昨日御霊櫃峠を走った後のつづきです。
峠走編→
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走り終わった後、帰って自宅のシャワーで汗を流そうとも考えたんですが、車を駐車していた高篠山公園のすぐ近くに温泉の看板がありました。
気になったんですが、看板にかなり年季が入っていたのと、聞いたことがない温泉だったので、実際に行くのはためらわれました。現在、営業しているかどうかも分かりません。
ただ、外は29℃。走り終わって汗だくだったので、できれば早く汗を流してサッパリしたいところです。
とりあえず、どんなところか外見だけ見て、営業しているかどうかだけ確認してみることにしました。
民家じゃん。
営業中の表示はちゃんと出ています。
ただ、全く人気がありません。
駐車スペースと思われるところに僕の車の他に2台車がとまってるんですが、実際中に入るにはかなり勇気がいる佇まい。
ごれいびつ荘っていう名前も「御霊櫃」をひらがなにしてる分、心霊感は薄らいではいるものの、入るのにためらってしまう理由かも。
しかし、汗を流したい気持ちが上回りました。
遠出して走るときはタオルなども持って移動するので、温泉に入る準備は問題ありません。
覚悟を決めて中へ!
中はいたって普通の温泉の受付でした。
自販機とかアイスの冷蔵庫とか、ちょっとした休憩用のテーブル席があり、奥には広めの休憩室。
奥から受付の方が出てきて、入浴料500円を払います。階段を下りた先に浴室があると案内いただきました。
アトピーによく効く温泉のようです。
「お試し下さい。」の「試」を間違えちゃったみたいですね。だんだん剥がれてきているのが心配です。
脱衣所へ。ちゃんとドライヤー1台ありました。
もちろん、温泉に入りに来ているのは僕1人だけです。
いざ、浴室へ。
※許可をいただいて撮影・掲載しています。
内湯のみで、3人も入ればいっぱいになるくらいのこじんまりとした浴槽。
洗い場は3つ。
石鹸とリンスインシャンプー、完備。
ボディソープはありません。
浴室内は、しっかりと年季が入っています。しっかりと。
潔癖な方は躊躇してしまうかもしれませんが、そういう人はそもそも来ないところだと思います。
お湯は、熱すぎず、ぬるすぎず、ちょうどいい湯加減です。
そして、鉱物系の香りがしっかりする、温泉に入ってるなと実感できるお湯です。
最近、中性の泉質が続き、久しくこういう温泉に入っていなかったのもあり、温泉らしい温泉に入れて感激。
そして、湯口から出てくる湯量が多いのもいいですね。(高級ぶってちょろちょろーと小便以下の勢いでしかお湯が出てない温泉にこそ不衛生感を感じる)
窓の外を覗いてみました。
渓流じゃん!
外観からは全く想像がつかない、なかなかのロケーション。
露天風呂はないものの、それに近い解放感を得られました。
しばらく温泉につかって峠走の疲れをゆっくり落とすことができました。
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温泉からあがって分析表チェック。
いつもただ何となく載せてるだけなんですが、最近、ペーハーのことが少しずつ分かってきました。
この温泉のペーハーは、9.0。アルカリ性のお湯です。
【pHと液性の分類】
10以上:強アルカリ性
8.5〜10未満アルカリ性
7.5〜8.5未満:弱アルカリ性
6〜7.5未満:中性
3〜6未満:弱酸性
2〜3未満:酸性
2未満:強酸性
アルカリ性の温泉は、お湯がいわば石鹸のようなものなので美肌効果があります。
酸性の温泉は、殺菌効果があり、皮膚の角質を溶かしてくれます。
ここの温泉は、これまで行った温泉の中でも数値が高めで、しっかりアルカリ性なので、アトピーに効くお湯というのは頷けるところです。
廊下の壁にアトピーがよくなりました、という温泉利用者の手紙が貼ってありました。
受付の方にお礼を言って、温泉を後にしました。
施設には温泉のほかに釣り堀もありました。釣り堀で釣りができるかどうかは謎です。
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こちらの温泉、「郡山 温泉」で検索しても出てこないような、なかなか穴場の温泉でした。
かなり年季が入っていましたが、温泉としては間違いありません。(僕の語彙力のなさから「年季が入っている」という表現ばかりですみません。察してください。)
今回、ホームページもない、あまり知られていない温泉を取り上げたので、いつもより力を入れてご紹介してみました。
御霊櫃温泉 ごれいびつ荘北の湯
郡山市逢瀬町多田野草倉沢4
TEL 024-957-2487
営業時間 9:00~20:00
定休日 水曜日
入浴料 500円
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今回の記事を書いていて思ったんですが、ほかのブロガーさんに比べて、僕けっこう温泉に入ってる気がしてきました。
一方、僕のブログってランに関するギア?とかトレーニング法などの有益な情報が全然ない。。
あらやだ、走ることより温泉の方が好き?
温泉ブログという生き方もあるのかもしれない。。
おしまい。