9月3日の安達太良トレイルのレポ続きです。
前回→【その1】結果&ダイジェスト
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9月2日(土)大会前日
安達太良スキー場で前日受付。
17時受付終了のところ17時に到着しました。
参加賞この中から選べって去年もこのサンバイザーだったじゃん。
まじでいらないんですけど。
福島駅前のホテルに宿泊。
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9月3日(日)大会当日
4:00 起床
4:20 ホテルを出発。
途中、セブンイレブンでわらび餅風ラムネゼリーを購入!
4:35 安達太良スキー場の駐車場に到着
ささっとトイレを済ませて整列へ。
ほぼ最後尾です。
5:00 スタート!
いつもの渋滞するゾーン
TOMSAIさんに遭遇。
全然前のランナーを抜こうとしないTOMSAIさん。
はしごを上ろうとするTOMSAIさん。
ちくび部分にきましたー。
6:13 安達太良山山頂到着。
ここから下り。
ここからの下りが思ったより下りやすくてびっくりしました。
ドロドロヌルヌル、ヌルヌルズィーベン(ドイツ語で007)がほとんどなくて感激でした。
7:51 11キロ地点の第一エイド。
ここまで順調なんですがここから先汗が冷えたせいか、お花摘み地獄。
お花を摘みに摘みまくり、もはや身体がいかれてました。
お花摘みのロスタイムがはんぱなくもう無理かもと半分あきらめモードに。
9:25 船明神山山頂到着。
ここから下り。
まだまだ前半なのに足が攣り始めました。これはまずい。
10:22 第一関門到着。
ここの関門は12:00までに通過しなければならないので余裕ではあるんですが、身体にもう余裕がありません。
しっかり食べて水分もとって出発です。
ここから胎内岩を目指すんですが、あの急な斜面を上れるきがしません。
第一関門を出発。
沼尻。今年もすばらしい景観です。
しかし、脚が限界。
上りで脚が攣りまくり、上りで脚があがりません。
しかし、マタニティしなければ。
毎年、マタニティだけはやってるので。マタニティせずには帰れません。
ということで、なんとかやってきました。
うまれて!
飛び出て!
マタニティー!!
いやいや、ムリだって。
ここかがみながら踏ん張って通らないといけないんですが、もう身体の踏ん張りが一切ききません。
マタニティーの後、少し開けたところで完全に座り込んでしまいました。
と、そこに試走で知り合ったMさんがやってきました。
ちょび「脚が攣りまくってもう動けないですw」
Mさん「それじゃこれ使ってみてください。」
Mさんはザックから『コムレケア』を取り出して僕にわたしてくれたのです。
Mさんの貴重なコムレケアをいただくわけにはいかないと言ったんですが、どうぞと言ってめぐんでくれました。
それからMさんは先へと行きました。
立ち上がりとぼとぼと歩きだします。
避難小屋。この辺りは平坦なんですがやがて上りに入ります。
すると、あれ??上れる!!
さっきまで踏ん張りが一切きかなくなっていた脚が動きます!
コムレケアー!!!!!!!
復活です。
もちろん脚がぐんぐん動くのとは程遠い状態ですが、何とか進んでいくことができます。
12:49 箕輪山山頂
ここにこの後もう1回やってきます。
下りへ。
舗装路に出てもうすぐ第2関門。
13:37 第2関門到着。
14時までに通過しなければならないところ、もう無理かもと思いましたが間に合いました。
しかし、もうヘロヘロです。
僕より一足早く、毎年ごいっしょしているNさんが関門で休んでいました。
Nさんとこの先行くかどうか、行ったら地獄しかないなどと話して、ここでやめるかどうか考えました。
次の関門まで約8キロ。
コースで一番きついと言われているというか、実際マジできつい箕輪山の上りがあります。
塩沢スキー場の関門を17:30までに通過しなければなりません。
いや、ムリだろ。。さすがに、この身体で行けるはずがない。。
でもな、、
去年、一昨年と関門が通過できなくてリタイヤ。
3度目の正直と思って臨んだ今回の大会。
試走には2回行きました。
試走に付き合ってくれたQさんにアドバイスをもらいシューズも新調しました。
富士登山競走も完走できず、安達太良も完走できなくてどうするんだ。
ちょっとでも身体が動く以上、関門が通過できた以上、前に行かないという選択肢はありません。
いや待って、ほんとにいいのか、まわりに迷惑かけちゃダメだよ。
ほんと、よく考えて!
13:52 第2関門を出発しました。
ここからはマジで地獄でした。
次々と後ろから抜かされる状態。
そして、箕輪山の急勾配へ。
1歩進んでは休み、1歩進んでは休みをくりかえします。
14:33 ニセの山頂。
ここからが延々と続く、しかも上りにくい山道。
14:47 箕輪山山頂に到着。
あまりにも疲れ果てて座り込みました。
これじゃ、もう間に合わないな。。
迷惑かけないようにちゃんと下って帰ろう。。
そう思っていたところ、立哨さんから思いがけない一言。
「間に合いますからがんばってくださーい。」
え!?間に合うの!?
それほどランナーを鼓舞するような語気ではないものの、その一言で僕は覚醒しました。
しかも、この立哨さんがサロマでごいっしょしたことがあって、一方的に僕が存じ上げている方という。
次の関門を通過できればゴールの制限時間まで何とか間に合うコース設計になっています。
次の関門が通過できれば完走できたも同然なのです。
完走の可能性が見えた瞬間、一気に気持ちが奮い立ちました。
しっかり食べて水分をとって、下りに突入!
上りは脚に力を入れなければいけませんが、下りは重力にしたがって身体をあずけるだけです。
この先、自分で言うのもなんですが神がかっていました。
いけいけいけー!とグングンくだります。
この日のトレイルの状態がよかったこともあいまってスピードに乗っていきます。
あと1キロくらいで関門というところで3人で集団走しているグループがいました。
走る様子がなくてあえて歩いていたので、間に合いますか?と聞いたところ、このペースでいけば次の関門は間に合うということだったので、いっしょにグループ走というかグループ歩きをしました。
もう、完走だけを考えたスタイルです。
そのグループの中のお一方がYouTubeで動画配信をしている方だと後から分かりました。
スマホの充電がきれてこの先写真がありませんが、その方の動画をみれば状況がお分かりいただけると思います。
www.youtube.com
ということで、17:13、塩尻到着!
関門に間に合いました!
いやー、もうほんとこの瞬間が本当にうれしかったです。
しっかり休んでゴールに向けて出発。
20時までにゴールしなければなりませんが大丈夫でしょう。
ここから先崖とか危険なところは多いものの急騰というほどではありません。
てくてくてくてく、上りは抜かされますがゆっくり歩き続けます。
辺りは真っ暗に。足元に注意します。
上り続けてくろがね小屋まで来たら下りです。
ゴールまでの馬車道の下り。
出し切るつもりで走ります。
19時47分、ゴール!
14:47:59
はー、やりきったー
先にゴールしたTOMSAIさん、Nさんとパシャリ。
TOMSAIさんはUTMFより過酷って言ってました。
コース途中でコムレケアを譲ってくださったMさんも無事ゴールされていて、感謝しても感謝しきれないとお伝えしました。
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というわけで、ログをのせようと思ったら手元にストンさんがないので後日アップできればと思います。
コムレケアや「間に合う」と一言。いろんな方に助けられてゴールすることができました。
大会にかかわったみなさん、ありがとうございました!
おしまい。