがしっくりくる女性ランナーについていっていましたが、ついていけなくなりました。

 

5~6キロ、4:00

 

ペースがしっくりくる別の女性ランナーと抜きつ抜かれつの引っ張り合いの展開に。たまたまペースがあうのが女性ランナーだったっていうだけですから。たまたまですから、たまたま。

 

6~7キロ、4:02

 

とうとうキロ4を維持できなくなりました。てか、はてブロTが重い。今回もいつものように水色はてブロTで走ったんですが、スポンジで頭を冷やしたり、シャワーを通過してたら、日差しや風が全然ないのもあって、どんどんTシャツが重くなってくるんです。

ノースリだったら走りやすいのかなーって思ったり。。

でもこれで40分切れたからやっぱりノースリじゃなくてもいいのかなーって思ったり。。

 

あと、この辺だったと思うんですが、なんか臭いなーと気になり始め、横で走ってる男性ランナーがゲボ吐いた直後にでも走ってるんじゃないかと疑うくらい何かが臭かったですが、気づいたらサイロの匂いでした。

まさか千葉にきてサイロ臭い道を走るとは思ってもみませんでした。ここホントに市?町とか村じゃなくて市なの?って思いました。

 

7~8キロ、4:00

 

キロ4を維持できなくなったら、給スイカでスイカを楽しむことに切り替えようと思っていましたが、あと2キロというところまで何とかきました。

 

もうダメだーと思いながら走ってきましたが、40分切りが十分見えてきました。給スイカをスルーすることを決意。

 

そして9キロ手前、給スイカ所がやってきました。

走る人は左へ、給スイカに行く人は右へという看板。

 

僕の前方を行くランナーはみな左へ進みます。僕も左へ。

 

あれ?1人かな、給スイカに行ってるランナーがいます。スイカのヘルメットをかぶったランナーで、大会を楽しむ気持ちと脚力の両方を備えたランナー。

 

そういうものにわたしはなりたい。

 

給スイカを横目に、コースの目玉をスルーするなんてやっぱり愚かなんじゃないかと思いつつも、ゴールした後いっぱいスイカ食べてやるんだからな!ぜったい40分切ってやるー!と気合いを入れ直しました。

 

8~9キロ、3:59

 

後から確認すると正確ではありませんが、この時点で35:45。のこり4分15秒。

給スイカ所を過ぎて、ラスボス的坂に入ります。

 

始めはそうでもないかなーと思い走り進めると、どんどん傾斜が急になってきます。

きっつ!

抜きつ抜かれつ走っていた女性ランナーが僕の前に出ました。

ついていけません。

一気に落ちるペース。時計に目をやるとキロ4後半、もはやキロ5になりそうなところ。

うわー、ダメだ、おわった。残りの力でこのアディショナルタイムを挽回するなんて無理ー。本田を投入して流れを変える以外に勝ち目はありません。

横を走るランナーから「ぐわぁー!」と声がもれ、それにつられ僕も「あ゛-」と声が出ました。

 

坂を上り切りました。しかし、もう足が残っていません。足があがってくれません。心肺も限界。これでもかってくらいアゴがあがりまくります。

 

思うように走れない、でも前半の貯金で何とかなるかもしれない、それを信じて走ります。

交差点を曲がって、フィニッシュゲートがある中学校まで約400メートルの直線。沿道は応援で盛り上がっています!

 

ここで、沿道にいたボランティアらしきおっさんが、ここが40分を切れるかどうかのところだ、みたいなことを言っていて、走るのに必死ではっきり声が聞き取れなかったんですが、とにかくこのおっさんの一声でちょびの中の本田を投入!

本田とは同じ昭和61年生まれ、同じ寅年なんだぞ!がおー(=’ェ’=)

スピードが出るフォアフット着地を意識します!

上り坂でついていけなくなった女性ランナーをとらえて抜きました。

がんばれ、ちょびジャパン!!

非常に苦しい展開ですが、サロマ100キロに挑戦しているランナーを思えば、その10分の1だぞ!そんなの屁でもないだろーが!

 

直線道路を右に曲がり中学校へ。

ゴールは目の前!ラストスパート!

中学校の校庭、泥と濡れた芝生で超走りにくい!滑りそうになるんですけど!

 

フィニッシュゲート横のタイムの表示で39分50秒台が出ていました。

やった!間に合う!

最後の力を振り絞って、ゴール!ゴール!ゴール!ゴ―――――ル!

本田のコーナーキックから鮮やかなヘディングシュートが決まりました!

 

 

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コースに向かって一礼。ありがとうございました!

 

結果、

 

39:52

 

40分間の死闘を制しました!

満足いく結果を残すことができました!

ちょびジャパン、歴史的勝利です!

 

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試合後のコメント

 「昔からの夢がかなったのでうれしい。立ち上がり、他のランナーも緊張感があると思っていた。1点目というか前半は、真司さんというか女性ランナーが前を走ってくれたので、僕はそれにあわせるだけだった。2点目のセットプレーというか後半は練習の締めにキロ4で1キロ走ることを続けてきて、その通りの形が出せたし、びあーさんのレポが参考になり、アザゼルさんとのエール交換、沿道の応援やボランティアの支えがあってできたことなので、みんなの力。夢だったので最高ですし、今後はトレランのレースが控えているので切り替えて頑張りたい。」

決勝ゴールの大迫「昔からの夢がかなってうれしい」 試合後コメント集:W杯速報ニュース:2018 FIFAワールドカップ(W杯)ロシア大会:中日新聞(CHUNICHI Web)

 

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さー、給スイカ所をスルーした分、いっぱいスイカを食べに行くぞー!

 

 

つづく。(次回、ゴールの後の出来事)